るりまサーチ (Ruby 2.6.0)

最速Rubyリファレンスマニュアル検索!
703件ヒット [201-300件を表示] (0.080秒)

別のキーワード

  1. openssl p
  2. openssl p=
  3. fileutils mkdir_p
  4. dh p
  5. rsa p

モジュール

オブジェクト

キーワード

検索結果

<< < 1 2 3 4 5 ... > >>

Exception#cause -> Exception | nil (9646.0)

self の前の例外(self が rescue 節や ensure 節の中で発生した例外の場合、 その前に発生していた元々の例外)を返します。存在しない場合は nil を返し ます。

self の前の例外(self が rescue 節や ensure 節の中で発生した例外の場合、
その前に発生していた元々の例外)を返します。存在しない場合は nil を返し
ます。

//emlist[例][ruby]{
begin
begin
raise "inner"
rescue
raise "outer"
end
rescue
p $! # => #<RuntimeError: outer>
p $!.cause # => #<RuntimeError: inner>
end
//}

File.open(path, mode = "r", perm = 0666) -> File (9646.0)

path で指定されるファイルをオープンし、File オブジェクトを生成して 返します。

path で指定されるファイルをオープンし、File オブジェクトを生成して
返します。

path が整数の場合はファイルディスクリプタとして扱い、それに対応する
File オブジェクトを生成して返します。IO.open と同じです。
ブロックを指定して呼び出した場合は、File オブジェクトを引数として
ブロックを実行します。ブロックの実行が終了すると、ファイルは自動的に
クローズされます。ブロックの実行結果を返します。

@param path ファイルを文字列で指定します。整数を指定した場合はファイルディスクリプタとして扱います。

@param mode モードを文字列か定数の論理...

Range#step(s = 1) {|item| ... } -> self (9646.0)

範囲内の要素を s おきに繰り返します。

範囲内の要素を s おきに繰り返します。

@param s 各ステップの大きさを数値で指定します。負の数を指定することもできます。
@return ブロックを指定した時は self を返します。
@return ブロックを指定しなかった時かつ数値の Range の時は Enumerator::ArithmeticSequence を返します。
@return ブロックを指定しなかったその他の Range の時は Enumerator を返します。(例: String の Range)

//emlist[例][ruby]{
("a" .. "f").step(2) {|v| p v}
# ...

TracePoint.trace(*events) {|obj| ... } -> TracePoint (9646.0)

新しい TracePoint オブジェクトを作成して自動的にトレースを開始し ます。TracePoint.new のコンビニエンスメソッドです。

新しい TracePoint オブジェクトを作成して自動的にトレースを開始し
ます。TracePoint.new のコンビニエンスメソッドです。

@param events トレースするイベントを String か Symbol で任
意の数指定します。指定できる値については
TracePoint.new を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
trace = TracePoint.trace(:call) { |tp| [tp.lineno, tp.event] }
# => #<TracePoint:0x00...

ENV.keep_if {|key, value| ... } -> ENV (9622.0)

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ るような要素を環境変数に残します。

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ
るような要素を環境変数に残します。

keep_if は常に self を返します。
select! と filter! はオブジェクトが変更された場合に self を、
されていない場合に nil を返します。

ブロックが省略された場合には Enumerator を返します。

@see ENV.delete_if,ENV.reject!, Hash#keep_if, Hash#select!,

絞り込み条件を変える

Process.#wait(pid = -1, flags = 0) -> Integer | nil (9619.0)

pid で指定される特定の子プロセスの終了を待ち、そのプロセスが 終了した時に pid を返します。 wait2, waitpid2 は子プロセスの pid と終了ステータスを表す Process::Status オブジェクトの配列を返します。 ノンブロッキングモードで子プロセスがまだ終了していない時には nil を返します。

pid で指定される特定の子プロセスの終了を待ち、そのプロセスが
終了した時に pid を返します。
wait2, waitpid2 は子プロセスの pid と終了ステータスを表す
Process::Status オブジェクトの配列を返します。
ノンブロッキングモードで子プロセスがまだ終了していない時には
nil を返します。

$? に終了した子プロセスの Process::Status オブジェクトがセットされます。

@param pid 子プロセスのプロセス ID を整数で指定します。
0 以上なら指定されたプロセス ID の子プロセスを待ちます。
0 な...

Process.#wait2(pid = -1, flags = 0) -> [Integer, Process::Status] | nil (9619.0)

pid で指定される特定の子プロセスの終了を待ち、そのプロセスが 終了した時に pid を返します。 wait2, waitpid2 は子プロセスの pid と終了ステータスを表す Process::Status オブジェクトの配列を返します。 ノンブロッキングモードで子プロセスがまだ終了していない時には nil を返します。

pid で指定される特定の子プロセスの終了を待ち、そのプロセスが
終了した時に pid を返します。
wait2, waitpid2 は子プロセスの pid と終了ステータスを表す
Process::Status オブジェクトの配列を返します。
ノンブロッキングモードで子プロセスがまだ終了していない時には
nil を返します。

$? に終了した子プロセスの Process::Status オブジェクトがセットされます。

@param pid 子プロセスのプロセス ID を整数で指定します。
0 以上なら指定されたプロセス ID の子プロセスを待ちます。
0 な...

Float#phase -> 0 | Float (9616.0)

自身の偏角(正の数なら 0、負の数なら Math::PI)を返します。

自身の偏角(正の数なら 0、負の数なら Math::PI)を返します。

//emlist[例][ruby]{
1.arg # => 0
-1.arg # => 3.141592653589793
//}

ただし、自身が NaN(Not a number) であった場合は、NaN を返します。

Numeric#phase -> 0 | Math::PI (9616.0)

自身の偏角(正の数なら 0、負の数なら Math::PI)を返します。

自身の偏角(正の数なら 0、負の数なら Math::PI)を返します。

//emlist[例][ruby]{
1.arg # => 0
-1.arg # => 3.141592653589793
//}

Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。

@see Complex#arg

Exception#set_backtrace(errinfo) -> nil | String | [String] (9613.0)

バックトレース情報に errinfo を設定し、設定されたバックトレース 情報を返します。

バックトレース情報に errinfo を設定し、設定されたバックトレース
情報を返します。

@param errinfo nil、String あるいは String の配列のいずれかを指定します。

//emlist[例][ruby]{
begin
begin
raise "inner"
rescue
raise "outer"
end
rescue
$!.backtrace # => ["/path/to/test.rb:5:in `rescue in <main>'", "/path/to/test.rb:2:in `<main>'"]
$!.se...

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Process.last_status -> Process::Status | nil (9610.0)

カレントスレッドで最後に終了した子プロセスのステータスを返します。

カレントスレッドで最後に終了した子プロセスのステータスを返します。

変数 $? の値と同じです。

Process.wait Process.spawn("ruby", "-e", "exit 13")
Process.last_status # => #<Process::Status: pid 4825 exit 13>

カレントスレッドで子プロセスを実行したことがない場合は nil を返します。

Process.last_status # => nil

@see Process::Status
@see $?

