るりまサーチ (Ruby 2.6.0)

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  3. io each
  4. io each_line
  5. io readlines

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RubyVM::InstructionSequence#inspect -> String (9010.0)

self の情報をラベルとパスを含んだ人間に読みやすい文字列にして返します。

self の情報をラベルとパスを含んだ人間に読みやすい文字列にして返します。

//emlist[例][ruby]{
iseq = RubyVM::InstructionSequence.compile('num = 1 + 2')
iseq.inspect # => "<RubyVM::InstructionSequence:<compiled>@<compiled>>"
//}

@see RubyVM::InstructionSequence#label,
RubyVM::InstructionSequence#path

RubyVM::InstructionSequence#label -> String (9010.0)

self が表す命令シーケンスのラベルを返します。通常、メソッド名、クラス名、 モジュール名などで構成されます。

self が表す命令シーケンスのラベルを返します。通常、メソッド名、クラス名、
モジュール名などで構成されます。

トップレベルでは "<main>" を返します。self を文字列から作成していた場合
は "<compiled>" を返します。

例1:irb で実行した場合

iseq = RubyVM::InstructionSequence.compile('num = 1 + 2')
# => <RubyVM::InstructionSequence:<compiled>@<compiled>>
iseq.label
# => "<compiled>"

例2: R...

RubyVM::InstructionSequence#path -> String (9010.0)

self が表す命令シーケンスの相対パスを返します。

self が表す命令シーケンスの相対パスを返します。

self の作成時に指定した文字列を返します。self を文字列から作成していた
場合は "<compiled>" を返します。

例1:irb で実行した場合

iseq = RubyVM::InstructionSequence.compile('num = 1 + 2')
# => <RubyVM::InstructionSequence:<compiled>@<compiled>>
iseq.path
# => "<compiled>"

例2: RubyVM::InstructionSequence.compi...

RubyVM::InstructionSequence#to_a -> Array (9010.0)

self の情報を 14 要素の配列にして返します。

self の情報を 14 要素の配列にして返します。

命令シーケンスを以下の情報で表します。

: magic

データフォーマットを示す文字列。常に
"YARVInstructionSequence/SimpleDataFormat"。

: major_version

命令シーケンスのメジャーバージョン。

: minor_version

命令シーケンスのマイナーバージョン。

: format_type

データフォーマットを示す数値。常に 1。

: misc

以下の要素から構成される Hash オブジェクト。

:arg_size: メソッド、ブ...

RubyVM::InstructionSequence#to_binary(extra_data = nil) -> String (9010.0)

バイナリフォーマットでシリアライズされたiseqのデータを文字列として返します。 RubyVM::InstructionSequence.load_from_binary メソッドでバイナリデータに対応するiseqオブジェクトを作れます。

バイナリフォーマットでシリアライズされたiseqのデータを文字列として返します。
RubyVM::InstructionSequence.load_from_binary メソッドでバイナリデータに対応するiseqオブジェクトを作れます。

引数の extra_data はバイナリデータと共に保存されます。
RubyVM::InstructionSequence.load_from_binary_extra_data メソッドでこの文字列にアクセス出来ます。

注意: 変換後のバイナリデータはポータブルではありません。 to_binary で得たバイナリデータは他のマシンに移動できません。他...

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SignalException#signm -> String (9010.0)

self.message のエイリアスです。

self.message のエイリアスです。

//emlist[例][ruby]{
begin
Process.kill('HUP', Process.pid)
sleep
rescue SignalException => e
puts e.signm # => SIGHUP
end
//}

SignalException#signo -> Integer (9010.0)

self のシグナル番号を返します。

self のシグナル番号を返します。

//emlist[例][ruby]{
p Signal.signame(1) # => "HUP"
begin
Process.kill('HUP', Process.pid)
sleep
rescue SignalException => e
p e.signo # => 1
end
//}

StopIteration#result -> object (9010.0)

この例外オブジェクトを発生させる原因となったメソッド等の返り値を返します。

この例外オブジェクトを発生させる原因となったメソッド等の返り値を返します。

object = Object.new
def object.each
yield :yield1
yield :yield2
:each_returned
end

enumerator = object.to_enum

p enumerator.next #=> :yield1
p enumerator.next #=> :yield2

begin
enumerator.next
rescue StopIteration => error
...

