定義 |
説明 |
Array(arg) -> Array
|
引数を配列(Array)に変換した結果を返します。
|
Complex(r, i = 0) -> Complex Complex(s) -> Complex
|
実部が r、虚部が i である Complex クラスのオブジェクトを生成します。
|
Float(arg) -> Float
|
引数を浮動小数点数(Float)に変換した結果を返します。
|
Hash(arg) -> Hash
|
引数 arg で指定したオブジェクトを to_hash メソッドを呼び出す事で
Hash オブジェクトに変換します。nil か [] を指定した場合は空の
Hash オブジェクトを返します。
|
Integer(arg, base = 0) -> Integer
|
引数を整数
(Fixnum,Bignum)
に変換した結果を返します。
|
Rational(x, y = 1) -> Rational
|
引数を有理数(Rational)に変換した結果を返します。
|
String(arg) -> String
|
引数を文字列(String)に変換した結果を返します。
|
__callee__ -> Symbol | nil
|
現在のメソッド名を返します。メソッドの外で呼ばれると nil を返します。
|
__dir__ -> String | nil
|
現在のソースファイル(__FILE__)のあるディレクトリ名を正規化された絶対パスで返します。シンボリックリンクも解決されます。また、__FILE__ が nil
の場合は nil を返します。
|
__method__ -> Symbol | nil
|
現在のメソッド名を返します。メソッドの外で呼ばれると nil を返します。
|
`command` -> String
|
command を外部コマンドとして実行し、その標準出力を文字列として返します。このメソッドは `command` の形式で呼ばれます。
|
abort -> () abort(message) -> ()
|
Ruby プログラムをエラーメッセージ付きで終了します。終了ステータスは 1 固定です。
|
at_exit { ... } -> Proc
|
与えられたブロックをインタプリタ終了時に実行します。
|
autoload(const_name, feature) -> nil
|
定数 const_name を最初に参照した時に feature を
Kernel.#require するように設定します。
|
autoload?(const_name) -> String | nil
|
const_name が Kernel.#autoload 設定されているか調べます。
|
binding -> Binding
|
変数・メソッドなどの環境情報を含んだ Binding オブジェクトを生成して返します。通常、Kernel.#eval の第二引数として使います。
|
block_given? -> bool iterator? -> bool
|
メソッドにブロックが与えられていれば真を返します。
|
caller(start = 1) -> [String] | nil caller(start, length) -> [String] | nil caller(range) -> [String] | nil
|
start 段上の呼び出し元の情報を $@
の形式のバックトレース(文字列の配列)として返します。
|
caller_locations(start = 1, length = nil) -> [Thread::Backtrace::Location] | nil caller_locations(range) -> [Thread::Backtrace::Location] | nil
|
現在のフレームを Thread::Backtrace::Location の配列で返します。引数で指定した値が範囲外の場合は nil を返します。
|
catch {|tag| .... } -> object catch(tag) {|tag| .... } -> object
|
Kernel.#throwとの組み合わせで大域脱出を行います。 catch はブロックを実行します。
|
chomp(rs = $/) -> String
|
$_.chomp とほぼ同じですが、置換が発生したときは、$_の内容を置き換える点が異なります。コマンドラインオプションで -p または -n を指定した時のみ定義されます。
|
chop -> String
|
$_.chop とほぼ同じですが、置換が発生したときは、$_の内容を置き換える点が異なります。コマンドラインオプションで -p または -n を指定した時のみ定義されます。
|
eval(expr) -> object eval(expr, bind, fname = "(eval)", lineno = 1) -> object
|
文字列 expr を Ruby プログラムとして評価してその結果を返します。第2引数に
Binding オブジェクトを与えた場合、そのオブジェクトを生成したコンテキストで文字列を評価します。
|
exec(command, options={}) -> () exec(env, command, options={}) -> ()
|
引数で指定されたコマンドを実行します。
|
exec(program, *args, options={}) -> () exec(env, program, *args, options={}) -> ()
|
引数で指定されたコマンドを実行します。
|
exit(status = true) -> ()
|
Rubyプログラムの実行を終了します。status として整数が与えられた場合、その値を Ruby コマンドの終了ステータスとします。デフォルトの終了ステータスは 0(正常終了)です。
|
exit!(status = false) -> ()
|
Rubyプログラムの実行を即座に終了します。
status として整数が与えられた場合、その値を Ruby コマンドの終了ステータスとします。デフォルトの終了ステータスは 1 です。
|
raise -> () fail -> () raise(message, cause: $!) -> () fail(message, cause: $!) -> () raise(error_type, message = nil, backtrace = caller(0), cause: $!) -> () fail(error_type, message = nil, backtrace = caller(0), cause: $!) -> ()