Regexp.try_convert(obj) -> Regexp | nil (9610.0)

obj を to_regexp メソッドで Regexp オブジェクトに変換しようと 試みます。

obj を to_regexp メソッドで Regexp オブジェクトに変換しようと
試みます。

変換に成功した場合はそれを返し、失敗時には nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
Regexp.try_convert(/re/) # => /re/
Regexp.try_convert("re") # => nil
//}

Dir.open(path) -> Dir (9565.0)

path に対するディレクトリストリームをオープンして返します。

path に対するディレクトリストリームをオープンして返します。

ブロックを指定して呼び出した場合は、ディレクトリストリームを
引数としてブロックを実行します。ブロックの実行が終了すると、
ディレクトリは自動的にクローズされます。
ブロックの実行結果を返します。

@param path ディレクトリのパスを文字列で指定します。

@param encoding ディレクトリのエンコーディングを文字列か
Encoding オブジェクトで指定します。省略した場合は
ファイルシステムのエンコーディングと同じになります。

@rai...

Dir.open(path, encoding: Encoding.find("filesystem")) -> Dir (9565.0)

path に対するディレクトリストリームをオープンして返します。

path に対するディレクトリストリームをオープンして返します。

ブロックを指定して呼び出した場合は、ディレクトリストリームを
引数としてブロックを実行します。ブロックの実行が終了すると、
ディレクトリは自動的にクローズされます。
ブロックの実行結果を返します。

@param path ディレクトリのパスを文字列で指定します。

@param encoding ディレクトリのエンコーディングを文字列か
Encoding オブジェクトで指定します。省略した場合は
ファイルシステムのエンコーディングと同じになります。

@rai...

Hash#keep_if -> Enumerator (9484.0)

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であるような要素を self に残します。

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であるような要素を self
に残します。

keep_if は常に self を返します。
filter! と select! はオブジェクトが変更された場合に self を、
されていない場合に nil を返します。

ブロックが与えられなかった場合は、自身と keep_if から生成した
Enumerator オブジェクトを返します。

//emlist[例][ruby]{
h1 = {}
c = ("a".."g")
c.each_with_index {|e, i| h1[i] = e }

h2 = h1.dup
h1.select!...

絞り込み条件を変える

ObjectSpace.#each_object {|object| ...} -> Integer (9475.0)

指定された klass と Object#kind_of? の関係にある全ての オブジェクトに対して繰り返します。引数が省略された時には全てのオブ ジェクトに対して繰り返します。 繰り返した数を返します。

指定された klass と Object#kind_of? の関係にある全ての
オブジェクトに対して繰り返します。引数が省略された時には全てのオブ
ジェクトに対して繰り返します。
繰り返した数を返します。

ブロックが与えられなかった場合は、
Enumerator オブジェクトを返します。

次のクラスのオブジェクトについては繰り返しません

* Fixnum
* Symbol
* TrueClass
* FalseClass
* NilClass

とくに、klass に Fixnum や Symbol などのクラスを指定した場合は、
何も繰り返さないことになります。
なお、Sy...

ObjectSpace.#each_object(klass) {|object| ...} -> Integer (9475.0)

指定された klass と Object#kind_of? の関係にある全ての オブジェクトに対して繰り返します。引数が省略された時には全てのオブ ジェクトに対して繰り返します。 繰り返した数を返します。

指定された klass と Object#kind_of? の関係にある全ての
オブジェクトに対して繰り返します。引数が省略された時には全てのオブ
ジェクトに対して繰り返します。
繰り返した数を返します。

ブロックが与えられなかった場合は、
Enumerator オブジェクトを返します。

次のクラスのオブジェクトについては繰り返しません

* Fixnum
* Symbol
* TrueClass
* FalseClass
* NilClass

とくに、klass に Fixnum や Symbol などのクラスを指定した場合は、
何も繰り返さないことになります。
なお、Sy...

TracePoint#defined_class -> Class | module (9472.0)

メソッドを定義したクラスかモジュールを返します。

メソッドを定義したクラスかモジュールを返します。

//emlist[例][ruby]{
class C; def foo; end; end
trace = TracePoint.new(:call) do |tp|
p tp.defined_class # => C
end.enable do
C.new.foo
end
//}

メソッドがモジュールで定義されていた場合も(include に関係なく)モジュー
ルを返します。

//emlist[例][ruby]{
module M; def foo; end; end
class C; include M; end;
trac...

Regexp.last_match(nth) -> String | nil (9469.0)

整数 nth が 0 の場合、マッチした文字列を返します ($&)。それ以外では、nth 番目の括弧にマッチ した部分文字列を返します($1,$2,...)。 対応する括弧がない場合やマッチしなかった場合には nil を返し ます。

整数 nth が 0 の場合、マッチした文字列を返します
($&)。それ以外では、nth 番目の括弧にマッチ
した部分文字列を返します($1,$2,...)。
対応する括弧がない場合やマッチしなかった場合には nil を返し
ます。

//emlist[例][ruby]{
/(.)(.)/ =~ "ab"
p Regexp.last_match # => #<MatchData:0x4599e58>
p Regexp.last_match(0) # => "ab"
p Regexp.last_match(1) # => "a"
p Regexp.last_match(2) ...

Module#name -> String | nil (9454.0)

モジュールやクラスの名前を文字列で返します。

モジュールやクラスの名前を文字列で返します。

このメソッドが返す「モジュール / クラスの名前」とは、
より正確には「クラスパス」を指します。
クラスパスとは、ネストしているモジュールすべてを
「::」を使って表示した名前のことです。
クラスパスの例としては「CGI::Session」「Net::HTTP」が挙げられます。

@return 名前のないモジュール / クラスに対しては、name は nil を、それ以外はオブジェクト ID の文字列を返します。

//emlist[例][ruby]{
module A
module B
end

p B.name #=> "A...

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Regexp#=~(string) -> Integer | nil (9454.0)

文字列 string との正規表現マッチを行います。マッチした場合、 マッチした位置のインデックスを返します(先頭は0)。マッチしなかった 場合、あるいは string が nil の場合には nil を返 します。

文字列 string との正規表現マッチを行います。マッチした場合、
マッチした位置のインデックスを返します(先頭は0)。マッチしなかった
場合、あるいは string が nil の場合には nil を返
します。

//emlist[例][ruby]{
p /foo/ =~ "foo" # => 0
p /foo/ =~ "afoo" # => 1
p /foo/ =~ "bar" # => nil
//}

組み込み変数 $~ もしくは Regexp.last_match にマッチに関する情報 MatchData が設定されます。

文字列のかわりにSymbolをマッチさせることが...

