るりまサーチ (Ruby 2.6.0)

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  1. _builtin nil?
  2. object nil?
  3. nilclass nil?
  4. object nil
  5. _builtin nil

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<< 1 2 3 ... > >>

String (114397.0)

文字列のクラスです。 ヌル文字を含む任意のバイト列を扱うことができます。 文字列の長さにはメモリ容量以外の制限はありません。

文字列のクラスです。
ヌル文字を含む任意のバイト列を扱うことができます。
文字列の長さにはメモリ容量以外の制限はありません。

文字列は通常、文字列リテラルを使って生成します。
以下に文字列リテラルの例をいくつか示します。

//emlist[文字列リテラルの例][ruby]{
'str\\ing' # シングルクオート文字列 (エスケープシーケンスがほぼ無効)
"string\n" # ダブルクオート文字列 (エスケープシーケンスがすべて有効)
%q(str\\ing) # 「%q」文字列 (エスケープシーケンスがほぼ無効、デリミタが変えられる)
%Q(string\n) # 「%Q...

String.try_convert(obj) -> String | nil (63775.0)

obj を String に変換しようと試みます。変換には Object#to_str メソッ ドが使われます。変換後の文字列を返すか、何らかの理由により変換できなかっ た場合は nil が返されます。

obj を String に変換しようと試みます。変換には Object#to_str メソッ
ドが使われます。変換後の文字列を返すか、何らかの理由により変換できなかっ
た場合は nil が返されます。

@param obj 変換する任意のオブジェクト
@return 変換後の文字列または nil

//emlist[例][ruby]{
String.try_convert("str") # => "str"
String.try_convert(/re/) # => nil
//}

String#[](nth) -> String | nil (63763.0)

nth 番目の文字を返します。 nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。 つまり、 self.size + nth 番目の文字を返します。

nth 番目の文字を返します。
nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。
つまり、 self.size + nth 番目の文字を返します。

nth が範囲外を指す場合は nil を返します。

@param nth 文字の位置を表す整数
@return 指定した位置の文字を表す String オブジェクト

//emlist[例][ruby]{
p 'bar'[2] # => "r"
p 'bar'[2] == ?r # => true
p 'bar'[-1] # => "r"
p 'bar'[3] # => nil
p 'bar'[-4] ...

String#slice(nth) -> String | nil (63763.0)

nth 番目の文字を返します。 nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。 つまり、 self.size + nth 番目の文字を返します。

nth 番目の文字を返します。
nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。
つまり、 self.size + nth 番目の文字を返します。

nth が範囲外を指す場合は nil を返します。

@param nth 文字の位置を表す整数
@return 指定した位置の文字を表す String オブジェクト

//emlist[例][ruby]{
p 'bar'[2] # => "r"
p 'bar'[2] == ?r # => true
p 'bar'[-1] # => "r"
p 'bar'[3] # => nil
p 'bar'[-4] ...

String#[](nth, len) -> String | nil (63748.0)

nth 文字目から長さ len 文字の部分文字列を新しく作って返します。 nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。

nth 文字目から長さ len 文字の部分文字列を新しく作って返します。
nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。

@param nth 取得したい文字列の開始インデックスを整数で指定します。
@param len 取得したい文字列の長さを正の整数で指定します。

@return nth が範囲外を指す場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str0 = "bar"
str0[2, 1] #=> "r"
str0[2, 0] #=> ""
str0[2, 100] #=> "r" (右側を超えても...

絞り込み条件を変える

String#[](substr) -> String | nil (63748.0)

self が substr を含む場合、一致した文字列を新しく作って返します。 substr を含まなければ nil を返します。

self が substr を含む場合、一致した文字列を新しく作って返します。
substr を含まなければ nil を返します。

@param substr 取得したい文字列のパターン。文字列

//emlist[例][ruby]{
substr = "bar"
result = "foobar"[substr]
p result # => "bar"
p substr.equal?(result) # => false
//}

String#slice(nth, len) -> String | nil (63748.0)

nth 文字目から長さ len 文字の部分文字列を新しく作って返します。 nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。

nth 文字目から長さ len 文字の部分文字列を新しく作って返します。
nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。

@param nth 取得したい文字列の開始インデックスを整数で指定します。
@param len 取得したい文字列の長さを正の整数で指定します。

@return nth が範囲外を指す場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str0 = "bar"
str0[2, 1] #=> "r"
str0[2, 0] #=> ""
str0[2, 100] #=> "r" (右側を超えても...

String#slice(substr) -> String | nil (63748.0)

self が substr を含む場合、一致した文字列を新しく作って返します。 substr を含まなければ nil を返します。

self が substr を含む場合、一致した文字列を新しく作って返します。
substr を含まなければ nil を返します。

@param substr 取得したい文字列のパターン。文字列

//emlist[例][ruby]{
substr = "bar"
result = "foobar"[substr]
p result # => "bar"
p substr.equal?(result) # => false
//}

String#byteslice(nth) -> String | nil (63697.0)

nth バイト目の文字を返します。nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。 引数が範囲外を指定した場合は nil を返します。

nth バイト目の文字を返します。nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。
引数が範囲外を指定した場合は nil を返します。

@param nth 文字の位置を表す整数を指定します。

@return 切り出した文字列を返します。戻り値の文字エンコーディングは自身
と同じです。

//emlist[例][ruby]{
"hello".byteslice(1) # => "e"
"hello".byteslice(-1) # => "o"
"\u3042".byteslice(0) # => "\xE3"
"\u3042".byteslice(1) # => "\x...

String#byteslice(nth, len=1) -> String | nil (63697.0)

nth バイト目から長さ len バイトの部分文字列を新しく作って返します。 nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。引数が範囲外を指定した場合は nil を返します。

nth バイト目から長さ len バイトの部分文字列を新しく作って返します。
nth が負の場合は文字列の末尾から数えます。引数が範囲外を指定した場合は
nil を返します。

@param nth 取得したい文字列の開始バイトを整数で指定します。

@param len 取得したい文字列の長さを正の整数で指定します。

@return 切り出した文字列を返します。戻り値の文字エンコーディングは自身
と同じです。

//emlist[例][ruby]{
"hello".byteslice(1, 2) # => "el"
"\u3042\u3044\u...

絞り込み条件を変える

String#byteslice(range) -> String | nil (63697.0)

range で指定したバイトの範囲に含まれる部分文字列を返します。引数が範囲 外を指定した場合は nil を返します。

range で指定したバイトの範囲に含まれる部分文字列を返します。引数が範囲
外を指定した場合は nil を返します。

@param range 取得したい文字列の範囲を示す Range オブジェクト

@return 切り出した文字列を返します。戻り値の文字エンコーディングは自身
と同じです。

//emlist[例][ruby]{
"hello".byteslice(1..2) # => "el"
"\x03\u3042\xff".byteslice(1..3) # => "\u3042"
//}

@see String#slice

String#pathmap(spec = nil) { ... } -> String (63607.0)

与えられた書式指定文字列に応じてパス(自身)を変換します。

与えられた書式指定文字列に応じてパス(自身)を変換します。

与えられた書式指定文字列は変換の詳細を制御します。
指定できる書式指定文字列は以下の通りです。

: %p
完全なパスを表します。
: %f
拡張子付きのファイル名を表します。ディレクトリ名は含まれません。
: %n
拡張子なしのファイル名を表します。
: %d
パスに含まれるディレクトリのリストを表します。
: %x
パスに含まれるファイルの拡張子を表します。拡張子が無い場合は空文字列を表します。
: %X
拡張子以外すべてを表します。
: %s
定義されていれば、代替のファイルセパレータを表します。...