|
例外を発生させます。発生した例外は変数 $! に格納されます。また例外が発生した時のスタックトレースは変数 $@ に格納されます。発生した例外は rescue 節で捕捉できます。
|
fork -> Integer | nil fork { ... } -> Integer | nil
|
fork(2) システムコールを使ってプロセスの複製を作ります。親プロセスでは子プロセスのプロセスIDを、子プロセスでは
nil を返します。ブロックを指定して呼び出した場合には、生成した子プロセスでブロックを評価します。
|
sprintf(format, *arg) -> String format(format, *arg) -> String
|
format 文字列を C 言語の sprintf と同じように解釈し、引数をフォーマットした文字列を返します。
|
gets(rs = $/) -> String | nil
|
ARGFから一行読み込んで、それを返します。行の区切りは引数 rs で指定した文字列になります。
|
global_variables -> [Symbol]
|
プログラム中で定義されているグローバル変数(`$'で始まる変数)名の配列を返します。
|
gsub(pattern, replace) -> String gsub(pattern) {|matched| ... } -> String gsub(pattern) -> Enumerator
|
$_.gsub とほぼ同じですが、置換が発生したときは、$_の内容を置き換える点が異なります。コマンドラインオプションで -p または -n を指定した時のみ定義されます。
|
proc { ... } -> Proc lambda { ... } -> Proc proc -> Proc lambda -> Proc
|
与えられたブロックから手続きオブジェクト (Proc のインスタンス)
を生成して返します。Proc.new に近い働きをします。
|
load(file, priv = false) -> true
|
Ruby プログラム file をロードして実行します。再ロード可能です。
|
local_variables -> [Symbol]
|
現在のスコープで定義されているローカル変数名の配列を返します。
|
loop -> Enumerator loop { ... } -> object | nil
|
(中断されない限り)永遠にブロックの評価を繰り返します。ブロックが指定されなければ、代わりに Enumerator を返します。
|
open(file, mode_enc = "r", perm = 0666) -> IO open(file, mode_enc = "r", perm = 0666) {|io| ... } -> object
|
file をオープンして、IO(Fileを含む)クラスのインスタンスを返します。
|
open(name, mode = 'r', perm = nil, options = {}) -> StringIO | Tempfile | IO open(name, mode = 'r', perm = nil, options = {}) {|ouri| ...} -> object
|
name が http:// や ftp:// で始まっている文字列なら URI のリソースを取得した上で StringIO オブジェクトまたは Tempfile オブジェクトとして返します。返されるオブジェクトは OpenURI::Meta モジュールで extend されています。
|
open-uri |
p(*arg) -> object | Array
|
引数を人間に読みやすい形に整形して改行と順番に標準出力 $stdout に出力します。主にデバッグに使用します。
|
print(*arg) -> nil
|
引数を順に標準出力 $stdout に出力します。引数が与えられない時には変数
$_ の値を出力します。
|
printf(format, *arg) -> nil printf(port, format, *arg) -> nil
|
C 言語の printf と同じように、format に従い引数を文字列に変換して port に出力します。
|
putc(ch) -> object
|
文字 ch を 標準出力 $stdout に出力します。
|
puts(*arg) -> nil
|
引数と改行を順番に 標準出力 $stdout に出力します。引数がなければ改行のみを出力します。
|
rand(max = 0) -> Integer | Float rand(range) -> Integer | Float | nil
|
擬似乱数を発生させます。
|
readline(rs = $/) -> String
|
ARGFから一行読み込んで、それを返します。行の区切りは引数 rs で指定した文字列になります。
|
readlines(rs = $/) -> [String]
|
ARGFを Kernel.#gets(rs) でEOFまで読み込んで、その各行を要素としてもつ配列を返します。行の区切りは引数 rs で指定した文字列になります。
|
require(feature) -> bool
|
Ruby ライブラリ feature をロードします。拡張子補完を行い、同じファイルの複数回ロードはしません。
|
require_relative(relative_feature) -> bool
|
現在のファイルからの相対パスで require します。
|
select(reads, writes = [], excepts = [], timeout = nil) -> [[IO]] | nil
|
IO.select と同じです。
|
set_trace_func(proc) -> Proc
|
Ruby インタプリタのイベントをトレースする Proc オブジェクトとして指定された proc を登録します。 nil を指定するとトレースがオフになります。
|
sleep -> Integer sleep(sec) -> Integer
|
sec 秒だけプログラムの実行を停止します。
|
spawn(command, options={}) -> Integer spawn(env, command, options={}) -> Integer
|