Thread::Backtrace::Location#absolute_path -> String (9010.0)

self が表すフレームの絶対パスを返します。

self が表すフレームの絶対パスを返します。

//emlist[例][ruby]{
# foo.rb
class Foo
attr_accessor :locations
def initialize(skip)
@locations = caller_locations(skip)
end
end

Foo.new(0..2).locations.map do |call|
puts call.absolute_path
end

# => /path/to/foo.rb
# /path/to/foo.rb
# /path/to/foo.rb
//}

@see...

Thread::Backtrace::Location#base_label -> String (9010.0)

self が表すフレームの基本ラベルを返します。通常、 Thread::Backtrace::Location#label から修飾を取り除いたもので構成 されます。

self が表すフレームの基本ラベルを返します。通常、
Thread::Backtrace::Location#label から修飾を取り除いたもので構成
されます。

//emlist[例][ruby]{
# foo.rb
class Foo
attr_accessor :locations
def initialize(skip)
@locations = caller_locations(skip)
end
end

Foo.new(0..2).locations.map do |call|
puts call.base_label
end

# => init...

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Thread::Backtrace::Location#inspect -> String (9010.0)

Thread::Backtrace::Location#to_s の結果を人間が読みやすいような文 字列に変換したオブジェクトを返します。

Thread::Backtrace::Location#to_s の結果を人間が読みやすいような文
字列に変換したオブジェクトを返します。

//emlist[例][ruby]{
# foo.rb
class Foo
attr_accessor :locations
def initialize(skip)
@locations = caller_locations(skip)
end
end

Foo.new(0..2).locations.map do |call|
puts call.inspect
end

# => "path/to/foo.rb:5:in ...

Thread::Backtrace::Location#label -> String (9010.0)

self が表すフレームのラベルを返します。通常、メソッド名、クラス名、モ ジュール名などで構成されます。

self が表すフレームのラベルを返します。通常、メソッド名、クラス名、モ
ジュール名などで構成されます。

例: Thread::Backtrace::Location の例1を用いた例

//emlist[][ruby]{
loc = c(0..1).first
loc.label # => "a"
//}

@see Thread::Backtrace::Location#base_label

Thread::Backtrace::Location#lineno -> Integer (9010.0)

self が表すフレームの行番号を返します。

self が表すフレームの行番号を返します。

例: Thread::Backtrace::Location の例1を用いた例

//emlist[][ruby]{
loc = c(0..1).first
loc.lineno # => 2
//}

Thread::Backtrace::Location#path -> String (9010.0)

self が表すフレームのファイル名を返します。

self が表すフレームのファイル名を返します。

例: Thread::Backtrace::Location の例1を用いた例

//emlist[][ruby]{
loc = c(0..1).first
loc.path # => "caller_locations.rb"
//}

@see Thread::Backtrace::Location#absolute_path

Thread::Backtrace::Location#to_s -> String (9010.0)

self が表すフレームを Kernel.#caller と同じ表現にした文字列を返し ます。

self が表すフレームを Kernel.#caller と同じ表現にした文字列を返し
ます。

//emlist[例][ruby]{
# foo.rb
class Foo
attr_accessor :locations
def initialize(skip)
@locations = caller_locations(skip)
end
end

Foo.new(0..2).locations.map do |call|
puts call.to_s
end

# => path/to/foo.rb:5:in `initialize'
# path/to/foo...

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Thread::ConditionVariable#broadcast -> self (9010.0)

状態変数を待っているスレッドをすべて再開します。再開された スレッドは Thread::ConditionVariable#wait で指定した mutex のロックを試みます。

状態変数を待っているスレッドをすべて再開します。再開された
スレッドは Thread::ConditionVariable#wait
で指定した mutex のロックを試みます。

@return 常に self を返します。

//emlist[例][ruby]{
mutex = Mutex.new
cv = ConditionVariable.new
flg = true

3.times {
Thread.start {
mutex.synchronize {
puts "a1"
while (flg)
cv.wait(mutex)
...

Thread::ConditionVariable#signal -> self (9010.0)

状態変数を待っているスレッドを1つ再開します。再開された スレッドは Thread::ConditionVariable#wait で指定した mutex のロックを試みます。

状態変数を待っているスレッドを1つ再開します。再開された
スレッドは Thread::ConditionVariable#wait
で指定した mutex のロックを試みます。

@return 常に self を返します。

//emlist[例][ruby]{
mutex = Mutex.new
cv = ConditionVariable.new
flg = true

3.times {
Thread.start {
mutex.synchronize {
puts "a1"
while (flg)
cv.wait(mutex)
...