Proc#>>(callable) -> Proc (9451.0)

self と引数を合成した Proc を返します。

self と引数を合成した Proc を返します。

戻り値の Proc は可変長の引数を受け取ります。
戻り値の Proc を呼び出すと、まず受け取った引数を self に渡して呼び出し、
その戻り値を callable に渡して呼び出した結果を返します。

Proc#<< とは呼び出しの順序が逆になります。

@param callable Proc、Method、もしくは任意の call メソッドを持ったオブジェクト。

//emlist[例][ruby]{
f = proc { |x| x * x }
g = proc { |x| x + x }

# (3 * 3) + (3 * ...

Proc#<<(callable) -> Proc (9433.0)

self と引数を合成した Proc を返します。

self と引数を合成した Proc を返します。

戻り値の Proc は可変長の引数を受け取ります。
戻り値の Proc を呼び出すと、まず受け取った引数を callable に渡して呼び出し、
その戻り値を self に渡して呼び出した結果を返します。

Proc#>> とは呼び出しの順序が逆になります。

@param callable Proc、Method、もしくは任意の call メソッドを持ったオブジェクト。

//emlist[例][ruby]{
f = proc { |x| x * x }
g = proc { |x| x + x }

# (3 + 3) * (3 + ...

Hash#update(*others) -> self (9421.0)

selfとothersのハッシュの内容を順番にマージ(統合)します。

selfとothersのハッシュの内容を順番にマージ(統合)します。

デフォルト値はselfの設定のままです。

self と others に同じキーがあった場合はブロック付きか否かで
判定方法が違います。ブロック付きのときはブロックを呼び出して
その返す値を重複キーに対応する値にします。ブロック付きでない
場合は常に others の値を使います。

othersがハッシュではない場合、othersのメソッドto_hashを使って暗黙の変換を試みます。

@param others マージ用のハッシュまたはメソッド to_hash でハッシュに変換できるオブジェクトです。
@retur...

Hash#each_pair -> Enumerator (9403.0)

ハッシュのキーと値を引数としてブロックを評価します。

ハッシュのキーと値を引数としてブロックを評価します。

反復の際の評価順序はキーが追加された順です。
ブロック付きの場合 self を、
無しで呼ばれた場合 Enumerator を返します。

each_pair は each のエイリアスです。

//emlist[例][ruby]{
{:a=>1, :b=>2}.each {|a| p a}
#=> [:a, 1]
# [:b, 2]

{:a=>1, :b=>2}.each {|k, v| p [k, v]}
#=> [:a, 1]
# [:b, 2]

p({:a=>1, :b=>2}.each_pair) # => #<...

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Thread::Queue#pop(non_block = false) -> object (9397.0)

キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。

キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。

@param non_block true を与えると、キューが空の時に例外 ThreadError が発生します。

//emlist[例][ruby]{
require 'thread'

q = Queue.new

th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end

[:resource1, :resource2, :resource3, nil].each { |r|
q.push(r)
}

t...

Proc.new -> Proc (9379.0)

ブロックをコンテキストとともにオブジェクト化して返します。

ブロックをコンテキストとともにオブジェクト化して返します。

ブロックを指定しない場合、Ruby 2.7 では
$VERBOSE = true のときには警告メッセージ
「warning: Capturing the given block using Proc.new is deprecated; use `&block` instead」
が出力され、Ruby 3.0 では
ArgumentError (tried to create Proc object without a block)
が発生します。

ブロックを指定しなければ、このメソッドを呼び出したメソッドが
ブロックを伴うと...

Proc.new { ... } -> Proc (9379.0)

ブロックをコンテキストとともにオブジェクト化して返します。

ブロックをコンテキストとともにオブジェクト化して返します。

ブロックを指定しない場合、Ruby 2.7 では
$VERBOSE = true のときには警告メッセージ
「warning: Capturing the given block using Proc.new is deprecated; use `&block` instead」
が出力され、Ruby 3.0 では
ArgumentError (tried to create Proc object without a block)
が発生します。

ブロックを指定しなければ、このメソッドを呼び出したメソッドが
ブロックを伴うと...

Regexp.new(string, option = nil, code = nil) -> Regexp (9379.0)

文字列 string をコンパイルして正規表現オブジェクトを生成して返します。

文字列 string をコンパイルして正規表現オブジェクトを生成して返します。

第一引数が正規表現であれば第一引数を複製して返します。第二、第三引数は警告の上無視されます。

@param string 正規表現を文字列として与えます。

@param option Regexp::IGNORECASE, Regexp::MULTILINE,
Regexp::EXTENDED
の論理和を指定します。
Integer 以外であれば真偽値の指定として見なされ
、真(nil, fals...

Thread::SizedQueue#pop(non_block = false) -> object (9379.0)

キューからひとつ値を取り出します。 キューに push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。

キューからひとつ値を取り出します。
キューに push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。

@param non_block true を与えると、キューが空の時に例外 ThreadError が発生します。

//emlist[例][ruby]{
require 'thread'

q = SizedQueue.new(4)

th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end

[:resource1, :resource2, :resource3, nil].eac...

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Array#map! -> Enumerator (9367.0)

各要素を順番にブロックに渡して評価し、その結果で要素を 置き換えます。

各要素を順番にブロックに渡して評価し、その結果で要素を
置き換えます。

ブロックが与えられなかった場合は、自身と map! から生成した
Enumerator オブジェクトを返します。

//emlist[例][ruby]{
ary = [1, 2, 3]
ary.map! {|i| i * 3 }
p ary #=> [3, 6, 9]

ary = [1, 2, 3]
e = ary.map!
e.each{ 1 }
p ary #=> [1, 1, 1]
//}

@see Array#collect, Enumerator

ENV.each_pair -> Enumerator (9367.0)

key と value を引数としてブロックを評価します。

key と value を引数としてブロックを評価します。

//emlist[][ruby]{
ENV['FOO'] = 'bar'
ENV.each do |key, value|
p "value is #{value}" if key == 'FOO' # => "value is bar"
end
# => ENV
//}

Enumerable#map -> Enumerator (9367.0)

各要素に対してブロックを評価した結果を全て含む配列を返します。

各要素に対してブロックを評価した結果を全て含む配列を返します。

ブロックを省略した場合は Enumerator を返します。

//emlist[例][ruby]{
# すべて 3 倍にした配列を返す
p (1..3).map {|n| n * 3 } # => [3, 6, 9]
p (1..3).collect { "cat" } # => ["cat", "cat", "cat"]
//}

@see Hash#to_h, Array#collect, Array#map

IO.open(fd, mode = "r", **opts) -> IO (9364.0)

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい IO オブジェクトを生成して返します。

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい
IO オブジェクトを生成して返します。

IO.open にブロックが与えられた場合、IO オブジェクトを生成しそれを引数としてブロックを
実行します。ブロックの終了とともに fd はクローズされます。ブロックの結果を返します。
IO.new, IO.for_fd はブロックを受け付けません。

=== キーワード引数
このメソッドは以下のキーワード引数を利用できます。
* :mode mode引数と同じ意味です
* :external_encoding 外部エンコーディング。"-" はデフォルト外部エンコーディングの
...

TracePoint#callee_id -> Symbol | nil (9364.0)

イベントが発生したメソッドの呼ばれた名前を Symbol で返します。 トップレベルであった場合は nil を返します。

イベントが発生したメソッドの呼ばれた名前を Symbol で返します。
トップレベルであった場合は nil を返します。

@raise RuntimeError イベントフックの外側で実行した場合に発生します。

//emlist[][ruby]{
class C
def method_name
end
alias alias_name method_name
end

trace = TracePoint.new(:call) do |tp|
p [tp.method_id, tp.callee_id] # => [:method_name, :alias_name]
e...

絞り込み条件を変える

TracePoint#method_id -> Symbol | nil (9364.0)

イベントが発生したメソッドの定義時の名前を Symbol で返します。 トップレベルであった場合は nil を返します。

イベントが発生したメソッドの定義時の名前を Symbol で返します。
トップレベルであった場合は nil を返します。

@raise RuntimeError イベントフックの外側で実行した場合に発生します。

//emlist[][ruby]{
class C
def method_name
end
alias alias_name method_name
end

trace = TracePoint.new(:call) do |tp|
p [tp.method_id, tp.callee_id] # => [:method_name, :alias_name]
e...