引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。
|
spawn(program, *args) -> Integer spawn(env, program, *args, options={}) -> Integer
|
引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。
|
srand -> Integer srand(seed) -> Integer
|
Kernel.#rand や Random.rand で使用される擬似乱数生成器の種を設定し、古い種を返します。
|
sub(pattern, replace) -> String sub(pattern) {|matched| ... } -> String
|
$_.sub とほぼ同じですが、置換が発生したときは、$_の内容を置き換える点が異なります。コマンドラインオプションで -p または -n を指定した時のみ定義されます。
|
syscall(num, *arg) -> Integer
|
numで指定された番号のシステムコールを実行します。第2引数以降をシステムコールの引数として渡します。
|
system(command, options={}) -> bool | nil system(env, command, options={}) -> bool | nil
|
引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。
|
system(program, *args, options={}) -> bool | nil system(env, program, *args, options={}) -> bool | nil
|
引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。
|
test(cmd, file) -> bool | Time | Integer | nil
|
単体のファイルでファイルテストを行います。
|
test(cmd, file1, file2) -> bool
|
2ファイル間のファイルテストを行います。
|
throw(tag, value = nil) -> ()
|
Kernel.#catchとの組み合わせで大域脱出を行います。 throw
は同じ tag を指定した catch のブロックの終わりまでジャンプします。
|
trace_var(varname, hook) -> nil trace_var(varname) {|new_val| .... } -> nil trace_var(varname, hook) -> [String|Proc]
|
グローバル変数 varname への代入のフックを登録します。
|
trap(signal, command) -> String | Proc | nil trap(signal) { ... } -> String | Proc | nil
|
signal で指定された割り込みにたいするハンドラとして
command を登録します。Signal.#trapと同じです。
|
untrace_var(varname, hook = nil) -> [String|Proc]
|
グローバル変数 varname に関連付けられたフックを解除します。
|
warn(*message) -> nil
|
message を 標準エラー出力 $stderr に出力します。 $VERBOSE
フラグ が nil のときは何も出力しません。
|
定義 |
説明 |
ライブラリ |
$ARGV -> [String]
|
$* の別名
|
English |
BigDecimal(s) -> BigDecimal BigDecimal(s, n) -> BigDecimal
|
引数で指定した値を表す BigDecimal オブジェクトを生成します。
|
bigdecimal |
$CFLAGS -> String
|
拡張ライブラリをコンパイルするときの C コンパイラのオプションや、ヘッダファイルのディレクトリを指定する文字列です。
|
mkmf |
$CHILD_STATUS -> Process::Status | nil
|
$? の別名
|
English |
CONFIG -> Hash
|
RbConfig::MAKEFILE_CONFIG と同じです。
|
mkmf |
$DEFAULT_INPUT -> IO
|
$< の別名
|
English |
$DEFAULT_OUTPUT -> IO
|
$> の別名
|
English |
DelegateClass(superclass) -> object
|
クラス superclass のインスタンスへメソッドを委譲するクラスを定義し、そのクラスを返します。
|
delegate |
Digest(name) -> object
|
"MD5"や"SHA1"などのダイジェストを示す文字列 name を指定し、対応するダイジェストのクラスを取得します。
|
digest |
$ERROR_INFO -> Exception | nil
|
$! の別名
|
English |
$ERROR_POSITION -> [String] | nil
|
$@ の別名
|
English |
$FS -> String | nil $FIELD_SEPARATOR -> String | nil
|
$; の別名
|
English |
$IGNORECASE -> bool
|
過去との互換性のために残されていますが、もはや何の意味もありません。
|
English |
$INPUT_LINE_NUMBER -> Integer $NR -> Integer
|
$. の別名
|
English |
$RS -> String | nil $INPUT_RECORD_SEPARATOR -> String | nil
|
$/ の別名
|
English |
JSON(object, options = {}) -> object
|
第一引数に与えられたオブジェクトの種類によって Ruby のオブジェクトか JSON 形式の文字列を返します。
|
json |
$LAST_MATCH_INFO -> MatchData | nil
|
$~ の別名
|
English |
$LAST_PAREN_MATCH -> String | nil
|
$+ の別名
|
English |
$LAST_READ_LINE -> String | nil