String#chomp!(rs = $/) -> self | nil (63538.0)

self の末尾から rs で指定する改行コードを取り除きます。 ただし rs が "\n" ($/ のデフォルト値) のときは、 実行環境によらず "\r", "\r\n", "\n" のすべてを改行コードとみなして取り除きます。

self の末尾から rs で指定する改行コードを取り除きます。
ただし rs が "\n" ($/ のデフォルト値) のときは、
実行環境によらず "\r", "\r\n", "\n" のすべてを改行コードとみなして取り除きます。

rs に nil を指定した場合、このメソッドは何もしません。

rs に空文字列 ("") を指定した場合は「パラグラフモード」になり、
実行環境によらず末尾の連続する改行コード("\r\n", "\n")をすべて取り除きます。

@return chomp! は通常 self を返しますが、取り除く改行がなかった場合は nil を返します。

//emli...

String#slice!(first...last) -> String (63511.0)

指定した範囲 (String#[] 参照) を 文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

指定した範囲 (String#[] 参照) を
文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

引数が範囲外を指す場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
string = "this is a string"
string.slice!(2) #=> "i"
string.slice!(3..6) #=> " is "
string.slice!(/s.*t/) #=> "sa st"
string.slice!("r") #=> "r"
string #=> "thing"
...

String#slice!(first..last) -> String (63511.0)

指定した範囲 (String#[] 参照) を 文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

指定した範囲 (String#[] 参照) を
文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

引数が範囲外を指す場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
string = "this is a string"
string.slice!(2) #=> "i"
string.slice!(3..6) #=> " is "
string.slice!(/s.*t/) #=> "sa st"
string.slice!("r") #=> "r"
string #=> "thing"
...

絞り込み条件を変える

String#slice!(nth) -> String (63511.0)

指定した範囲 (String#[] 参照) を 文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

指定した範囲 (String#[] 参照) を
文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

引数が範囲外を指す場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
string = "this is a string"
string.slice!(2) #=> "i"
string.slice!(3..6) #=> " is "
string.slice!(/s.*t/) #=> "sa st"
string.slice!("r") #=> "r"
string #=> "thing"
...

String#slice!(pos, len) -> String (63511.0)

指定した範囲 (String#[] 参照) を 文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

指定した範囲 (String#[] 参照) を
文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

引数が範囲外を指す場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
string = "this is a string"
string.slice!(2) #=> "i"
string.slice!(3..6) #=> " is "
string.slice!(/s.*t/) #=> "sa st"
string.slice!("r") #=> "r"
string #=> "thing"
...

String#slice!(regexp, nth = 0) -> String (63511.0)

指定した範囲 (String#[] 参照) を 文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

指定した範囲 (String#[] 参照) を
文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

引数が範囲外を指す場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
string = "this is a string"
string.slice!(2) #=> "i"
string.slice!(3..6) #=> " is "
string.slice!(/s.*t/) #=> "sa st"
string.slice!("r") #=> "r"
string #=> "thing"
...

String#slice!(substr) -> String (63511.0)

指定した範囲 (String#[] 参照) を 文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

指定した範囲 (String#[] 参照) を
文字列から取り除いたうえで取り除いた部分文字列を返します。

引数が範囲外を指す場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
string = "this is a string"
string.slice!(2) #=> "i"
string.slice!(3..6) #=> " is "
string.slice!(/s.*t/) #=> "sa st"
string.slice!("r") #=> "r"
string #=> "thing"
...

String#[](range) -> String (63493.0)

rangeで指定したインデックスの範囲に含まれる部分文字列を返します。

rangeで指定したインデックスの範囲に含まれる部分文字列を返します。

@param range 取得したい文字列の範囲を示す Range オブジェクト

=== rangeオブジェクトが終端を含む場合

インデックスと文字列の対応については以下の対照図も参照してください。

0 1 2 3 4 5 (インデックス)
-6 -5 -4 -3 -2 -1 (負のインデックス)
| a | b | c | d | e | f |
|<--------->| 'abcdef'[0..2] # => '...

絞り込み条件を変える

String#slice(range) -> String (63493.0)

rangeで指定したインデックスの範囲に含まれる部分文字列を返します。

rangeで指定したインデックスの範囲に含まれる部分文字列を返します。

@param range 取得したい文字列の範囲を示す Range オブジェクト

=== rangeオブジェクトが終端を含む場合

インデックスと文字列の対応については以下の対照図も参照してください。

0 1 2 3 4 5 (インデックス)
-6 -5 -4 -3 -2 -1 (負のインデックス)
| a | b | c | d | e | f |
|<--------->| 'abcdef'[0..2] # => '...

String#sub!(pattern, replace) -> self | nil (63481.0)

文字列中で pattern にマッチした最初の部分を文字列 replace へ破壊的に置き換えます。

文字列中で pattern にマッチした最初の部分を文字列 replace へ破壊的に置き換えます。

置換文字列 replace 中の \& と \0 はマッチした部分文字列に、
\1 ... \9 は n 番目の括弧の内容に置き換えられます。
置換文字列内では \`、\'、\+ も使えます。
これらは $`、$'、$+ に対応します。

sub! は通常 self を変更して返しますが、
置換が起こらなかった場合は nil を返します。

@param pattern 置き換える文字列のパターンを表す文字列か正規表現。
文字列を指定した場合は全く...

String#encode(**options) -> String (63478.0)

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数 を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな くば self のエンコーディングが使われます。 無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数
を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな
くば self のエンコーディングが使われます。
無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを...

String#encode(encoding, **options) -> String (63478.0)

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数 を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな くば self のエンコーディングが使われます。 無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数
を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな
くば self のエンコーディングが使われます。
無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを...

String#encode(encoding, from_encoding, **options) -> String (63478.0)

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数 を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな くば self のエンコーディングが使われます。 無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数
を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな
くば self のエンコーディングが使われます。
無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを...

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String#upcase!(*options) -> self | nil (63466.0)

全ての小文字を対応する大文字に破壊的に置き換えます。 どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

全ての小文字を対応する大文字に破壊的に置き換えます。
どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
buf = "stRIng? STring."
buf.upcase!
p buf # => "STRING? STRING."
//}

@see String#upcase, String#downcase!,
String#swapcase!, String#capitalize!

String#gsub!(pattern, replace) -> self | nil (63460.0)

文字列中で pattern にマッチする部分全てを文字列 replace に破壊的に置き換えます。

文字列中で pattern にマッチする部分全てを文字列 replace に破壊的に置き換えます。

置換文字列 replace 中の \& と \0 はマッチした部分文字列に、
\1 ... \9 は n 番目の括弧の内容に置き換えられます。
置換文字列内では \`、\'、\+ も使えます。
これらは $`、$'、$+ に対応します。

gsub! は通常 self を変更して返しますが、
置換が起こらなかった場合は nil を返します。

@param pattern 置き換える文字列のパターンを表す文字列か正規表現。
文字列を指定した場合は全く...

String#[](regexp, name) -> String (63448.0)

正規表現 regexp の name で指定した名前付きキャプチャにマッチする最初の 部分文字列を返します。正規表現が self にマッチしなかった場合は nil を返 します。

正規表現 regexp の name で指定した名前付きキャプチャにマッチする最初の
部分文字列を返します。正規表現が self にマッチしなかった場合は nil を返
します。

@param regexp 正規表現を指定します。
@param name 取得したい部分文字列のパターンを示す正規表現レジスタを示す名前

@raise IndexError name に対応する括弧がない場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
s = "FooBar"
s[/(?<foo>[A-Z]..)(?<bar>[A-Z]..)/] # => "FooBar"
s[/(...

