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Numeric (138571.0)

数値を表す抽象クラスです。Integer や Float などの数値クラス は Numeric のサブクラスとして実装されています。

数値を表す抽象クラスです。Integer や Float などの数値クラス
は Numeric のサブクラスとして実装されています。

演算や比較を行うメソッド(+, -, *, /, <=>)は Numeric のサブクラスで定義されま
す。Numeric で定義されているメソッドは、サブクラスで提供されているメソッド
(+, -, *, /, %) を利用して定義されるものがほとんどです。
つまり Numeric で定義されているメソッドは、Numeric のサブクラスとして新たに数値クラスを定義した時に、
演算メソッド(+, -, *, /, %, <=>, coerce)だけを定義すれ...

Numeric#coerce(other) -> [Numeric] (87430.0)

自身と other が同じクラスになるよう、自身か other を変換し [other, self] という配列にして返します。

自身と other が同じクラスになるよう、自身か other を変換し [other, self] という配列にして返します。

デフォルトでは self と other を Float に変換して [other, self] という配列にして返します。
Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。
以下は Rational の coerce のソースです。other が自身の知らない数値クラスであった場合、
super を呼んでいることに注意して下さい。


//emlist[例][ruby]{
# lib/rational.rb より

def co...

Numeric#quo(other) -> Rational | Float | Complex (87424.0)

self を other で割った商を返します。 整商を得たい場合は Numeric#div を使ってください。

self を other で割った商を返します。
整商を得たい場合は Numeric#div を使ってください。

Numeric#fdiv が結果を Float で返すメソッドなのに対して quo はなるべく正確な数値を返すことを意図しています。
具体的には有理数の範囲に収まる計算では Rational の値を返します。
Float や Complex が関わるときはそれらのクラスになります。

Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。


@param other 自身を割る数を指定します。

//emlist[例][ruby]{
1.quo(3)...

Numeric#real -> Numeric (87358.0)

自身を返します。

自身を返します。

Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。

//emlist[例][ruby]{
10.real # => 10
-10.real # => -10
0.1.real # => 0.1
Rational(2, 3).real # => (2/3)
//}

@see Numeric#imag、Complex#real

Numeric#-@ -> Numeric (87322.0)

単項演算子の - です。 self の符号を反転させたものを返します。

単項演算子の - です。
self の符号を反転させたものを返します。

このメソッドは、二項演算子 - で 0 - self によって定義されています。


@see Integer#-@、Float#-@、Rational#-@、Complex#-@

絞り込み条件を変える

Numeric#denominator -> Integer (87085.0)

自身を Rational に変換した時の分母を返します。

自身を Rational に変換した時の分母を返します。

@return 分母を返します。


@see Numeric#numerator、Integer#denominator、Float#denominator、Rational#denominator、Complex#denominator

Numeric#numerator -> Integer (87085.0)

自身を Rational に変換した時の分子を返します。

自身を Rational に変換した時の分子を返します。

@return 分子を返します。


@see Numeric#denominator、Integer#numerator、Float#numerator、Rational#numerator、Complex#numerator

Numeric#finite? -> bool (87055.0)

self の絶対値が有限値の場合に true を、そうでない場合に false を返します。

self の絶対値が有限値の場合に true を、そうでない場合に false を返します。

//emlist[例][ruby]{
10.finite? # => true
Rational(3).finite? # => true

Float::INFINITY.finite? # => false
Float::INFINITY.is_a?(Numeric) # => true
//}

@see Numeric#infinite?

Numeric#real? -> bool (87055.0)

常に true を返します。(Complex またはそのサブクラスではないことを意味します。)

常に true を返します。(Complex またはそのサブクラスではないことを意味します。)

Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。

//emlist[例][ruby]{
10.real? # => true
-10.real? # => true
0.1.real? # => true
Rational(2, 3).real? # => true
//}

@see Numeric#integer?、Complex#real?

Numeric#nonzero? -> self | nil (87037.0)

自身がゼロの時 nil を返し、非ゼロの時 self を返します。

自身がゼロの時 nil を返し、非ゼロの時 self を返します。

//emlist[例][ruby]{
p 10.nonzero? #=> 10
p 0.nonzero? #=> nil
p 0.0.nonzero? #=> nil
p Rational(0, 2).nonzero? #=> nil
//}

非ゼロの時に self を返すため、自身が 0 の時に他の処理をさせたい場合に以
下のように記述する事もできます。

//emlist[例][ruby]{
a = %w( z Bb bB bb BB a...

絞り込み条件を変える

Numeric#to_c -> Complex (87037.0)

自身を複素数 (Complex) に変換します。Complex(self, 0) を返します。

自身を複素数 (Complex) に変換します。Complex(self, 0) を返します。

//emlist[例][ruby]{
1.to_c # => (1+0i)
-1.to_c # => (-1+0i)
1.0.to_c # => (1.0+0i)
Rational(1, 2).to_c # => ((1/2)+0i)
//}

Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。

Numeric#i -> Complex (87019.0)

Complex(0, self) を返します。

Complex(0, self) を返します。

ただし、Complex オブジェクトでは利用できません。

//emlist[例][ruby]{
10.i # => (0+10i)
-10.i # => (0-10i)
(0.1).i # => (0+0.1i)
Rational(1, 2).i # => (0+(1/2)*i)
//}

Numeric#to_int -> Integer (87019.0)

self.to_i と同じです。

self.to_i と同じです。

//emlist[例][ruby]{
(2+0i).to_int # => 2
Rational(3).to_int # => 3
//}

Rational#/(other) -> Rational | Float (51361.0)

商を計算します。

商を計算します。

@param other 自身を割る数

other に Float を指定した場合は、計算結果を Float で返します。

//emlist[例][ruby]{
r = Rational(3, 4)
r / 2 # => (3/8)
r / 2.0 # => 0.375
r / 0.5 # => 1.5
r / Rational(1, 2) # => (3/2)
r / 0 # => ZeroDivisionError
//}

@raise ZeroD...