Array#map -> Enumerator (9349.0)

各要素に対してブロックを評価した結果を全て含む配列を返します。

各要素に対してブロックを評価した結果を全て含む配列を返します。

ブロックを省略した場合は Enumerator を返します。

//emlist[例][ruby]{
# すべて 3 倍にする
p [1, 2, 3].map {|n| n * 3 } # => [3, 6, 9]
//}

@see Hash#to_h, Enumerable#collect, Enumerable#map

Enumerable#flat_map -> Enumerator (9349.0)

各要素をブロックに渡し、その返り値を連結した配列を返します。

各要素をブロックに渡し、その返り値を連結した配列を返します。

ブロックの返り値は基本的に配列を返すべきです。

ブロックを省略した場合は Enumerator を返します。

//emlist[例][ruby]{
[[1,2], [3,4]].flat_map{|i| i.map{|j| j*2}} # => [2,4,6,8]
//}

Regexp#to_s -> String (9349.0)

正規表現の文字列表現を生成して返します。返される文字列は他の正規表 現に埋め込んでもその意味が保持されるようになっています。

正規表現の文字列表現を生成して返します。返される文字列は他の正規表
現に埋め込んでもその意味が保持されるようになっています。

//emlist[][ruby]{
re = /foo|bar|baz/i
p re.to_s # => "(?i-mx:foo|bar|baz)"
p /#{re}+/o # => /(?i-mx:foo|bar|baz)+/
//}

ただし、後方参照を含む正規表現は意図通りにはならない場合があります。
この場合は名前付きキャプチャを使用すると影響を受けにくくなります。

//emlist[][ruby]{
re = /(foo|bar)\1...

Range#step(s = 1) -> Enumerator (9346.0)

範囲内の要素を s おきに繰り返します。

範囲内の要素を s おきに繰り返します。

@param s 各ステップの大きさを数値で指定します。負の数を指定することもできます。
@return ブロックを指定した時は self を返します。
@return ブロックを指定しなかった時かつ数値の Range の時は Enumerator::ArithmeticSequence を返します。
@return ブロックを指定しなかったその他の Range の時は Enumerator を返します。(例: String の Range)

//emlist[例][ruby]{
("a" .. "f").step(2) {|v| p v}
# ...

絞り込み条件を変える

Range#step(s = 1) -> Enumerator::ArithmeticSequence (9346.0)

範囲内の要素を s おきに繰り返します。

範囲内の要素を s おきに繰り返します。

@param s 各ステップの大きさを数値で指定します。負の数を指定することもできます。
@return ブロックを指定した時は self を返します。
@return ブロックを指定しなかった時かつ数値の Range の時は Enumerator::ArithmeticSequence を返します。
@return ブロックを指定しなかったその他の Range の時は Enumerator を返します。(例: String の Range)

//emlist[例][ruby]{
("a" .. "f").step(2) {|v| p v}
# ...

Dir#seek(pos) -> self (9343.0)

ディレクトリストリームの読み込み位置を pos に移動させます。 pos は Dir#tell で与えられた値でなければなりま せん。

ディレクトリストリームの読み込み位置を pos に移動させます。
pos は Dir#tell で与えられた値でなければなりま
せん。

@param pos 変更したい位置を整数で与えます。

@raise IOError 既に自身が close している場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
Dir.open("testdir") do |d|
d.read # => "."
i = d.tell # => 12
d.read # => ".."
d.s...

IO#dup -> IO (9343.0)

レシーバと同じ IO を参照する新しい IO オブジェクトを返します。 参照しているファイル記述子は dup(2) されます。

レシーバと同じ IO を参照する新しい IO オブジェクトを返します。
参照しているファイル記述子は dup(2) されます。

clone の際に self は一旦 IO#flush されます。
フリーズした IO の clone は同様にフリーズされた IO を返しますが、
dup は内容の等しいフリーズされていない IO を返します。

@raise IOError 既に close されていた場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
clone_io = nil
IO.write("testfile", "test")
File.open("testfile") ...

Process.#waitall -> [[Integer, Process::Status]] (9343.0)

全ての子プロセスが終了するのを待ちます。 終了した子プロセスの pid と終了ステータス (Process::Status) の配列の配列を返します。 子プロセスがいない状態でこのメソッドを呼び出すと空の配列を返します。

全ての子プロセスが終了するのを待ちます。
終了した子プロセスの pid と終了ステータス
(Process::Status) の配列の配列を返します。
子プロセスがいない状態でこのメソッドを呼び出すと空の配列を返します。

$? には最後に終了した子プロセスの Process::Status オブジェクトが設定されます。

2.times {|n|
Process.fork() { exit n }
}
p Process.waitall
#=> :Status: pid=2766,exited(1)>], [2765, #<Process::St...

Proc#source_location -> [String, Integer] | nil (9328.0)

ソースコードのファイル名と行番号を配列で返します。

ソースコードのファイル名と行番号を配列で返します。

その手続オブジェクトが ruby で定義されていない(つまりネイティブ
である)場合は nil を返します。


//emlist[例][ruby]{
# /path/to/target.rb を実行
proc {}.source_location # => ["/path/to/target.rb", 1]
proc {}.source_location # => ["/path/to/target.rb", 2]
(eval "proc {}").source_location # => ...

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Process.#clock_gettime(clock_id, unit=:float_second) -> Float | Integer (9328.0)

POSIX の clock_gettime() 関数の時間を返します。

POSIX の clock_gettime() 関数の時間を返します。

例:
p Process.clock_gettime(Process::CLOCK_MONOTONIC) #=> 896053.968060096

@param clock_id クロックの種類を以下の定数のいずれかで指定します。
サポートされている定数は OS やバージョンに依存します。

: Process::CLOCK_REALTIME
SUSv2 to 4, Linux 2.5.63, FreeBSD 3.0, NetBSD 2.0, OpenBSD 2.1, macOS...

ENV.keep_if -> Enumerator (9322.0)

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ るような要素を環境変数に残します。

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ
るような要素を環境変数に残します。

keep_if は常に self を返します。
select! と filter! はオブジェクトが変更された場合に self を、
されていない場合に nil を返します。

ブロックが省略された場合には Enumerator を返します。

@see ENV.delete_if,ENV.reject!, Hash#keep_if, Hash#select!,

Process.fork -> Integer | nil (9313.0)

子プロセスを生成します。関数 Kernel.#fork と同じです。

子プロセスを生成します。関数 Kernel.#fork と同じです。

@raise NotImplementedError メソッドが現在のプラットフォームで実装されていない場合に発生します。

@see fork(2)

Process.fork { ... } -> Integer | nil (9313.0)

子プロセスを生成します。関数 Kernel.#fork と同じです。

子プロセスを生成します。関数 Kernel.#fork と同じです。

@raise NotImplementedError メソッドが現在のプラットフォームで実装されていない場合に発生します。

@see fork(2)

Complex#infinite? -> nil | 1 (9310.0)

実部と虚部のどちらも無限大ではない場合に nil を、そうでない場合に 1 を返します。

実部と虚部のどちらも無限大ではない場合に nil を、そうでない場合に 1 を返します。

//emlist[例][ruby]{
(1+1i).infinite? # => nil
(Float::INFINITY + 1i).infinite? # => 1
//}

@see Complex#finite?