String#[](regexp, nth = 0) -> String (63448.0)

正規表現 regexp の nth 番目の括弧にマッチする最初の部分文字列を返します。 nth を省略したときや 0 の場合は正規表現がマッチした部分文字列全体を返します。 正規表現が self にマッチしなかった場合や nth に対応する括弧がないときは nil を返します。

正規表現 regexp の nth 番目の括弧にマッチする最初の部分文字列を返します。
nth を省略したときや 0 の場合は正規表現がマッチした部分文字列全体を返します。
正規表現が self にマッチしなかった場合や nth に対応する括弧がないときは nil を返します。

このメソッドを実行すると、
マッチ結果に関する情報が組み込み変数 $~ に設定されます。

@param regexp 取得したい文字列のパターンを示す正規表現
@param nth 取得したい正規表現レジスタのインデックス。整数

//emlist[例][ruby]{
p "foobar"[/b...

String#chop! -> self | nil (63448.0)

文字列の最後の文字を取り除きます。 ただし、終端が "\r\n" であればその 2 文字を取り除きます。

文字列の最後の文字を取り除きます。
ただし、終端が "\r\n" であればその 2 文字を取り除きます。

@return chop! は self を変更して返しますが、取り除く文字がなかった場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str = "string\r\n"
ret = str.chop!
ret # => "string"
str # => "string"
str.chop! # => "strin"
"".chop! # => ni...

絞り込み条件を変える

String#downcase!(*options) -> self | nil (63448.0)

全ての大文字を対応する小文字に破壊的に置き換えます。 どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

全ての大文字を対応する小文字に破壊的に置き換えます。
どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。
@return self を変更して返します。変更が無かった場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str = "STRing?"
str.downcase!
p str # => "string?"
//}

@see String#downcase, String#upcase!, String#swapc...

String#slice(regexp, name) -> String (63448.0)

正規表現 regexp の name で指定した名前付きキャプチャにマッチする最初の 部分文字列を返します。正規表現が self にマッチしなかった場合は nil を返 します。

正規表現 regexp の name で指定した名前付きキャプチャにマッチする最初の
部分文字列を返します。正規表現が self にマッチしなかった場合は nil を返
します。

@param regexp 正規表現を指定します。
@param name 取得したい部分文字列のパターンを示す正規表現レジスタを示す名前

@raise IndexError name に対応する括弧がない場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
s = "FooBar"
s[/(?<foo>[A-Z]..)(?<bar>[A-Z]..)/] # => "FooBar"
s[/(...

String#slice(regexp, nth = 0) -> String (63448.0)

正規表現 regexp の nth 番目の括弧にマッチする最初の部分文字列を返します。 nth を省略したときや 0 の場合は正規表現がマッチした部分文字列全体を返します。 正規表現が self にマッチしなかった場合や nth に対応する括弧がないときは nil を返します。

正規表現 regexp の nth 番目の括弧にマッチする最初の部分文字列を返します。
nth を省略したときや 0 の場合は正規表現がマッチした部分文字列全体を返します。
正規表現が self にマッチしなかった場合や nth に対応する括弧がないときは nil を返します。

このメソッドを実行すると、
マッチ結果に関する情報が組み込み変数 $~ に設定されます。

@param regexp 取得したい文字列のパターンを示す正規表現
@param nth 取得したい正規表現レジスタのインデックス。整数

//emlist[例][ruby]{
p "foobar"[/b...

String#chomp(rs = $/) -> String (63430.0)

self の末尾から rs で指定する改行コードを取り除いた文字列を生成して返します。 ただし、rs が "\n" ($/ のデフォルト値) のときは、 実行環境によらず "\r", "\r\n", "\n" のすべてを改行コードとみなして取り除きます。

self の末尾から rs で指定する改行コードを取り除いた文字列を生成して返します。
ただし、rs が "\n" ($/ のデフォルト値) のときは、
実行環境によらず "\r", "\r\n", "\n" のすべてを改行コードとみなして取り除きます。

rs に nil を指定した場合、このメソッドは何もしません。

rs に空文字列 ("") を指定した場合は「パラグラフモード」になり、
実行環境によらず末尾の連続する改行コード("\r\n", "\n")をすべて取り除きます。

//emlist[例][ruby]{
p "foo\n".chomp # => "...

String#delete_suffix!(suffix) -> self | nil (63430.0)

self の末尾から破壊的に suffix を削除します。

self の末尾から破壊的に suffix を削除します。

@param suffix 末尾から削除する文字列を指定します。

@return 削除した場合は self、変化しなかった場合は nil

//emlist[][ruby]{
"hello".delete_suffix!("llo") # => "he"
"hello".delete_suffix!("hel") # => nil
//}

@see String#chomp!
@see String#chop!
@see String#delete_prefix!
@see String#delete_suffix
@see S...

絞り込み条件を変える

String#split(sep = $;, limit = 0) -> [String] (63430.0)

第 1 引数 sep で指定されたセパレータによって文字列を limit 個まで分割し、 結果を文字列の配列で返します。 ブロックを指定すると、配列を返す代わりに分割した文字列で ブロックを呼び出します。

第 1 引数 sep で指定されたセパレータによって文字列を limit 個まで分割し、
結果を文字列の配列で返します。
ブロックを指定すると、配列を返す代わりに分割した文字列で
ブロックを呼び出します。

第 1 引数 sep は以下のいずれかです。

: 正規表現
正規表現にマッチする部分で分割する。
特に、括弧によるグルーピングがあればそのグループにマッチした
文字列も結果の配列に含まれる (後述)。
: 文字列
その文字列自体にマッチする部分で分割する。
: 1 バイトの空白文字 ' '
先頭と末尾の空白を除いたうえで、空白文字列で分割する。
...

String#casecmp(other) -> -1 | 0 | 1 | nil (63424.0)

String#<=> と同様に文字列の順序を比較しますが、 アルファベットの大文字小文字の違いを無視します。

String#<=> と同様に文字列の順序を比較しますが、
アルファベットの大文字小文字の違いを無視します。

このメソッドの動作は組み込み変数 $= には影響されません。

String#casecmp? と違って大文字小文字の違いを無視するのは
Unicode 全体ではなく、A-Z/a-z だけです。

@param other self と比較する文字列

//emlist[例][ruby]{
"aBcDeF".casecmp("abcde") #=> 1
"aBcDeF".casecmp("abcdef") #=> 0
"aBcDeF".casecmp("abcd...

String#rindex(pattern, pos = self.size) -> Integer | nil (63424.0)

文字列のインデックス pos から左に向かって pattern を探索します。 最初に見つかった部分文字列の左端のインデックスを返します。 見つからなければ nil を返します。

文字列のインデックス pos から左に向かって pattern を探索します。
最初に見つかった部分文字列の左端のインデックスを返します。
見つからなければ nil を返します。

引数 pattern は探索する部分文字列または正規表現で指定します。

pos が負の場合は、文字列の末尾から数えた位置から探索します。

rindex と String#index とでは、探索方向だけが逆になります。
完全に左右が反転した動作をするわけではありません。
探索はその開始位置を右から左にずらしながら行いますが、
部分文字列の照合はどちらのメソッドも左から右に向かって行います。
以下の例を参照して...

String#<=>(other) -> -1 | 0 | 1 | nil (63412.0)

self と other を ASCII コード順で比較して、 self が大きい時には 1、等しい時には 0、小さい時には -1 を返します。 このメソッドは Comparable モジュールのメソッドを実装するために使われます。

self と other を ASCII コード順で比較して、
self が大きい時には 1、等しい時には 0、小さい時には -1 を返します。
このメソッドは Comparable モジュールのメソッドを実装するために使われます。

other が文字列でない場合、
other.to_str と other.<=> が定義されていれば
0 - (other <=> self) の結果を返します。
そうでなければ nil を返します。

@param other 文字列
@return 比較結果の整数か nil

//emlist[例][ruby]{
p "aaa" <...