Thread::ConditionVariable#wait(mutex, timeout = nil) -> self (9010.0)

mutex のロックを解放し、カレントスレッドを停止します。 Thread::ConditionVariable#signalまたは、 Thread::ConditionVariable#broadcastで送られたシグナルを 受け取ると、mutexのロックを取得し、実行状態となります。

mutex のロックを解放し、カレントスレッドを停止します。
Thread::ConditionVariable#signalまたは、
Thread::ConditionVariable#broadcastで送られたシグナルを
受け取ると、mutexのロックを取得し、実行状態となります。

@param mutex Mutex オブジェクトを指定します。

@param timeout スリープする秒数を指定します。この場合はシグナルを受け取
らなかった場合でも指定した秒数が経過するとスリープを終了
します。省略するとスリープし続け...

Encoding::Converter#primitive_convert(source_buffer, destination_buffer, destination_byteoffset, destination_bytesize, options) -> Symbol (1210.0)

エンコーディング変換のためのメソッドの中で、もっとも細かな扱いが可能なメソッドです。

エンコーディング変換のためのメソッドの中で、もっとも細かな扱いが可能なメソッドです。

可搬性を確保しつつ、不正なバイトや変換先で未定義な文字の扱いを細かに指定したいときは、Encoding::Converter#primitive_convert が唯一の方法になります。

@param source_buffer 変換元文字列のバッファ
@param destination_buffer 変換先文字列を格納するバッファ
@param destination_byteoffset 変換先バッファでのオフセット
@param destination_bytesize 変換先バッファの容量
@...

Encoding::Converter#primitive_convert(source_buffer, destination_buffer, destination_byteoffset, destination_bytesize) -> Symbol (910.0)

エンコーディング変換のためのメソッドの中で、もっとも細かな扱いが可能なメソッドです。

エンコーディング変換のためのメソッドの中で、もっとも細かな扱いが可能なメソッドです。

可搬性を確保しつつ、不正なバイトや変換先で未定義な文字の扱いを細かに指定したいときは、Encoding::Converter#primitive_convert が唯一の方法になります。

@param source_buffer 変換元文字列のバッファ
@param destination_buffer 変換先文字列を格納するバッファ
@param destination_byteoffset 変換先バッファでのオフセット
@param destination_bytesize 変換先バッファの容量
@...

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Encoding::Converter#primitive_convert(source_buffer, destination_buffer, destination_byteoffset) -> Symbol (610.0)

エンコーディング変換のためのメソッドの中で、もっとも細かな扱いが可能なメソッドです。

エンコーディング変換のためのメソッドの中で、もっとも細かな扱いが可能なメソッドです。

可搬性を確保しつつ、不正なバイトや変換先で未定義な文字の扱いを細かに指定したいときは、Encoding::Converter#primitive_convert が唯一の方法になります。

@param source_buffer 変換元文字列のバッファ
@param destination_buffer 変換先文字列を格納するバッファ
@param destination_byteoffset 変換先バッファでのオフセット
@param destination_bytesize 変換先バッファの容量
@...

ARGF.class#file -> IO (361.0)

現在開いている処理対象の File オブジェクト(または IO オブジェ クト)を返します。

現在開いている処理対象の File オブジェクト(または IO オブジェ
クト)を返します。

$ echo "foo" > foo
$ echo "bar" > bar

$ ruby argf.rb foo bar

ARGF.file # => #<File:foo>
ARGF.read(5) # => "foo\nb"
ARGF.file # => #<File:bar>

ARGFが現在開いている処理対象が標準入力の場合、$stdin を返します。

ARGF.class#read_nonblock(maxlen, outbuf = nil, exception: true) -> String | Symbol | nil (358.0)

処理中のファイルからノンブロッキングモードで最大 maxlen バイト読み込みます。 詳しくは IO#read_nonblock を参照してください。

処理中のファイルからノンブロッキングモードで最大 maxlen バイト読み込みます。
詳しくは IO#read_nonblock を参照してください。

ARGF.class#read などとは違って複数ファイルを同時に読み込むことはありません。

@param maxlen 読み込む長さの上限を整数で指定します。
@param outbuf 読み込んだデータを格納する String オブジェクトを指定します。
@param exception 読み込み時に Errno::EAGAIN、
Errno::EWOULDBLOCK が発生する代わりに
...