絞り込み条件を変える

GC::Profiler.raw_data -> [Hash, ...] | nil (9310.0)

GC のプロファイル情報を GC の発生ごとに Hash の配列 (:GC_INVOKE_TIME が早いもの順)で返します。GC::Profiler が有効になっ ていない場合は nil を返します。

GC のプロファイル情報を GC の発生ごとに Hash の配列
(:GC_INVOKE_TIME が早いもの順)で返します。GC::Profiler が有効になっ
ていない場合は nil を返します。

例:

GC::Profiler.enable
GC.start
GC::Profiler.raw_data
# => [
{
:GC_TIME=>1.3000000000000858e-05,
:GC_INVOKE_TIME=>0.010634999999999999,
:HEAP_USE_SIZE=>289640,
...

ObjectSpace.#define_finalizer(obj) {|id| ...} -> Array (9310.0)

obj が解放されるときに実行されるファイナライザ proc を 登録します。同じオブジェクトについて複数回呼ばれたときは置き換えで はなく追加登録されます。固定値 0 と proc を配列にして返します。

obj が解放されるときに実行されるファイナライザ proc を
登録します。同じオブジェクトについて複数回呼ばれたときは置き換えで
はなく追加登録されます。固定値 0 と proc を配列にして返します。

ブロックを指定した場合は、そのブロックがファイナライザになります。
obj の回収時にブロックは obj の ID (BasicObject#__id__)を引数とし
て実行されます。
しかし、後述の問題があるのでブロックでファイナライザを登録するのは難しいでしょう。

@param obj ファイナライザを登録したいオブジェクトを指定します。

@param proc ファイナライザ...

ObjectSpace.#define_finalizer(obj, proc) -> Array (9310.0)

obj が解放されるときに実行されるファイナライザ proc を 登録します。同じオブジェクトについて複数回呼ばれたときは置き換えで はなく追加登録されます。固定値 0 と proc を配列にして返します。

obj が解放されるときに実行されるファイナライザ proc を
登録します。同じオブジェクトについて複数回呼ばれたときは置き換えで
はなく追加登録されます。固定値 0 と proc を配列にして返します。

ブロックを指定した場合は、そのブロックがファイナライザになります。
obj の回収時にブロックは obj の ID (BasicObject#__id__)を引数とし
て実行されます。
しかし、後述の問題があるのでブロックでファイナライザを登録するのは難しいでしょう。

@param obj ファイナライザを登録したいオブジェクトを指定します。

@param proc ファイナライザ...

ObjectSpace::WeakMap#[](key) -> object | nil (9310.0)

引数 key で指定されたオブジェクトが参照するオブジェクトを返します。

引数 key で指定されたオブジェクトが参照するオブジェクトを返します。

参照先のオブジェクトが存在しない場合、GC されている場合、対象外のオブジェ
クトを参照している場合に nil を返します。

@param key 参照元のオブジェクトを指定します。

Process::CLOCK_MONOTONIC -> Integer | Symbol (9310.0)

Process.#clock_gettime で使われます。

Process.#clock_gettime で使われます。

システムによっては :MACH_ABSOLUTE_TIME_BASED_CLOCK_MONOTONIC です。
システムによっては定義されていません。

絞り込み条件を変える

Process::CLOCK_REALTIME -> Integer | Symbol (9310.0)

Process.#clock_gettime で使われます。

Process.#clock_gettime で使われます。

システムによっては :GETTIMEOFDAY_BASED_CLOCK_REALTIME です。
システムによっては定義されていません。

Process::Status#exitstatus -> Integer | nil (9310.0)

exited? が真の場合プロセスが返した終了ステータスの整数を、そ うでない場合は nil を返します。

exited? が真の場合プロセスが返した終了ステータスの整数を、そ
うでない場合は nil を返します。

Process::Status#termsig -> Integer | nil (9310.0)

signaled? が真の場合プロセスを終了させたシグナル番号を、 そうでない場合は nil を返します。

signaled? が真の場合プロセスを終了させたシグナル番号を、
そうでない場合は nil を返します。

Regexp#~ -> Integer | nil (9310.0)

変数 $_ の値との間でのマッチをとります。

変数 $_ の値との間でのマッチをとります。

ちょうど以下と同じ意味です。

//emlist[][ruby]{
self =~ $_
//}

//emlist[例][ruby]{
$_ = "hogehoge"

if /foo/
puts "match"
else
puts "no match"
end
# => no match
# ただし、警告がでる。warning: regex literal in condition

reg = Regexp.compile("foo")

if ~ reg
puts "match"
else
puts "no matc...

Exception#==(other) -> bool (9187.0)

自身と指定された other のクラスが同じであり、 message と backtrace が == メソッドで比較して 等しい場合に true を返します。そうでない場合に false を返します。

自身と指定された other のクラスが同じであり、
message と backtrace が == メソッドで比較して
等しい場合に true を返します。そうでない場合に false を返します。

@param other 自身と比較したいオブジェクトを指定します。
自身と異なるクラスのオブジェクトを指定した場合は
Exception#exception を実行して変換を試みます。

//emlist[例][ruby]{
require "date"
def check_long_month(month)
return if D...

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Process::Status (9187.0)

プロセスの終了ステータスを表すクラスです。 メソッド Process.#wait2 などの返り値として使われます。

プロセスの終了ステータスを表すクラスです。
メソッド Process.#wait2 などの返り値として使われます。

=== 使用例

wait を使用した例

fork { exit }
Process.wait
case
when $?.signaled?
p "child #{$?.pid} was killed by signal #{$?.termsig}"
if $?.coredump? # システムがこのステータスをサポートしてなければ常にfalse
p "child #{$?.pid} dumped core."
end
...

ObjectSpace.#each_object -> Enumerator (9175.0)

指定された klass と Object#kind_of? の関係にある全ての オブジェクトに対して繰り返します。引数が省略された時には全てのオブ ジェクトに対して繰り返します。 繰り返した数を返します。

指定された klass と Object#kind_of? の関係にある全ての
オブジェクトに対して繰り返します。引数が省略された時には全てのオブ
ジェクトに対して繰り返します。
繰り返した数を返します。

ブロックが与えられなかった場合は、
Enumerator オブジェクトを返します。

次のクラスのオブジェクトについては繰り返しません

* Fixnum
* Symbol
* TrueClass
* FalseClass
* NilClass

とくに、klass に Fixnum や Symbol などのクラスを指定した場合は、
何も繰り返さないことになります。
なお、Sy...

ObjectSpace.#each_object(klass) -> Enumerator (9175.0)

指定された klass と Object#kind_of? の関係にある全ての オブジェクトに対して繰り返します。引数が省略された時には全てのオブ ジェクトに対して繰り返します。 繰り返した数を返します。

指定された klass と Object#kind_of? の関係にある全ての
オブジェクトに対して繰り返します。引数が省略された時には全てのオブ
ジェクトに対して繰り返します。
繰り返した数を返します。

ブロックが与えられなかった場合は、
Enumerator オブジェクトを返します。

次のクラスのオブジェクトについては繰り返しません

* Fixnum
* Symbol
* TrueClass
* FalseClass
* NilClass

とくに、klass に Fixnum や Symbol などのクラスを指定した場合は、
何も繰り返さないことになります。
なお、Sy...