|
$_ の別名
|
English |
$LDFLAGS -> String
|
拡張ライブラリをリンクするときのリンカのオプション、ライブラリファイルのディレクトリを指定する文字列です。
|
mkmf |
$MATCH -> String | nil
|
$& の別名
|
English |
$OFS -> String | nil $OUTPUT_FIELD_SEPARATOR -> String | nil
|
$, の別名
|
English |
$ORS -> String | nil $OUTPUT_RECORD_SEPARATOR -> String | nil
|
$\ の別名
|
English |
$PID -> Integer $PROCESS_ID -> Integer
|
$$ の別名
|
English |
$POSTMATCH -> String | nil
|
$' の別名
|
English |
$PREMATCH -> String | nil
|
$` の別名
|
English |
Pathname(path) -> Pathname
|
文字列 path を元に Pathname オブジェクトを生成します。
|
pathname |
URI(uri_str) -> object
|
与えられた URI から該当する URI::Generic のサブクラスのインスタンスを生成して返します。scheme が指定されていない場合は、URI::Generic オブジェクトを返します。
|
uri |
$archdir -> String
|
マシン固有のライブラリを置くディレクトリです。通常は "/usr/local/lib/ruby/バージョン/arch" です。
|
mkmf |
arg_config(config, default) { ... } -> object | String | true | nil
|
configure オプション --config の値を返します。
|
mkmf |
callcc {|cont| .... } -> object
|
継続を作成します。 Continuation を参照してください。
|
continuation |
cc_command(opt = "") -> String
|
実際にコンパイルする際に使用するコマンドを返します。
|
mkmf |
check_signedness(type, headers = nil, opts = nil) -> "signed" | "unsigned" | nil check_signedness(type, headers = nil, opts = nil) { ... } -> "signed" | "unsigned" | nil
|
Returns the signedness of the given +type+. You may optionally
specify additional +headers+ to search in for the +type+.
If the +type+ is found and is a numeric type, a macro is passed as a
preprocessor constant to the compiler using the +type+ name, in
uppercase, prepended with 'SIGNEDNESS_OF_', followed by the +type+
name, followed by '=X' where 'X' is positive integer if the +type+ is
unsigned, or negative integer if the +type+ is signed.
For example, if size_t is defined as unsigned, then
check_signedness('size_t') would returned +1 and the
SIGNEDNESS_OF_SIZE_T=+1 preprocessor macro would be passed to the
compiler, and SIGNEDNESS_OF_INT=-1 if check_signedness('int') is
done.
|
mkmf |
check_sizeof(type, headers = nil) -> Integer | nil check_sizeof(type, headers = nil) { ... } -> Integer | nil
|
与えられた型のサイズを返します。
|
mkmf |
chmod -> ()
|
ファイルのアクセス権を変更します。
|
un |
convertible_int(type, headers = nil, opts = nil) convertible_int(type, headers = nil, opts = nil) { ... }
|
Returns the convertible integer type of the given +type+. You may
optionally specify additional +headers+ to search in for the +type+.
_Convertible_ means actually same type, or typedefed from same type.
If the +type+ is a integer type and _convertible_ type is found,
following macros are passed as preprocessor constants to the
compiler using the +type+ name, in uppercase.
* 'TYPEOF_', followed by the +type+ name, followed by '=X' where 'X'
is the found _convertible_ type name. * 'TYP2NUM' and 'NUM2TYP,
where 'TYP' is the +type+ name in uppercase with replacing '_t'
suffix with 'T', followed by '=X' where 'X' is the macro name to
convert +type+ to +Integer+ object, and vice versa.