Rational#quo(other) -> Rational | Float (51361.0)

商を計算します。

商を計算します。

@param other 自身を割る数

other に Float を指定した場合は、計算結果を Float で返します。

//emlist[例][ruby]{
r = Rational(3, 4)
r / 2 # => (3/8)
r / 2.0 # => 0.375
r / 0.5 # => 1.5
r / Rational(1, 2) # => (3/2)
r / 0 # => ZeroDivisionError
//}

@raise ZeroD...

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Integer#/(other) -> Numeric (24358.0)

除算の算術演算子。

除算の算術演算子。

other が Integer の場合、整商(整数の商)を Integer で返します。
普通の商(剰余を考えない商)を越えない最大の整数をもって整商とします。

other が Float、Rational、Complex の場合、普通の商を other と
同じクラスのインスタンスで返します。

@param other 二項演算の右側の引数(対象)
@return 計算結果

//emlist[例][ruby]{
7 / 2 # => 3
7 / -2 # => -4
7 / 2.0 # => 3.5
7 / Rational(2, 1) # => (7/2)
7...

Time.at(time, usec) -> Time (24079.0)

time + (usec/1000000) の時刻を表す Time オブジェクトを返します。 浮動小数点の精度では不十分な場合に使用します。

time + (usec/1000000) の時刻を表す Time オブジェクトを返します。
浮動小数点の精度では不十分な場合に使用します。

キーワード引数 in でタイムゾーンを指定できます。タイムゾーンの指定がない場合、
生成された Time オブジェクトのタイムゾーンは地方時となります。

@param time 起算時からの経過秒数を表わす値をInteger、 Float、 Rational、または他のNumericで指定します。

@param usec マイクロ秒をInteger、 Float、 Rational、または他のNumericで指定します。

@param in "...

Time.at(time, usec, in:) -> Time (24079.0)

time + (usec/1000000) の時刻を表す Time オブジェクトを返します。 浮動小数点の精度では不十分な場合に使用します。

time + (usec/1000000) の時刻を表す Time オブジェクトを返します。
浮動小数点の精度では不十分な場合に使用します。

キーワード引数 in でタイムゾーンを指定できます。タイムゾーンの指定がない場合、
生成された Time オブジェクトのタイムゾーンは地方時となります。

@param time 起算時からの経過秒数を表わす値をInteger、 Float、 Rational、または他のNumericで指定します。

@param usec マイクロ秒をInteger、 Float、 Rational、または他のNumericで指定します。

@param in "...

Time.at(seconds, xseconds, unit) -> Time (24049.0)

unit に応じて seconds + xseconds ミリ秒などの時刻を表す Time オブジェクトを返します。

unit に応じて seconds + xseconds ミリ秒などの時刻を表す Time オブジェクトを返します。

@param seconds 起算時からの経過秒数を表わす値をInteger、 Float、 Rational、または他のNumericで指定します。
@param xseconds unit に対応するミリ秒かマイクロ秒かナノ秒を指定します。
@param unit :millisecond, :usec, :microsecond, :nsec, :nanosecond のいずれかを指定します。
@param in "+HH:MM" や "-HH:MM" のような形式の...

Time.at(seconds, xseconds, unit, in:) -> Time (24049.0)

unit に応じて seconds + xseconds ミリ秒などの時刻を表す Time オブジェクトを返します。

unit に応じて seconds + xseconds ミリ秒などの時刻を表す Time オブジェクトを返します。

@param seconds 起算時からの経過秒数を表わす値をInteger、 Float、 Rational、または他のNumericで指定します。
@param xseconds unit に対応するミリ秒かマイクロ秒かナノ秒を指定します。
@param unit :millisecond, :usec, :microsecond, :nsec, :nanosecond のいずれかを指定します。
@param in "+HH:MM" や "-HH:MM" のような形式の...

絞り込み条件を変える

Time.at(time) -> Time (24019.0)

time で指定した時刻の Time オブジェクトを返します。

time で指定した時刻の Time オブジェクトを返します。

キーワード引数 in でタイムゾーンを指定できます。タイムゾーンの指定がなく
引数が数値の場合、生成された Time オブジェクトのタイムゾーンは地方時となります。

@param time Time オブジェクト、もしくは起算時からの経過秒数を表わす数値で指定します。
@param in "+HH:MM" や "-HH:MM" のような形式の文字列か
"UTC" かミリタリータイムゾーンの文字列または
数値でタイムゾーンを指定します。

//emlist[][ruby]{
Time.a...

Time.at(time, in:) -> Time (24019.0)

time で指定した時刻の Time オブジェクトを返します。

time で指定した時刻の Time オブジェクトを返します。

キーワード引数 in でタイムゾーンを指定できます。タイムゾーンの指定がなく
引数が数値の場合、生成された Time オブジェクトのタイムゾーンは地方時となります。

@param time Time オブジェクト、もしくは起算時からの経過秒数を表わす数値で指定します。
@param in "+HH:MM" や "-HH:MM" のような形式の文字列か
"UTC" かミリタリータイムゾーンの文字列または
数値でタイムゾーンを指定します。

//emlist[][ruby]{
Time.a...