Module#to_s -> String (9154.0)

モジュールやクラスの名前を文字列で返します。

モジュールやクラスの名前を文字列で返します。

このメソッドが返す「モジュール / クラスの名前」とは、
より正確には「クラスパス」を指します。
クラスパスとは、ネストしているモジュールすべてを
「::」を使って表示した名前のことです。
クラスパスの例としては「CGI::Session」「Net::HTTP」が挙げられます。

@return 名前のないモジュール / クラスに対しては、name は nil を、それ以外はオブジェクト ID の文字列を返します。

//emlist[例][ruby]{
module A
module B
end

p B.name #=> "A...

Regexp.last_match -> MatchData (9124.0)

カレントスコープで最後に行った正規表現マッチの MatchData オ ブジェクトを返します。このメソッドの呼び出しは $~ の参照と同じです。

カレントスコープで最後に行った正規表現マッチの MatchData オ
ブジェクトを返します。このメソッドの呼び出しは $~
の参照と同じです。

//emlist[例][ruby]{
/(.)(.)/ =~ "ab"
p Regexp.last_match # => #<MatchData:0x4599e58>
p Regexp.last_match[0] # => "ab"
p Regexp.last_match[1] # => "a"
p Regexp.last_match[2] # => "b"
p Regexp.last_match[3] # => nil...

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Proc#===(*arg) -> () (9115.0)

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

引数の渡され方はオブジェクトの生成方法によって異なります。
詳しくは Proc#lambda? を参照してください。

「===」は when の所に手続きを渡せるようにするためのものです。

//emlist[例][ruby]{
def sign(n)
case n
when lambda{|n| n > 0} then 1
when lambda{|n| n < 0} then -1
else 0
end
end

p sign(-4) #=> -1
p sign(0) #=> 0
p sign(7) #=> 1...

Proc#[](*arg) -> () (9115.0)

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

引数の渡され方はオブジェクトの生成方法によって異なります。
詳しくは Proc#lambda? を参照してください。

「===」は when の所に手続きを渡せるようにするためのものです。

//emlist[例][ruby]{
def sign(n)
case n
when lambda{|n| n > 0} then 1
when lambda{|n| n < 0} then -1
else 0
end
end

p sign(-4) #=> -1
p sign(0) #=> 0
p sign(7) #=> 1...

Proc#call(*arg) -> () (9115.0)

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

引数の渡され方はオブジェクトの生成方法によって異なります。
詳しくは Proc#lambda? を参照してください。

「===」は when の所に手続きを渡せるようにするためのものです。

//emlist[例][ruby]{
def sign(n)
case n
when lambda{|n| n > 0} then 1
when lambda{|n| n < 0} then -1
else 0
end
end

p sign(-4) #=> -1
p sign(0) #=> 0
p sign(7) #=> 1...

Proc#yield(*arg) -> () (9115.0)

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

引数の渡され方はオブジェクトの生成方法によって異なります。
詳しくは Proc#lambda? を参照してください。

「===」は when の所に手続きを渡せるようにするためのものです。

//emlist[例][ruby]{
def sign(n)
case n
when lambda{|n| n > 0} then 1
when lambda{|n| n < 0} then -1
else 0
end
end

p sign(-4) #=> -1
p sign(0) #=> 0
p sign(7) #=> 1...

Regexp#source -> String (9097.0)

その正規表現のもととなった文字列表現を生成して返します。

その正規表現のもととなった文字列表現を生成して返します。

//emlist[例][ruby]{
re = /foo|bar|baz/i
p re.source # => "foo|bar|baz"
//}

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Proc#arity -> Integer (9079.0)

Proc オブジェクトが受け付ける引数の数を返します。

Proc オブジェクトが受け付ける引数の数を返します。

ただし、可変長引数を受け付ける場合、負の整数

-(必要とされる引数の数 + 1)

を返します。

//emlist[例][ruby]{
lambda{ }.arity # => 0
lambda{|| }.arity # => 0
lambda{|x| }.arity # => 1
lambda{|*x| }.arity # => -1
lambda{|x, y| }.arity # => 2
lambda{|x, *y| }...

Dir#tell -> Integer (9061.0)

ディレクトリストリームの現在の位置を整数で返します。

ディレクトリストリームの現在の位置を整数で返します。

@raise IOError 既に自身が close している場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
Dir.open("/tmp") {|d|
d.each {|f|
p d.pos
}
}
//}

Proc#lambda? -> bool (9061.0)

手続きオブジェクトの引数の取扱が厳密であるならば true を返します。

手続きオブジェクトの引数の取扱が厳密であるならば true を返します。


引数の取扱の厳密さの意味は以下の例を参考にしてください。

//emlist[例][ruby]{
# lambda で生成した Proc オブジェクトでは true
lambda{}.lambda? # => true
# proc で生成した Proc オブジェクトでは false
proc{}.lambda? # => false
# Proc.new で生成した Proc オブジェクトでは false
Proc.new{}.lambda? # => false

# 以下、lambda?が偽である場合
#...

Process.#getrlimit(resource) -> [Integer] (9061.0)

カレントプロセスでのリソースの制限値を、整数の配列として返します。 返り値は、現在の制限値 cur_limit と、制限値として設定可能な最大値 max_limit の 配列 [cur_limit, max_limit] です。

カレントプロセスでのリソースの制限値を、整数の配列として返します。
返り値は、現在の制限値 cur_limit と、制限値として設定可能な最大値 max_limit の
配列 [cur_limit, max_limit] です。

それぞれの limit が Process::RLIM_INFINITY と等しい場合、リソースに制限がないことを意味します。

@param resource リソースの種類を示す定数を指定します。指定できる定数はシステムに依存します。

@raise Errno::EXXX リソースの制限値の取得が失敗した場合に発生します。

@raise NotImplem...

TracePoint#binding -> Binding (9061.0)

発生したイベントによって生成された Binding オブジェクトを返します。

発生したイベントによって生成された Binding オブジェクトを返します。


//emlist[例][ruby]{
def foo(ret)
ret
end
trace = TracePoint.new(:call) do |tp|
p tp.binding.local_variables # => [:ret]
end
trace.enable
foo 1
//}

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TracePoint#event -> Symbol (9061.0)

発生したイベントの種類を Symbol で返します。

発生したイベントの種類を Symbol で返します。

発生するイベントの詳細については、TracePoint.new を参照してくださ
い。

@raise RuntimeError イベントフックの外側で実行した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
def foo(ret)
ret
end
trace = TracePoint.new(:call, :return) do |tp|
p tp.event
end
trace.enable
foo 1
# => :call
# :return
//}

TracePoint#instruction_sequence -> RubyVM::InstructionSequence (9061.0)

script_compiledイベント発生時にコンパイルされた RubyVM::InstructionSequenceインスタンスを返します。

script_compiledイベント発生時にコンパイルされた
RubyVM::InstructionSequenceインスタンスを返します。

//emlist[例][ruby]{
TracePoint.new(:script_compiled) do |tp|
p tp.instruction_sequence # => <RubyVM::InstructionSequence:block in <main>@(eval):1>
end.enable do
eval("puts 'hello'")
end
//}

@raise RuntimeError :script_comp...