String#capitalize!(*options) -> self | nil (63412.0)

文字列先頭の文字を大文字に、残りを小文字に破壊的に変更します。

文字列先頭の文字を大文字に、残りを小文字に破壊的に変更します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

@return capitalize! は self を変更して返しますが、
変更が起こらなかった場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str = "foobar"
str.capitalize!
p str # => "Foobar"

str = "fooBAR"
str.capitalize!
p str # => "Foobar"
//}

@see Stri...

絞り込み条件を変える

String#swapcase!(*options) -> self | nil (63412.0)

大文字を小文字に、小文字を大文字に破壊的に変更します。

大文字を小文字に、小文字を大文字に破壊的に変更します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

swapcase! は self を変更して返しますが、
置換が起こらなかった場合は nil を返します。

このメソッドはマルチバイト文字を認識しません。

//emlist[例][ruby]{
str = "ABCxyz"
str.swapcase!
p str # => "abcXYZ"
//}

@see String#swapcase, String#upcase!, String#downcase!, String...

String#=~(other) -> Integer | nil (63406.0)

正規表現 other とのマッチを行います。 マッチが成功すればマッチした位置のインデックスを、そうでなければ nil を返します。

正規表現 other とのマッチを行います。
マッチが成功すればマッチした位置のインデックスを、そうでなければ nil を返します。

other が正規表現でも文字列でもない場合は
other =~ self を行います。

このメソッドが実行されると、組み込み変数 $~, $1, ...
にマッチに関する情報が設定されます。

@param other 正規表現もしくは =~ メソッドを持つオブジェクト
@raise TypeError other が文字列の場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
p "string" =~ /str/ # =...

String#delete_prefix!(prefix) -> self | nil (63394.0)

self の先頭から破壊的に prefix を削除します。

self の先頭から破壊的に prefix を削除します。

@param prefix 先頭から削除する文字列を指定します。

@return 削除した場合は self、変化しなかった場合は nil

//emlist[][ruby]{
"hello".delete_prefix!("hel") # => "lo"
"hello".delete_prefix!("llo") # => nil
//}

@see String#delete_prefix
@see String#delete_suffix!
@see String#start_with?

String#lines(rs = $/, chomp: false) -> [String] (63376.0)

文字列中の各行を文字列の配列で返します。(self.each_line.to_a と同じです)

文字列中の各行を文字列の配列で返します。(self.each_line.to_a と同じです)

//emlist[][ruby]{
"aa\nbb\ncc\n".lines # => ["aa\n", "bb\n", "cc\n"]
//}

行の区切りは rs に指定した文字列で、 そのデフォルト値は変数 $/ の値です。
各 line には区切りの文字列も含みます。

rs に nil を指定すると行区切りなしとみなします。 rs に空文字列 "" を指
定すると「パラグラフモード」になり、 改行コードが 2 つ以上連続するとこ
ろで文字列を分割します (つまり空行で分割します)。

...

String#strip! -> self | nil (63376.0)

先頭と末尾の空白文字を全て破壊的に取り除きます。 空白文字の定義は " \t\r\n\f\v" です。 また、文字列右側からは "\0" も取り除きますが、 左側の "\0" は取り除きません。

先頭と末尾の空白文字を全て破壊的に取り除きます。
空白文字の定義は " \t\r\n\f\v" です。
また、文字列右側からは "\0" も取り除きますが、
左側の "\0" は取り除きません。

strip! は、内容を変更した self を返します。
ただし取り除く空白がなかったときは nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str = " abc\r\n"
p str.strip! #=> "abc"
p str #=> "abc"

str = "abc"
p str.strip! #=> nil
p str ...

絞り込み条件を変える

String#sub!(pattern) {|matched| .... } -> self | nil (63376.0)

文字列中で pattern にマッチした最初の部分をブロックに渡し、 その評価結果へ破壊的に置き換えます。

文字列中で pattern にマッチした最初の部分をブロックに渡し、
その評価結果へ破壊的に置き換えます。

また、ブロックなしの sub と違い、ブロックの中からは
組み込み変数 $1, $2, $3, ... を問題なく参照できます。

@param pattern 置き換える文字列のパターンを表す文字列か正規表現。
文字列を指定した場合は全く同じ文字列にだけマッチする
@return 置換した場合は self、置換しなかった場合は nil

//emlist[例][ruby]{
str = 'abcabc'
str.sub!(/b/) {|s|...

String#gsub!(pattern) {|matched| .... } -> self | nil (63370.0)

文字列中で pattern にマッチする部分全てを順番にブロックに渡し、 その評価結果に置き換えます。

文字列中で pattern にマッチする部分全てを順番にブロックに渡し、
その評価結果に置き換えます。

また、ブロックなしの場合と違い、ブロックの中からは
組み込み変数 $1, $2, $3, ... を問題なく参照できます。

@param pattern 置き換える文字列のパターンを表す文字列か正規表現。
文字列を指定した場合は全く同じ文字列にだけマッチする
@return 置換した場合は self、置換しなかった場合は nil

//emlist[例][ruby]{
str = 'abcabc'
str.gsub!(/b/) {|s| s.u...

String#index(pattern, pos = 0) -> Integer | nil (63370.0)

文字列のインデックス pos から右に向かって pattern を検索し、 最初に見つかった部分文字列の左端のインデックスを返します。 見つからなければ nil を返します。

文字列のインデックス pos から右に向かって pattern を検索し、
最初に見つかった部分文字列の左端のインデックスを返します。
見つからなければ nil を返します。

引数 pattern は探索する部分文字列または正規表現で指定します。

pos が負の場合、文字列の末尾から数えた位置から探索します。

@param pattern 探索する部分文字列または正規表現
@param pos 探索を開始するインデックス

//emlist[例][ruby]{
p "astrochemistry".index("str") # => 1
p "reg...

String#sub!(pattern, hash) -> String (63361.0)

文字列中の pattern にマッチした部分をキーにして hash を引いた値で破壊的に置き換えます。

文字列中の pattern にマッチした部分をキーにして hash を引いた値で破壊的に置き換えます。

@param pattern 置き換える文字列のパターン
@param hash 置き換える文字列を与えるハッシュ
@return 置換した場合は self、置換しなかった場合は nil

String#casecmp?(other) -> bool | nil (63358.0)

大文字小文字の違いを無視し文字列を比較します。 文字列が一致する場合には true を返し、一致しない場合には false を返します。

大文字小文字の違いを無視し文字列を比較します。
文字列が一致する場合には true を返し、一致しない場合には false を返します。

@param other self と比較する文字列

//emlist[例][ruby]{
"abcdef".casecmp?("abcde") #=> false
"aBcDeF".casecmp?("abcdef") #=> true
"abcdef".casecmp?("abcdefg") #=> false
"abcdef".casecmp?("ABCDEF") #=> true
"\u{e4 f6 fc}".ca...

絞り込み条件を変える

String#delete!(*strs) -> self | nil (63358.0)

self から strs に含まれる文字を破壊的に取り除きます。

self から strs に含まれる文字を破壊的に取り除きます。

str の形式は tr(1) と同じです。
つまり、「a-c」は a から c を意味し、"^0-9" のように
文字列の先頭が「^」の場合は指定文字以外を意味します。

「-」は文字列の両端にない場合にだけ範囲指定の意味になります。
「^」も文字列先頭にあるときだけ否定の効果を発揮します。
また、「-」「^」「\」はバックスラッシュ (「\」)
によってエスケープできます。

なお、引数を複数指定した場合は、
すべての引数にマッチする文字だけが削除されます。

@return 通常は self を返しますが、何も変更が起こ...