For example, if foobar_t is defined as unsigned long, then
convertible_int("foobar_t") would return "unsigned long", and define
macros:
#define TYPEOF_FOOBAR_T unsigned long
#define FOOBART2NUM ULONG2NUM
#define NUM2FOOBART NUM2ULONG
|
mkmf |
cp -> ()
|
ファイルやディレクトリをコピーします。
|
un |
cpp_command(outfile, opt = "") -> String
|
実際にプリプロセッサを実行する際に使用するコマンドを返します。
|
mkmf |
create_header(header = "extconf.h") -> String
|
Kernel#have_func, Kernel#have_header などの検査結果を元に、ヘッダファイルを生成します。
|
mkmf |
create_makefile(target, srcprefix = nil) -> true
|
@todo
|
mkmf |
create_tmpsrc(src) -> String
|
与えられた C プログラムのソースコードを一時ファイルに出力して与えられたソースコードを返します。
|
mkmf |
$defs -> [String]
|
拡張ライブラリをコンパイルするときのマクロ定義を指定する配列です。
|
mkmf |
depend_rules(depend) -> Array
|
ファイルの依存関係の書かれた depend ファイルの内容を処理します。
|
mkmf |
desc(description) -> String
|
直後の Rake タスクの説明を登録します。
|
rake |
dir_config(target, idefault = nil, ldefault = nil) -> [String, String]
|
configure オプション
--with-TARGET-dir,
--with-TARGET-include,
--with-TARGET-lib
をユーザが extconf.rb に指定できるようにします。
|
mkmf |
directory(dir) -> ()
|
与えられたディレクトリを作成するタスクを定義します。
|
rake |
dummy_makefile(srcdir) -> String
|
ダミーの Makefile を作成します。
|
mkmf |
egrep_cpp(pattern, src, opt = "") -> bool egrep_cpp(pattern, src, opt = "") { ... } -> bool
|
C プログラムのソースコード src をプリプロセスし、その結果が正規表現 pattern にマッチするかどうかを判定します。
|
mkmf |
enable_config(config, default) -> bool | String enable_config(config, default) {|config, default| ... } -> bool | String
|
configure のオプションを検査します。
|
mkmf |
file(*args) { ... } -> Rake::FileTask
|
ファイルタスクを定義します。
|
rake |
file_create(*args) { ... } -> Rake::FileCreationTask
|
ファイルを作成するタスクを定義します。
|
rake |
find_executable(bin, path = nil) -> String | nil
|
パス path から実行ファイル bin を探します。
|
mkmf |
find_header(header, *paths) -> bool
|
与えられた paths から header を検索し、見つかった場合は真を返します。そうでない場合は偽を返します。
|
mkmf |
find_library(lib, func, *paths) -> bool find_library(lib, func, *paths) { ... } -> bool
|
関数 func が定義されたライブラリ lib を探します。
|
mkmf |
find_type(type, opt, *headers) -> Array find_type(type, opt, *headers) { ... } -> Array
|
静的な型 type がシステムに存在するかどうか検査します。
|
mkmf |
gem(gem_name, *version_requirements) -> bool
|
$LOAD_PATH に Ruby Gem を追加します。
|
rubygems |
have_devel? -> bool
|
開発環境がインストールされているかどうか検査するために何もしない実行ファイルを作成しようと試みます。成功した場合は、真を返します。失敗した場合は、偽を返します。
|
mkmf |
have_framework(framework) -> bool have_framework(framework) { ... } -> bool
|
フレームワーク framework がシステムに存在するかどうか検査します。
|
mkmf |
have_func(func, headers = nil) -> bool have_func(func, headers = nil) { ... } -> bool
|
関数 func がシステムに存在するかどうかを検査します。
|
mkmf |
have_header(header, preheaders = nil) -> bool have_header(header, preheaders = nil) { ... } -> bool
|
ヘッダファイル header がシステムに存在するかどうか検査します。
|
mkmf |
have_library(lib, func = nil, headers = nil) -> bool have_library(lib, func = nil, headers = nil) { ... } -> bool
|
ライブラリ lib がシステムに存在し、関数 func が定義されているかどうかをチェックします。チェックが成功すれば $libs に lib を追加し true を返します。チェックが失敗したら false を返します。
|
mkmf |
have_macro(macro, headers = nil, opt = "") -> bool have_macro(macro, headers = nil, opt = "") { ... } -> bool
|
与えられた macro が共通のヘッダファイルか headers に定義されている場合は真を返します。そうでない場合は偽を返します。
|
mkmf |
have_struct_member(type, member, headers = nil) -> bool have_struct_member(type, member, headers = nil) { ... } -> bool
|
member というメンバを持つ構造体 type がシステムに存在するかどうか検査します。
|
mkmf |
have_type(type, headers = nil, opt = "") -> bool have_type(type, headers = nil, opt = "") { ... } -> bool
|
静的な型 type がシステムに存在するかどうか検査します。
|
mkmf |
have_var(var, headers = nil) -> bool have_var(var, headers = nil) { ... } -> bool
|
変数 var がシステムに存在するかどうか検査します。
|
mkmf |
$hdrdir -> String
|
Ruby のヘッダファイル ruby.h が存在するディレクトリです。通常は $archdir と同じで、"/usr/local/lib/ruby/バージョン/arch" です。