TracePoint#return_value -> object (9061.0)

メソッドやブロックの戻り値を返します。

メソッドやブロックの戻り値を返します。

@raise RuntimeError :return、:c_return、:b_return イベントのためのイベ
ントフックの外側で実行した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
def foo(ret)
ret
end
trace = TracePoint.new(:return) do |tp|
p tp.return_value # => 1
end
trace.enable
foo 1
//}

IO#tell -> Integer (9043.0)

ファイルポインタの現在の位置を整数で返します。

ファイルポインタの現在の位置を整数で返します。

@raise IOError 既に close されている場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
IO.write("testfile", "This is line one\n")
File.open("testfile") do |f|
f.pos # => 0
f.gets # => "This is line one\n"
f.pos # => 17
end
//}

TracePoint#lineno -> Integer (9043.0)

発生したイベントの行番号を返します。

発生したイベントの行番号を返します。

@raise RuntimeError イベントフックの外側で実行した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
def foo(ret)
ret
end
trace = TracePoint.new(:call, :return) do |tp|
tp.lineno
end
trace.enable
foo 1
# => 1
# 3
//}

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Process.exec(command, *args) -> () (9025.0)

カレントプロセスを与えられた外部コマンドで置き換えます。

カレントプロセスを与えられた外部コマンドで置き換えます。


=== 引数の解釈

引数が一つだけ与えられた場合、command が shell のメタ文字
//emlist{
* ? {} [] <> () ~ & | \ $ ; ' ` " \n
//}
を含む場合、shell 経由で実行されます。
そうでなければインタプリタから直接実行されます。

引数が複数与えられた場合、第 2 引数以降は command に直接渡され、
インタプリタから直接実行されます。

第 1 引数が 2 要素の配列の場合、第 1 要素の文字列が実際に起動する
プログラムのパスで、第 2 要素が「みせかけ...

Numeric (1735.0)

数値を表す抽象クラスです。Integer や Float などの数値クラス は Numeric のサブクラスとして実装されています。

数値を表す抽象クラスです。Integer や Float などの数値クラス
は Numeric のサブクラスとして実装されています。

演算や比較を行うメソッド(+, -, *, /, <=>)は Numeric のサブクラスで定義されま
す。Numeric で定義されているメソッドは、サブクラスで提供されているメソッド
(+, -, *, /, %) を利用して定義されるものがほとんどです。
つまり Numeric で定義されているメソッドは、Numeric のサブクラスとして新たに数値クラスを定義した時に、
演算メソッド(+, -, *, /, %, <=>, coerce)だけを定義すれ...

Time#<=>(other) -> -1 | 0 | 1 | nil (1114.0)

self と other の時刻を比較します。self の方が大きい場合は 1 を、等しい場合は 0 を、 小さい場合は -1 を返します。比較できない場合は、nil を返します。

self と other の時刻を比較します。self の方が大きい場合は 1 を、等しい場合は 0 を、
小さい場合は -1 を返します。比較できない場合は、nil を返します。

@param other 自身と比較したい時刻を Time オブジェクトで指定します。

//emlist[][ruby]{
p t = Time.local(2000) # => 2000-01-01 00:00:00 +0900
p t2 = t + 2592000 # => 2000-01-31 00:00:00 +0900
p t <=> t2 # => -1
p ...

String#<=>(other) -> -1 | 0 | 1 | nil (1024.0)

self と other を ASCII コード順で比較して、 self が大きい時には 1、等しい時には 0、小さい時には -1 を返します。 このメソッドは Comparable モジュールのメソッドを実装するために使われます。

self と other を ASCII コード順で比較して、
self が大きい時には 1、等しい時には 0、小さい時には -1 を返します。
このメソッドは Comparable モジュールのメソッドを実装するために使われます。

other が文字列でない場合、
other.to_str と other.<=> が定義されていれば
0 - (other <=> self) の結果を返します。
そうでなければ nil を返します。

@param other 文字列
@return 比較結果の整数か nil

//emlist[例][ruby]{
p "aaa" <...

Symbol#<=>(other) -> -1 | 0 | 1 | nil (988.0)

self と other のシンボルに対応する文字列を ASCII コード順で比較して、 self が小さい時には -1、等しい時には 0、大きい時には 1 を返します。

self と other のシンボルに対応する文字列を ASCII コード順で比較して、
self が小さい時には -1、等しい時には 0、大きい時には 1 を返します。

other がシンボルではなく比較できない時には nil を返します。

@param other 比較対象のシンボルを指定します。

//emlist[][ruby]{
p :aaa <=> :xxx # => -1
p :aaa <=> :aaa # => 0
p :xxx <=> :aaa # => 1
p :foo <=> "foo" # => nil
//}

@see String#<=>, Symbo...

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Dir.chdir(path) {|path| ... } -> object (967.0)

カレントディレクトリを path に変更します。

カレントディレクトリを path に変更します。

path を省略した場合、環境変数 HOME または LOGDIR
が設定されていればそのディレクトリに移動します。
カレントディレクトリの変更に成功すれば 0 を返します。

ブロックが指定された場合、カレントディレクトリの変更はブロックの実行中に限
られます。ブロックの実行結果を返します。

@param path ディレクトリのパスを文字列で指定します。

@raise Errno::EXXX 失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
Dir.chdir("/var/spool/mail")
p Dir.pw...

Kernel.#test(cmd, file) -> bool | Time | Integer | nil (958.0)

単体のファイルでファイルテストを行います。

単体のファイルでファイルテストを行います。

@param cmd 以下に示す文字リテラル、文字列、あるいは同じ文字を表す数値
です。文字列の場合はその先頭の文字だけをコマンドとみなします。
@param file テストするファイルのパスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。
@return 下表に特に明記していないものは、真偽値を返します。

以下は cmd として指定できる文字リテラルとその意味です。

: ?r
ファイルを実効 uid で読むことができる
: ?w
ファイルに実効 uid で書くことができる
: ?x
ファイルを...

Kernel.#Float(arg, exception: true) -> Float | nil (952.0)

引数を浮動小数点数(Float)に変換した結果を返します。

引数を浮動小数点数(Float)に変換した結果を返します。

引数が数値の場合は素直に変換し、文字列の場合
は整数や浮動小数点数と見なせるもののみ変換します。

メソッド Float は文字列に対し String#to_f よりも厳密な変換を行います。

@param arg 変換対象のオブジェクトです。
@param exception false を指定すると、変換できなかった場合、
例外を発生する代わりに nil を返します。
@raise ArgumentError 整数や浮動小数点数と見なせない文字列を引数に指定した場合に発生します。
@raise...

Thread#set_trace_func(pr) -> Proc | nil (946.0)

スレッドにトレース用ハンドラを設定します。

スレッドにトレース用ハンドラを設定します。

nil を渡すとトレースを解除します。

設定したハンドラを返します。

//emlist[例][ruby]{
th = Thread.new do
class Trace
end
2.to_s
Thread.current.set_trace_func nil
3.to_s
end
th.set_trace_func lambda {|*arg| p arg }
th.join

# => ["line", "example.rb", 2, nil, #<Binding:0x00007fc8de87cb08>, nil]
#...

File.fnmatch(pattern, path, flags = 0) -> bool (931.0)

ファイル名のパターンマッチ fnmatch(3) を行います。 path が pattern にマッチすれば真を返します。そうでない場合には false を返します。

ファイル名のパターンマッチ fnmatch(3) を行います。
path が pattern にマッチすれば真を返します。そうでない場合には false を返します。

@param pattern パターンを文字列で指定します。ワイルドカードとして `*',
`?', `[]', `{}' が使用できます。
Dir.glob とは違って `**/' は使用できません。
//emlist[例][ruby]{
%w(foo foobar bar).each {|f|
p File.fnmatch("foo*", f)
}
# =>...