String#tr!(pattern, replace) -> self | nil (63358.0)

pattern 文字列に含まれる文字を検索し、 それを replace 文字列の対応する文字に破壊的に置き換えます。

pattern 文字列に含まれる文字を検索し、
それを replace 文字列の対応する文字に破壊的に置き換えます。

pattern の形式は tr(1) と同じです。
つまり、`a-c' は a から c を意味し、
"^0-9" のように文字列の先頭が `^' の場合は
指定文字以外が置換の対象になります。

replace に対しても `-' による範囲指定が可能です。

`-' は文字列の両端にない場合にだけ範囲指定の意味になります。
`^' も文字列の先頭にあるときにだけ否定の効果を発揮します。
また、`-', `^', `\' はバックスラッシュ (`\') によりエスケープで...

String#tr_s!(pattern, replace) -> self | nil (63358.0)

文字列の中に pattern 文字列に含まれる文字が存在したら、 replace 文字列の対応する文字に置き換えます。さらに、 置換した部分内に同一の文字の並びがあったらそれを 1 文字に圧縮します。

文字列の中に pattern 文字列に含まれる文字が存在したら、
replace 文字列の対応する文字に置き換えます。さらに、
置換した部分内に同一の文字の並びがあったらそれを 1 文字に圧縮します。

pattern の形式は tr(1) と同じです。
つまり「a-c」は a から c を意味し、
"^0-9" のように文字列の先頭が「^」の場合は指定した文字以外が置換の対象になります。

replace でも「-」を使って範囲を指定できます。

//emlist[][ruby]{
p "gooooogle".tr_s("a-z", "A-Z") # => "GOGLE"
//}

「...

String#to_s -> String (63343.0)

self を返します。

self を返します。

//emlist[例][ruby]{
p "str".to_s # => "str"
p "str".to_str # => "str"
//}

このメソッドは、文字列を他のクラスのインスタンスと混ぜて処理したいときに有効です。
例えば返り値が文字列か nil であるメソッド some_method があるとき、
to_s メソッドを使うと以下のように統一的に処理できます。

//emlist[例][ruby]{
# some_method(5).downcase だと返り値が nil のときに
# エラーになるので to_s をはさむ
p some_...

String#to_str -> String (63343.0)

self を返します。

self を返します。

//emlist[例][ruby]{
p "str".to_s # => "str"
p "str".to_str # => "str"
//}

このメソッドは、文字列を他のクラスのインスタンスと混ぜて処理したいときに有効です。
例えば返り値が文字列か nil であるメソッド some_method があるとき、
to_s メソッドを使うと以下のように統一的に処理できます。

//emlist[例][ruby]{
# some_method(5).downcase だと返り値が nil のときに
# エラーになるので to_s をはさむ
p some_...

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String#getbyte(index) -> Integer | nil (63340.0)

index バイト目のバイトを整数で返します。

index バイト目のバイトを整数で返します。

index に負を指定すると末尾から数えた位置のバイト
を取り出します。
範囲外を指定した場合は nil を返します。

@param index バイトを取り出す位置

//emlist[例][ruby]{
s = "tester"
s.bytes # => [116, 101, 115, 116, 101, 114]
s.getbyte(0) # => 116
s.getbyte(1) # => 101
s.getbyte(-1) # => 114
s.getbyte(6) ...

String#gsub!(pattern, hash) -> self | nil (63340.0)

文字列中の pattern にマッチした部分をキーにして hash を引いた値へ破壊的に置き換えます。

文字列中の pattern にマッチした部分をキーにして hash を引いた値へ破壊的に置き換えます。

@param pattern 置き換える文字列のパターン
@param hash 置き換える文字列を与えるハッシュ

//emlist[例][ruby]{
hash = {'b'=>'B', 'c'=>'C'}
str = "abcabc"
str.gsub!(/[bc]/){hash[$&]}
p str #=> "aBCaBC"

str = "abcabc"
str.gsub!(/[bc]/, hash)
p str #=> "aBCaBC"
//...

String#lstrip! -> self | nil (63340.0)

文字列の先頭にある空白文字を全て破壊的に取り除きます。 空白文字の定義は " \t\r\n\f\v" です。

文字列の先頭にある空白文字を全て破壊的に取り除きます。
空白文字の定義は " \t\r\n\f\v" です。

lstrip! は self を変更して返します。
ただし取り除く空白がなかったときは nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str = " abc"
p str.lstrip! # => "abc"
p str # => "abc"

str = "abc"
p str.lstrip! # => nil
p str # => "abc"
//}

String#parse_csv(**options) -> [String] (63340.0)

CSV.parse_line(self, options) と同様です。

CSV.parse_line(self, options) と同様です。

1 行の CSV 文字列を、文字列の配列に変換するためのショートカットです。

@param options CSV.new と同様のオプションを指定します。

//emlist[][ruby]{
require "csv"

p "Matz,Ruby\n".parse_csv # => ["Matz", "Ruby"]
p "Matz|Ruby\r\n".parse_csv(col_sep: '|', row_sep: "\r\n") # => ...

String#rstrip! -> self | nil (63340.0)

文字列の末尾にある空白文字を全て破壊的に取り除きます。 空白文字の定義は " \t\r\n\f\v\0" です。

文字列の末尾にある空白文字を全て破壊的に取り除きます。
空白文字の定義は " \t\r\n\f\v\0" です。

//emlist[例][ruby]{
str = " abc\n"
p str.rstrip! # => " abc"
p str # => " abc"

str = " abc \r\n\t\v\0"
p str.rstrip! # => " abc"
p str # => " abc"
//}

@see String#rstrip, String#lstrip

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String#squeeze!(*chars) -> self | nil (63340.0)

chars に含まれる文字が複数並んでいたら 1 文字にまとめます。

chars に含まれる文字が複数並んでいたら 1 文字にまとめます。

chars の形式は tr(1) と同じです。つまり、
`a-c' は a から c を意味し、"^0-9" のように
文字列の先頭が `^' の場合は指定文字以外を意味します。

`-' は文字列の両端にない場合にだけ範囲指定の意味になります。
同様に、`^' もその効果は文字列の先頭にあるときだけです。また、
`-', `^', `\' はバックスラッシュ(`\')によ
りエスケープすることができます。

引数を 1 つも指定しない場合は、すべての連続した文字を 1 文字にまとめます。

引数を複数指定した場合は、す...

String#encode!(encoding, from_encoding, options = nil) -> self (63325.0)

self を指定したエンコーディングに変換し、自身を置き換えます。引数を2つ 与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもなくば self のエンコーディングが使われます。変換後の self を返します。

self を指定したエンコーディングに変換し、自身を置き換えます。引数を2つ
与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもなくば
self のエンコーディングが使われます。変換後の self を返します。

(gsub!などと異なり)変換が行なわれなくても self を返します。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを指定します。
@param from_encoding 変換元のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを指定します。
@return ...

String#encode!(encoding, options = nil) -> self (63325.0)

self を指定したエンコーディングに変換し、自身を置き換えます。引数を2つ 与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもなくば self のエンコーディングが使われます。変換後の self を返します。

self を指定したエンコーディングに変換し、自身を置き換えます。引数を2つ
与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもなくば
self のエンコーディングが使われます。変換後の self を返します。

(gsub!などと異なり)変換が行なわれなくても self を返します。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを指定します。
@param from_encoding 変換元のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを指定します。
@return ...

String#match(regexp, pos = 0) -> MatchData | nil (63322.0)

regexp.match(self, pos) と同じです。 regexp が文字列の場合は、正規表現にコンパイルします。 詳しくは Regexp#match を参照してください。

regexp.match(self, pos) と同じです。
regexp が文字列の場合は、正規表現にコンパイルします。
詳しくは Regexp#match を参照してください。

//emlist[例: regexp のみの場合][ruby]{
'hello'.match('(.)\1') # => #<MatchData "ll" 1:"l">
'hello'.match('(.)\1')[0] # => "ll"
'hello'.match(/(.)\1/)[0] # => "ll"
'hello'.match('xx') # => nil
//}
...