|
mkmf |
help -> ()
|
ヘルプメッセージを表示します。
|
un |
httpd -> ()
|
WEBrick HTTP server を起動します。
|
un |
import(*filenames)
|
分割された Rakefile をインポートします。
|
rake |
install -> ()
|
ファイルをコピーし、その属性を設定します。
|
un |
install_files(mfile, ifiles, map = nil, srcprefix = nil) -> []
|
このメソッドは create_makefile, install_rb が使用します。内部用のメソッドです。
|
mkmf |
install_rb(mfile, dest, srcdir = nil) -> Array
|
このメソッドは create_makefile が使用します。内部用のメソッドです。
|
mkmf |
j(*objects) -> nil
|
与えられたオブジェクトを JSON 形式の文字列で標準出力に一行で出力します。
|
json |
jj(*objects) -> nil
|
与えられたオブジェクトを JSON 形式の文字列で標準出力に人間に読みやすく整形して出力します。
|
json |
$libdir -> String
|
Ruby のライブラリを置くディレクトリです。通常は "/usr/local/lib/ruby/バージョン" です。
|
mkmf |
libpathflag(libpath = $DEFLIBPATH|$LIBPATH) -> String
|
与えられた libpath を -L 付きの文字列に変換して返します。
|
mkmf |
$libs -> String
|
拡張ライブラリをリンクするときに一緒にリンクされるライブラリを指定する文字列です。
|
mkmf |
link_command(ldflags, opt = "", libpath = $DEFLIBPATH|$LIBPATH) -> String
|
実際にリンクする際に使用するコマンドを返します。
|
mkmf |
ln -> ()
|
ファイルへのリンクを作成します。
|
un |
log_src(src) -> ()
|
与えられた C プログラムのソースコードをログ出力します。
|
mkmf |
merge_libs(*libs) -> [String]
|
@todo 使われてない
|
mkmf |
message(format, *arg) -> nil
|
Kernel.#printf と同じように標準出力にメッセージを出力します。メッセージ出力後すぐに IO#flush します。
|
mkmf |
mkdir -> ()
|
ディレクトリを作成します。
|
un |
mkmf -> ()
|
mkmf を使って Makefile を作成します。
|
un |
modified?(target, times) -> Time | nil
|
target が times の全ての要素よりも新しい場合は target の更新時刻を返します。そうでない場合は nil を返します。target が存在しない場合も nil を返します。
|
mkmf |
multitask(args) { ... } -> Rake::MultiTask
|
事前タスクを並列実行するタスクを定義します。
|
rake |
mv -> ()
|
ファイルを移動します (ファイル名を変更します)。
|
un |
namespace(name = nil) { ... } -> Rake::NameSpace
|
新しい名前空間を作成します。
|
rake |
pp(*obj) -> object
|
指定されたオブジェクト obj を標準出力に見やすい形式(プリティプリント)で出力します。
obj それぞれを引数として PP.pp を呼ぶことと同等です。
|
pp |
y(*objects) -> String psych_y(*objects) -> String
|
objects を YAML document に変換します。
|
psych |
require(path) -> bool
|
RubyGems を require すると、Kernel#require が Gem を要求されたときにロードするように置き換えます。
|
rubygems/custom_require |
rm -> ()
|
ファイルやディレクトリを削除します。
|
un |
rm_f(*files) -> ()
|
FileUtils.#rm_f のラッパーメソッドです。
|
mkmf |
rm_rf(*files) -> ()
|
FileUtils.#rm_rf のラッパーメソッドです。
|
mkmf |
rmdir -> ()
|
空のディレクトリを削除します。
|
un |
rule(*args) {|t| ... } -> Rake::Task
|
自動的に作成するタスクのためのルールを定義します。
|
rake |
scanf(format) -> Array scanf(format) {|*ary| ...} -> Array
|
STDIN.scanf と同じです。
IO#scanf、Stdin#scanfも参照してください。
|
scanf |
$sitearchdir -> String
|
サイト固有でかつマシン固有のライブラリを置くディレクトリです。通常は "/usr/local/lib/ruby/site_ruby/バージョン/arch" です。
|
mkmf |
$sitelibdir -> String
|
サイト固有のライブラリを置くディレクトリです。通常は "/usr/local/lib/ruby/site_ruby/バージョン" です。
|
mkmf |
$srcdir -> String
|
Ruby インタプリタを make したときのソースディレクトリです。
|
mkmf |
task(*args) { ... } -> Rake::Task
|
Rake タスクを定義します。
|
rake |
time(msg, width = 25) { ... } -> object
|
与えられたブロックの実行時間を計測して表示します。
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rubygems/timer |
timeout(sec) {|i| .... } -> object timeout(sec, exception_class = nil) {|i| .... } -> object
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ブロックを sec 秒の期限付きで実行します。ブロックの実行時間が制限を過ぎたときは例外
Timeout::Error が発生します。
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timeout |
$topdir -> String
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拡張ライブラリを make するためのヘッダファイル、ライブラリ等が存在するディレクトリです。通常は $archdir と同じで、"/usr/local/lib/ruby/バージョン/arch" です。
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mkmf |
touch -> ()
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ファイルのアクセス時刻と修正時刻を現在の時刻に変更します。
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un |
try_compile(src, opt = "", *opts) -> bool try_compile(src, opt = "", *opts) { ... } -> bool
