Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Kernelモジュール > $-F

variable $-F

$; -> Regexp | String | nil[permalink][rdoc]
$-F -> Regexp | String | nil

String#split で引数を省略した場合の区切り文字です。

Ruby 2.7からは nil 以外に変更することは非推奨になったため、 nil 以外を代入すると警告がでるようになりました。

nilを設定すると特殊な分割を行います。詳細は String#split を参照してください。

コマンドラインオプション -F を指定して Ruby を起動した場合、初期値は -F で指定した値です。それ以外の時には初期値は nil です。

$; には任意のオブジェクトを代入できます。ただし、String#split の仕様変更を考慮すると常に正規表現を指定すべきです。

Ruby のバージョンによらず動作するプログラムを書くときは $; に頼らないコードを書くべきです。

この変数はグローバルスコープです。

[SEE_ALSO] Rubyの起動