String#unpack(template) -> Array (63199.0)

Array#pack で生成された文字列を テンプレート文字列 template にしたがってアンパックし、 それらの要素を含む配列を返します。

Array#pack で生成された文字列を
テンプレート文字列 template にしたがってアンパックし、
それらの要素を含む配列を返します。

@param template pack テンプレート文字列
@return オブジェクトの配列


以下にあげるものは、Array#pack、String#unpack、String#unpack1
のテンプレート文字の一覧です。テンプレート文字は後に「長さ」を表す数字
を続けることができます。「長さ」の代わりに`*'とすることで「残り全て」
を表すこともできます。

長さの意味はテンプレート文字により異なりますが大...

絞り込み条件を変える

String#split(sep = $;, limit = 0) {|s| ... } -> self (63130.0)

第 1 引数 sep で指定されたセパレータによって文字列を limit 個まで分割し、 結果を文字列の配列で返します。 ブロックを指定すると、配列を返す代わりに分割した文字列で ブロックを呼び出します。

第 1 引数 sep で指定されたセパレータによって文字列を limit 個まで分割し、
結果を文字列の配列で返します。
ブロックを指定すると、配列を返す代わりに分割した文字列で
ブロックを呼び出します。

第 1 引数 sep は以下のいずれかです。

: 正規表現
正規表現にマッチする部分で分割する。
特に、括弧によるグルーピングがあればそのグループにマッチした
文字列も結果の配列に含まれる (後述)。
: 文字列
その文字列自体にマッチする部分で分割する。
: 1 バイトの空白文字 ' '
先頭と末尾の空白を除いたうえで、空白文字列で分割する。
...

String#lines(rs = $/, chomp: false) {|line| ... } -> self (63076.0)

文字列中の各行を文字列の配列で返します。(self.each_line.to_a と同じです)

文字列中の各行を文字列の配列で返します。(self.each_line.to_a と同じです)

//emlist[][ruby]{
"aa\nbb\ncc\n".lines # => ["aa\n", "bb\n", "cc\n"]
//}

行の区切りは rs に指定した文字列で、 そのデフォルト値は変数 $/ の値です。
各 line には区切りの文字列も含みます。

rs に nil を指定すると行区切りなしとみなします。 rs に空文字列 "" を指
定すると「パラグラフモード」になり、 改行コードが 2 つ以上連続するとこ
ろで文字列を分割します (つまり空行で分割します)。

...

String#scanf(format) -> Array (63073.0)

ブロックを指定しない場合、見つかった文字列を format に従って変 換し、そのオブジェクトの配列を返します。 format で指定した文字列が見つからない場合は空の配列を 生成して返します。

ブロックを指定しない場合、見つかった文字列を format に従って変
換し、そのオブジェクトの配列を返します。
format で指定した文字列が見つからない場合は空の配列を
生成して返します。

require 'scanf'
str = "123 abc 456 def 789 ghi"
p str.scanf("%d%s") #=> [123, "abc"]

ブロックを指定した場合は scanf を継続して実行し、順次
見つかった文字列を変換したオブジェクトの配列を引数に、ブロックを
実行します。このとき、ブロックの実行結果を要素とする配列を返します。

requir...

String#scanf(format) {|*ary| ...} -> Array (63073.0)

ブロックを指定しない場合、見つかった文字列を format に従って変 換し、そのオブジェクトの配列を返します。 format で指定した文字列が見つからない場合は空の配列を 生成して返します。

ブロックを指定しない場合、見つかった文字列を format に従って変
換し、そのオブジェクトの配列を返します。
format で指定した文字列が見つからない場合は空の配列を
生成して返します。

require 'scanf'
str = "123 abc 456 def 789 ghi"
p str.scanf("%d%s") #=> [123, "abc"]

ブロックを指定した場合は scanf を継続して実行し、順次
見つかった文字列を変換したオブジェクトの配列を引数に、ブロックを
実行します。このとき、ブロックの実行結果を要素とする配列を返します。

requir...

String#gsub!(pattern) -> Enumerator (63070.0)

文字列中で pattern にマッチする部分全てを順番にブロックに渡し、 その評価結果に置き換えます。

文字列中で pattern にマッチする部分全てを順番にブロックに渡し、
その評価結果に置き換えます。

また、ブロックなしの場合と違い、ブロックの中からは
組み込み変数 $1, $2, $3, ... を問題なく参照できます。

@param pattern 置き換える文字列のパターンを表す文字列か正規表現。
文字列を指定した場合は全く同じ文字列にだけマッチする
@return 置換した場合は self、置換しなかった場合は nil

//emlist[例][ruby]{
str = 'abcabc'
str.gsub!(/b/) {|s| s.u...

絞り込み条件を変える

String#each_line(rs = $/, chomp: false) -> Enumerator (63037.0)

文字列中の各行に対して繰り返します。 行の区切りは rs に指定した文字列で、 そのデフォルト値は変数 $/ の値です。 各 line には区切りの文字列も含みます。

文字列中の各行に対して繰り返します。
行の区切りは rs に指定した文字列で、
そのデフォルト値は変数 $/ の値です。
各 line には区切りの文字列も含みます。

rs に nil を指定すると行区切りなしとみなします。
rs に空文字列 "" を指定すると「パラグラフモード」になり、
改行コードが 2 つ以上連続するところで文字列を分割します
(つまり空行で分割します)。

@param rs 行末を示す文字列
@param chomp true を指定すると各行の末尾から rs を取り除きます。

//emlist[例][ruby]{
"aa\nbb\ncc\n".each_...

String#each_line(rs = $/, chomp: false) {|line| ... } -> self (63037.0)

文字列中の各行に対して繰り返します。 行の区切りは rs に指定した文字列で、 そのデフォルト値は変数 $/ の値です。 各 line には区切りの文字列も含みます。

文字列中の各行に対して繰り返します。
行の区切りは rs に指定した文字列で、
そのデフォルト値は変数 $/ の値です。
各 line には区切りの文字列も含みます。

rs に nil を指定すると行区切りなしとみなします。
rs に空文字列 "" を指定すると「パラグラフモード」になり、
改行コードが 2 つ以上連続するところで文字列を分割します
(つまり空行で分割します)。

@param rs 行末を示す文字列
@param chomp true を指定すると各行の末尾から rs を取り除きます。

//emlist[例][ruby]{
"aa\nbb\ncc\n".each_...

String#match(regexp, pos = 0) {|m| ... } -> object (63022.0)

regexp.match(self, pos) と同じです。 regexp が文字列の場合は、正規表現にコンパイルします。 詳しくは Regexp#match を参照してください。

regexp.match(self, pos) と同じです。
regexp が文字列の場合は、正規表現にコンパイルします。
詳しくは Regexp#match を参照してください。

//emlist[例: regexp のみの場合][ruby]{
'hello'.match('(.)\1') # => #<MatchData "ll" 1:"l">
'hello'.match('(.)\1')[0] # => "ll"
'hello'.match(/(.)\1/)[0] # => "ll"
'hello'.match('xx') # => nil
//}
...

String#match?(regexp, pos = 0) -> bool (63019.0)

regexp.match?(self, pos) と同じです。 regexp が文字列の場合は、正規表現にコンパイルします。 詳しくは Regexp#match? を参照してください。

regexp.match?(self, pos) と同じです。
regexp が文字列の場合は、正規表現にコンパイルします。
詳しくは Regexp#match? を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
"Ruby".match?(/R.../) #=> true
"Ruby".match?(/R.../, 1) #=> false
"Ruby".match?(/P.../) #=> false
$& #=> nil
//}

@see Regexp#match?, Symbol#match?