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与えられた C のソースコードがコンパイルできた場合は真を返します。コンパイルできなかった場合は偽を返します。
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mkmf |
try_constant(const, headers = nil, opt = "") -> Integer | nil try_constant(const, headers = nil, opt = "") { ... } -> Integer | nil
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定数 const がシステムに存在するかどうか検査します。
Kernel#have_const を使ってください。
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mkmf |
try_cpp(src, opt = "", *opts) -> bool try_cpp(src, opt = "", *opts) { ... } -> bool
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C プログラムのソースコード src をプリプロセスします。
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mkmf |
try_do(src, command, *opts) -> () try_do(src, command, *opts) { ... } -> ()
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@param src C プログラムのソースコードを指定します。
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mkmf |
try_func(func, libs, headers = nil) -> bool try_func(func, libs, headers = nil) { ... } -> bool
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関数 func がシステムに存在するかどうか検査します。
Kernel#have_func を使ってください。
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mkmf |
try_link(src, opt = "", *options) -> bool try_link(src, opt = "", *options) { ... } -> bool
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C プログラムのソースコード src をコンパイル、リンクします。
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mkmf |
try_run(src, opt = "") -> bool | nil try_run(src, opt = "") { ... } -> bool | nil
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与えられたソースコードが、コンパイルやリンクできるかどうか検査します。
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mkmf |
try_static_assert(expr, headers = nil, opt = "") -> bool try_static_assert(expr, headers = nil, opt = "") { ... } -> bool
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@todo ???
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mkmf |
try_type(type, headers = nil, opt = "") -> bool try_type(type, headers = nil, opt = "") { ... } -> bool
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Kernel#have_type を使ってください。
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mkmf |
try_var(var, headers = nil) -> bool try_var(var, headers = nil) { ... } -> bool
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Kernel#have_var を使ってください。
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mkmf |
wait_writable -> ()
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ファイルが書き込み可能になるまで待ちます。
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un |
with_config(config, default = nil) -> bool | String with_config(config, default = nil) {|config, default| ... } -> bool | String
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configure のオプションを検査します。
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mkmf |
with_werror(opt, opts = nil) {|opt| ... } -> object with_werror(opt, opts = nil) {|opt, opts| ... } -> object
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@todo 内部用?
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mkmf |
xmp(exps, bind = nil) -> XMP
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引数 exps で指定されたRuby のソースコードとその実行結果を、標準出力に行ごとに交互に表示します。
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irb/xmp |
xpopen(command, *mode) -> IO xpopen(command, *mode) { ... } -> object
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command を表示してから IO.popen の実行します。
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mkmf |
xsystem(command, opts = nil) -> ()
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Kernel.#system と同じですが、コマンドの出力は(標準出力、標準エラー出力ともに)ログファイルに出力します。ログファイル名は mkmf.log です。
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mkmf |