Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Kernelモジュール > exit
exit(status = true) -> ()
[permalink][rdoc]Rubyプログラムの実行を終了します。status として整数が与えられた場合、その値を Ruby コマンドの終了ステータスとします。デフォルトの終了ステータスは 0(正常終了)です。
status が true の場合 0、 false の場合 1 を引数に指定したとみなされます。この値はCレベルの定数 EXIT_SUCCESS、EXIT_FAILURE の値なので、正確には環境依存です。
exit は例外 SystemExit を発生させることによってプログラムの実行を終了させますので、必要に応じて begin 節で捕捉することができます。
puts 'start'
begin
puts 'start1...'
exit
rescue SystemExit => err
puts "end1 with #{err.inspect}"
end
begin
puts 'start2...'
exit
ensure
puts 'end2...'
end
puts 'end' #実行されない
#=> start
# start1...
# end1 with #<SystemExit: exit>
# start2...
# end2...
#終了ステータス:0
[SEE_ALSO] Kernel.#exit!,Kernel.#abort, 制御構造/begin