絞り込み条件を変える

File.fnmatch?(pattern, path, flags = 0) -> bool (931.0)

ファイル名のパターンマッチ fnmatch(3) を行います。 path が pattern にマッチすれば真を返します。そうでない場合には false を返します。

ファイル名のパターンマッチ fnmatch(3) を行います。
path が pattern にマッチすれば真を返します。そうでない場合には false を返します。

@param pattern パターンを文字列で指定します。ワイルドカードとして `*',
`?', `[]', `{}' が使用できます。
Dir.glob とは違って `**/' は使用できません。
//emlist[例][ruby]{
%w(foo foobar bar).each {|f|
p File.fnmatch("foo*", f)
}
# =>...

Kernel$$-F -> Regexp | String | nil (919.0)

String#split で引数を省略した場合の区切り文字です。

String#split で引数を省略した場合の区切り文字です。

Ruby 2.7からは nil 以外に変更することは非推奨になったため、
nil 以外を代入すると警告がでるようになりました。

nilを設定すると特殊な分割を行います。
詳細は String#split を参照してください。

コマンドラインオプション -F を指定して Ruby を起動した場合、
初期値は -F で指定した値です。
それ以外の時には初期値は nil です。

$; には任意のオブジェクトを代入できます。
ただし、String#split の仕様変更を考慮すると
常に正規表現を指定すべきです。

Ruby ...

Kernel$$; -> Regexp | String | nil (919.0)

String#split で引数を省略した場合の区切り文字です。

String#split で引数を省略した場合の区切り文字です。

Ruby 2.7からは nil 以外に変更することは非推奨になったため、
nil 以外を代入すると警告がでるようになりました。

nilを設定すると特殊な分割を行います。
詳細は String#split を参照してください。

コマンドラインオプション -F を指定して Ruby を起動した場合、
初期値は -F で指定した値です。
それ以外の時には初期値は nil です。

$; には任意のオブジェクトを代入できます。
ただし、String#split の仕様変更を考慮すると
常に正規表現を指定すべきです。

Ruby ...

ARGF.class#read_nonblock(maxlen, outbuf = nil, exception: true) -> String | Symbol | nil (913.0)

処理中のファイルからノンブロッキングモードで最大 maxlen バイト読み込みます。 詳しくは IO#read_nonblock を参照してください。

処理中のファイルからノンブロッキングモードで最大 maxlen バイト読み込みます。
詳しくは IO#read_nonblock を参照してください。

ARGF.class#read などとは違って複数ファイルを同時に読み込むことはありません。

@param maxlen 読み込む長さの上限を整数で指定します。
@param outbuf 読み込んだデータを格納する String オブジェクトを指定します。
@param exception 読み込み時に Errno::EAGAIN、
Errno::EWOULDBLOCK が発生する代わりに
...

IO#read_nonblock(maxlen, outbuf = nil, exception: true) -> String | Symbol | nil (913.0)

IO をノンブロッキングモードに設定し、 その後で read(2) システムコールにより 長さ maxlen を上限として読み込み、文字列として返します。 EAGAIN, EINTR などは Errno::EXXX 例外として呼出元に報告されます。

IO をノンブロッキングモードに設定し、
その後で read(2) システムコールにより
長さ maxlen を上限として読み込み、文字列として返します。
EAGAIN, EINTR などは Errno::EXXX 例外として呼出元に報告されます。

発生した例外 がErrno::EAGAIN、 Errno::EWOULDBLOCK である場合は、
その例外オブジェクトに IO::WaitReadable が Object#extend
されます。

なお、バッファが空でない場合は、read_nonblock はバッファから読み込みます。この場合、read(2) システムコールは呼ばれません...

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Numeric#quo(other) -> Rational | Float | Complex (913.0)

self を other で割った商を返します。 整商を得たい場合は Numeric#div を使ってください。

self を other で割った商を返します。
整商を得たい場合は Numeric#div を使ってください。

Numeric#fdiv が結果を Float で返すメソッドなのに対して quo はなるべく正確な数値を返すことを意図しています。
具体的には有理数の範囲に収まる計算では Rational の値を返します。
Float や Complex が関わるときはそれらのクラスになります。

Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。


@param other 自身を割る数を指定します。

//emlist[例][ruby]{
1.quo(3)...

Kernel.#Integer(arg, base = 0, exception: true) -> Integer | nil (898.0)

引数を整数 (Fixnum,Bignum) に変換した結果を返します。

引数を整数
(Fixnum,Bignum)
に変換した結果を返します。

引数が数値の場合は直接変換し(小数点以下切り落とし)、
文字列の場合は、進数を表す接頭辞を含む整数表現とみなせる文字列のみ
変換します。

数値と文字列以外のオブジェクトに対しては arg.to_int, arg.to_i を
この順に使用して変換します。

@param arg 変換対象のオブジェクトです。

@param base 基数として0か2から36の整数を指定します(引数argに文字列を指
定した場合のみ)。省略するか0を指定した場合はプリフィクスか
ら基数を...

IO#each(limit, chomp: false) {|line| ... } -> self (787.0)

IO の現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として 与えられたブロックを実行します。

IO の現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として
与えられたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、自身から生成した
Enumerator オブジェクトを返します。

テキスト読み込みメソッドとして動作します。

limit で最大読み込みバイト数を指定します。ただしマルチバイト文字が途中で
切れないように余分に読み込む場合があります。

@param rs 行の区切りを文字列で指定します。rs に nil を指定すると行区切りなしとみなします。
空文字列 "" を指定すると連続する改行を行の区切りとみなします(パラグラフモード)...

IO#each(rs = $/, chomp: false) {|line| ... } -> self (787.0)

IO の現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として 与えられたブロックを実行します。

IO の現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として
与えられたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、自身から生成した
Enumerator オブジェクトを返します。

テキスト読み込みメソッドとして動作します。

limit で最大読み込みバイト数を指定します。ただしマルチバイト文字が途中で
切れないように余分に読み込む場合があります。

@param rs 行の区切りを文字列で指定します。rs に nil を指定すると行区切りなしとみなします。
空文字列 "" を指定すると連続する改行を行の区切りとみなします(パラグラフモード)...

IO#each(rs, limit, chomp: false) {|line| ... } -> self (787.0)

IO の現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として 与えられたブロックを実行します。

IO の現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として
与えられたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、自身から生成した
Enumerator オブジェクトを返します。

テキスト読み込みメソッドとして動作します。

limit で最大読み込みバイト数を指定します。ただしマルチバイト文字が途中で
切れないように余分に読み込む場合があります。

@param rs 行の区切りを文字列で指定します。rs に nil を指定すると行区切りなしとみなします。
空文字列 "" を指定すると連続する改行を行の区切りとみなします(パラグラフモード)...

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