StringIO#string=(buf) (27322.0)

自身が表す文字列を指定された buf に変更します。

自身が表す文字列を指定された buf に変更します。

buf はバッファとして使われ、書き込みメソッドによって書き換えられます。
自身は読み書き両用になりますが、
buf がフリーズされている場合には読み取り専用になります。
pos と lineno は 0 にセットされます。


@param buf 自身が新たに表す文字列を指定します。

@raise TypeError buf が nil の場合に発生します。

絞り込み条件を変える

OpenSSL::PKCS7#error_string -> String | nil (18964.0)

検証エラーの理由を表す文字列を返します。

検証エラーの理由を表す文字列を返します。

OpenSSL::PKCS7#verify で検証を
した場合のみ更新されます。

OpenSSL::PKCS7#verify で検証をする前は nil を返します。

検証に成功した場合は nil を返します。

@see OpenSSL::PKCS7#error_string=

OpenSSL::X509::Store#error_string -> String | nil (18928.0)

最後に OpenSSL::X509::Store#verify を呼び、 検証したときのエラー文字列を返します。

最後に OpenSSL::X509::Store#verify を呼び、
検証したときのエラー文字列を返します。

検証に成功した場合は "ok" を返します。

verify を一度も呼びだしていない場合は nil を返します。

返り値は verify を呼ぶごとに更新されます。

WIN32OLE_METHOD#helpstring -> String | nil (18925.0)

メソッドのヘルプ文字列を取得します。

メソッドのヘルプ文字列を取得します。

helpstringは、IDEがメソッドのバルーンヘルプを表示するような場合に利用可
能な、1行程度でメソッドを説明する文字列です。

@return ヘルプ文字列を返します。未定義ならばnilを返します。

tobj = WIN32OLE_TYPE.new('Microsoft Internet Controls', 'IWebBrowser')
method = WIN32OLE_METHOD.new(tobj, 'Navigate')
puts method.helpstring # => Navigates to a URL o...

WIN32OLE_TYPE#helpstring -> String | nil (18925.0)

型のドキュメント文字列を取得します。

型のドキュメント文字列を取得します。

@return ドキュメント文字列を返します。未定義の場合はnilを返します。

tobj = WIN32OLE_TYPE.new('Microsoft Internet Controls', 'IWebBrowser')
p tobj.helpstring # => "Web Browser interface"

ドキュメント文字列は、コンテキストヘルプなどに利用可能な型の簡単な説明文です。

StringScanner (18523.0)

StringScanner は文字列スキャナクラスです。 簡単に高速なスキャナを記述できます。

StringScanner は文字列スキャナクラスです。
簡単に高速なスキャナを記述できます。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('This is an example string')
s.eos? #=> false

p s.scan(/\w+/) #=> "This"
p s.scan(/\w+/) #=> nil
p s.scan(/\s+/) #=> " "
p s.scan(/\s+/) #=> nil
p s.scan(/\w+/) #=> "is"...

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StringIO#read_nonblock(maxlen, outbuf = nil, exception: true) -> String | nil (9976.0)

StringIO#readに似ていますが、 exception オプションに false を指定すると EOFError を発生させず nil を返します。

StringIO#readに似ていますが、 exception オプションに false を指定すると EOFError を発生させず nil を返します。

@param len 読み込みたい長さを整数で指定します。StringIO#read と同じです。

@param outbuf 読み込んだ文字列を出力するバッファを文字列で指定します。指定した文字列オブジェクトが
あらかじめ length 長の領域であれば、余計なメモリの割当てが行われません。指定した文字列の
長さが length と異なる場合、その文字列は一旦 length ...

StringScanner#[](nth) -> String | nil (9817.0)

前回マッチした正規表現の nth 番目のかっこに対応する部分文字列を 返します。インデックス 0 はマッチした部分全体です。前回のマッチが 失敗していると常に nil を返します。

前回マッチした正規表現の nth 番目のかっこに対応する部分文字列を
返します。インデックス 0 はマッチした部分全体です。前回のマッチが
失敗していると常に nil を返します。

@param nth 前回マッチした正規表現の nth 番目のかっこに対応する部分文字列を
返します。


//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('test string')
s.scan(/\w(\w)(\w*)/) # => "test"
s[0] # => "test"...

StringScanner#post_match -> String | nil (9817.0)

前回マッチを行った文字列のうち、マッチしたところよりも後ろの 部分文字列を返します。前回のマッチが失敗していると常に nil を 返します。

前回マッチを行った文字列のうち、マッチしたところよりも後ろの
部分文字列を返します。前回のマッチが失敗していると常に nil を
返します。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('test string')
s.post_match # => nil
s.scan(/\w+/) # => "test"
s.post_match # => " string"
s.scan(/\w+/) # => nil
s.post_match # => nil
s.scan(/\s+/) # => " "
s.post...

StringScanner#pre_match -> String | nil (9781.0)

前回マッチを行った文字列のうち、マッチしたところよりも前の 部分文字列を返します。前回のマッチが失敗していると常に nil を 返します。

前回マッチを行った文字列のうち、マッチしたところよりも前の
部分文字列を返します。前回のマッチが失敗していると常に nil を
返します。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('test string')
s.pre_match # => nil
s.scan(/\w+/) # => "test"
s.pre_match # => ""
s.scan(/\w+/) # => nil
s.pre_match # => nil
s.scan(/\s+/) # => " "
s.pre_match ...

StringScanner#matched -> String | nil (9727.0)

前回マッチした部分文字列を返します。 前回のマッチに失敗していると nil を返します。

前回マッチした部分文字列を返します。
前回のマッチに失敗していると nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('test string')
s.matched # => nil
s.scan(/\w+/) # => "test"
s.matched # => "test"
s.scan(/\w+/) # => nil
s.matched # => nil
s.scan(/\s+/) # => " "
s.matched # => " "
//}

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StringScanner#scan(regexp) -> String | nil (9727.0)

スキャンポインタの地点だけで regexp と文字列のマッチを試します。 マッチしたら、スキャンポインタを進めて正規表現にマッチした 部分文字列を返します。マッチしなかったら nil を返します。

スキャンポインタの地点だけで regexp と文字列のマッチを試します。
マッチしたら、スキャンポインタを進めて正規表現にマッチした
部分文字列を返します。マッチしなかったら nil を返します。

@param regexp マッチに用いる正規表現を指定します。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('test string')
p s.scan(/\w+/) #=> "test"
p s.scan(/\w+/) #=> nil
p s.scan(/\s+/) #=> " "
p s.scan(/...

StringIO#gets(rs = $/) -> String | nil (9709.0)

自身から 1 行読み込んで、その文字列を返します。文字列の終端に到達した時には nil を返します。 $_ に読み込んだ行がセットされます。

自身から 1 行読み込んで、その文字列を返します。文字列の終端に到達した時には nil を返します。
$_ に読み込んだ行がセットされます。

@param rs 行の区切りを文字列で指定します。rs に nil を指定すると行区切りなしとみなします。空文字列 "" を指定すると連続する改行を行の区切りとみなします(パラグラフモード)。

@raise IOError 自身が読み込み用にオープンされていなければ発生します。

//emlist[例][ruby]{
require "stringio"
a = StringIO.new("hoge")
a.gets ...

StringScanner#check(regexp) -> String | nil (9709.0)

現在位置から regexp とのマッチを試みます。 マッチに成功したらマッチした部分文字列を返します。 マッチに失敗したら nil を返します。

現在位置から regexp とのマッチを試みます。
マッチに成功したらマッチした部分文字列を返します。
マッチに失敗したら nil を返します。

このメソッドはマッチが成功してもスキャンポインタを進めません。

@param regexp マッチに用いる正規表現を指定します。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('test string')
s.check(/\w+/) # => "test"
s.pos # => 0
s.matched # => "test"
s.check(...

StringScanner#get_byte -> String | nil (9679.0)

1 バイトスキャンして文字列で返します。 スキャンポインタをその後ろに進めます。 スキャンポインタが文字列の末尾を指すなら nil を返します。

1 バイトスキャンして文字列で返します。
スキャンポインタをその後ろに進めます。
スキャンポインタが文字列の末尾を指すなら nil を返します。

StringScanner#getbyte は将来のバージョンで削除される予定です。
代わりに StringScanner#get_byte を使ってください。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

utf8 = "\u{308B 3073 3044}"
s = StringScanner.new(utf8.encode("EUC-JP"))
p s.get_byte #=> "\xA4"
p ...

StringScanner#getbyte -> String | nil (9679.0)

1 バイトスキャンして文字列で返します。 スキャンポインタをその後ろに進めます。 スキャンポインタが文字列の末尾を指すなら nil を返します。

1 バイトスキャンして文字列で返します。
スキャンポインタをその後ろに進めます。
スキャンポインタが文字列の末尾を指すなら nil を返します。

StringScanner#getbyte は将来のバージョンで削除される予定です。
代わりに StringScanner#get_byte を使ってください。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

utf8 = "\u{308B 3073 3044}"
s = StringScanner.new(utf8.encode("EUC-JP"))
p s.get_byte #=> "\xA4"
p ...

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StringIO#getc -> String | nil (9673.0)

自身から 1 文字読み込んで、その文字を返します。 文字列の終端に到達した時には nil を返します。

自身から 1 文字読み込んで、その文字を返します。
文字列の終端に到達した時には nil を返します。

@raise IOError 自身が読み取り不可なら発生します。

//emlist[例][ruby]{
require "stringio"
a = StringIO.new("ho")
a.getc # => "h"
a.getc # => "o"
a.getc # => nil
//}

StringScanner#check_until(regexp) -> String | nil (9673.0)

regexp が一致するまで文字列をスキャンします。 マッチに成功したらスキャン開始位置からマッチ部分の末尾までの部分文字列を返します。 マッチに失敗したら nil を返します。

regexp が一致するまで文字列をスキャンします。
マッチに成功したらスキャン開始位置からマッチ部分の末尾までの部分文字列を返します。
マッチに失敗したら nil を返します。

このメソッドはマッチが成功してもスキャンポインタを進めません。

@param regexp マッチに用いる正規表現を指定します。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('test string')
s.check_until(/str/) # => "test str"
s.matched # => "str...

StringScanner#getch -> String | nil (9673.0)

一文字スキャンして文字列で返します。 スキャンポインタをその後ろに進めます。 スキャンポインタが文字列の末尾を指すならnilを返します。

一文字スキャンして文字列で返します。
スキャンポインタをその後ろに進めます。
スキャンポインタが文字列の末尾を指すならnilを返します。

一文字の定義は、与えた文字列のエンコードに依存します。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

utf8 = "\u{308B 3073 3044}"
s = StringScanner.new(utf8.encode("UTF-8"))
p s.getch # => "る"
p s.getch # => "び"
p s....

StringScanner#scan_until(regexp) -> String | nil (9673.0)

regexp で指定された正規表現とマッチするまで文字列をスキャンします。 マッチに成功したらスキャンポインタを進めて、 スキャン開始位置からマッチ部分の末尾までの部分文字列を返します。 マッチに失敗したら nil を返します。

regexp で指定された正規表現とマッチするまで文字列をスキャンします。
マッチに成功したらスキャンポインタを進めて、
スキャン開始位置からマッチ部分の末尾までの部分文字列を返します。
マッチに失敗したら nil を返します。

@param regexp マッチに用いる正規表現を指定します。

//emlist[例][ruby]{
require 'strscan'

s = StringScanner.new('test string')
s.scan_until(/str/) # => "test str"
s.matched # => "str"
s.pos ...

JSON::Generator::GeneratorMethods::NilClass#to_json(state_or_hash = nil) -> String (9625.0)

自身から生成した JSON 形式の文字列を返します。

自身から生成した JSON 形式の文字列を返します。

"null" という文字列を返します。

@param state_or_hash 生成する JSON 形式の文字列をカスタマイズするため
に JSON::State のインスタンスか、
JSON::State.new の引数と同じ Hash を
指定します。

//emlist[例][ruby]{
require "json"

nil.to_json # => "null"
//}

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StringIO#read(len) -> String | nil (9613.0)

自身から len バイト読み込んで返します。len が省略された場合は、最後まで読み込んで返します。 詳しい仕様は IO#read を参照して下さい。

自身から len バイト読み込んで返します。len が省略された場合は、最後まで読み込んで返します。
詳しい仕様は IO#read を参照して下さい。

@param len 読み込みたい長さを整数で指定します。詳しい仕様は IO#read を参照して下さい。

@param outbuf 読み込んだ文字列を出力するバッファを文字列で指定します。指定した文字列オブジェクトが
あらかじめ length 長の領域であれば、余計なメモリの割当てが行われません。指定した文字列の
長さが length と異なる場合、その文字列は一旦 length...

JSON::Generator::GeneratorMethods::String#to_json(state_or_hash = nil) -> String (9607.0)

自身から生成した JSON 形式の文字列を返します。

自身から生成した JSON 形式の文字列を返します。

自身のエンコードは UTF-8 であるべきです。
"\u????" のように UTF-16 ビッグエンディアンでエンコードされた文字列を返すことがあります。

@param state_or_hash 生成する JSON 形式の文字列をカスタマイズするため
に JSON::State のインスタンスか、
JSON::State.new の引数と同じ Hash を
指定します。

//emlist[例][ruby]...

StringIO#ungetc(str_or_int) -> nil (9424.0)

文字列か整数で指定された str_or_int を自身に書き戻します。 nil を返します。

文字列か整数で指定された str_or_int を自身に書き戻します。
nil を返します。

何回でも書き戻すことが可能です。
現在位置が自身のサイズよりも大きい場合は、自身をリサイズしてから、ch を書き戻します。

@param str_or_int 書き戻したい文字を文字列か整数で指定します。複数の文
字を書き戻す事もできます。

@raise IOError 自身が読み込み可能でない時に発生します。

//emlist[例][ruby]{
require "stringio"
s = StringIO.new("hoge")
s.pos = 1
s...

StringScanner#matched_size -> Integer | nil (9424.0)

前回マッチした部分文字列の長さを返します。 前回マッチに失敗していたら nil を返します。

前回マッチした部分文字列の長さを返します。
前回マッチに失敗していたら nil を返します。

マッチしたサイズは文字単位でなくバイト単位となります。

//emlist[][ruby]{
require 'strscan'

def run(encode)
utf8 = "\u{308B 3073 3044}" # るびい
s = StringScanner.new(utf8.encode(encode))
s.scan(/#{"\u{308B}".encode(encode)}/)
s.matched_size
end

p run("UTF-8") #=> 3
p...

NilClass#=~(other) -> nil (9406.0)

右辺に正規表現オブジェクトを置いた正規表現マッチ obj =~ /RE/ をサポートするためのメソッドです。常に nil を返します。

右辺に正規表現オブジェクトを置いた正規表現マッチ obj =~ /RE/
をサポートするためのメソッドです。常に nil を返します。


@param other 任意のオブジェクトです。結果に影響しません。

//emlist[例][ruby]{
obj = 'regexp'
p(obj =~ /re/) #=> 0

obj = nil
p(obj =~ /re/) #=> nil
//}

@see String#=~

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