ARGF.class#seek(offset, whence = IO::SEEK_SET) -> 0 (349.0)

ARGFが現在開いているファイルのファイルポインタを whence の位置から offset だけ移動させます。 offset 位置への移動が成功すれば 0 を返します。

ARGFが現在開いているファイルのファイルポインタを whence の位置から
offset だけ移動させます。 offset 位置への移動が成功すれば 0 を返します。

@param offset ファイルポインタを移動させるオフセットを整数で指定します。
@param whence IO#seek を参照。

@see IO#seek

ARGF.class#set_encoding(enc_str, options = {}) -> self (328.0)

ARGF の外部/内部エンコーディングを設定します。 次以降に処理するファイルにも同じ設定が適用されます。

ARGF の外部/内部エンコーディングを設定します。
次以降に処理するファイルにも同じ設定が適用されます。

外部エンコーディングは ARGF を介して読み込むファイルの、
内部エンコーディングは読み込んだ文字列のエンコーディングです。

詳しくは IO#set_encoding を参照してください。

@param enc_str 外部/内部エンコーディングを"A:B" のようにコロンで
区切って指定します。
@param ext_enc 外部エンコーディングを表す文字列か
Encoding オブジェクトを指定します。
@para...

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ARGF.class#set_encoding(ext_enc, int_enc, options = {}) -> self (328.0)

ARGF の外部/内部エンコーディングを設定します。 次以降に処理するファイルにも同じ設定が適用されます。

ARGF の外部/内部エンコーディングを設定します。
次以降に処理するファイルにも同じ設定が適用されます。

外部エンコーディングは ARGF を介して読み込むファイルの、
内部エンコーディングは読み込んだ文字列のエンコーディングです。

詳しくは IO#set_encoding を参照してください。

@param enc_str 外部/内部エンコーディングを"A:B" のようにコロンで
区切って指定します。
@param ext_enc 外部エンコーディングを表す文字列か
Encoding オブジェクトを指定します。
@para...

File#flock(operation) -> 0 | false (328.0)

ファイルをロックします。

ファイルをロックします。

ロックを取得するまでブロックされます。
ロックの取得に成功した場合は 0 を返します。
File::LOCK_NB (ノンブロッキング) を指定すると、本来ならブロックされる場合に
ブロックされずに false を返すようになります。

@param operation ロックに対する操作の種類を示す定数を指定します。
どのような定数が利用可能かは以下を参照して下さい。

@raise IOError 自身が close されている場合に発生します。

@raise Errno::EXXX operation に不正な整数を与えた...

Encoding::Converter#last_error -> Exception | nil (310.0)

直前に変換器で発生した例外に相当する例外オブジェクトを返します。 直前の変換で例外が発生していない場合は nil を返します。

直前に変換器で発生した例外に相当する例外オブジェクトを返します。
直前の変換で例外が発生していない場合は nil を返します。

//emlist[][ruby]{
ec = Encoding::Converter.new("utf-8", "iso-8859-1")
p ec.primitive_convert(src="\xf1abcd", dst="") #=> :invalid_byte_sequence
p ec.last_error #=> #<Encoding::InvalidByteSequenceError: "\xF1" followed by "a"...

Encoding::Converter#primitive_convert(source_buffer, destination_buffer) -> Symbol (310.0)

エンコーディング変換のためのメソッドの中で、もっとも細かな扱いが可能なメソッドです。

エンコーディング変換のためのメソッドの中で、もっとも細かな扱いが可能なメソッドです。

可搬性を確保しつつ、不正なバイトや変換先で未定義な文字の扱いを細かに指定したいときは、Encoding::Converter#primitive_convert が唯一の方法になります。

@param source_buffer 変換元文字列のバッファ
@param destination_buffer 変換先文字列を格納するバッファ
@param destination_byteoffset 変換先バッファでのオフセット
@param destination_bytesize 変換先バッファの容量
@...

Float#to_r -> Rational (310.0)

自身を Rational に変換します。

自身を Rational に変換します。

//emlist[例][ruby]{
0.5.to_r # => (1/2)
//}

絞り込み条件を変える

Integer#to_r -> Rational (310.0)

自身を Rational に変換します。

自身を Rational に変換します。

//emlist[][ruby]{
1.to_r # => (1/1)
(1<<64).to_r # => (18446744073709551616/1)
//}

NilClass#to_r -> Rational (310.0)

0/1 を返します。

0/1 を返します。

//emlist[例][ruby]{
nil.to_r # => (0/1)
//}

Numeric#quo(other) -> Rational | Float | Complex (310.0)

self を other で割った商を返します。 整商を得たい場合は Numeric#div を使ってください。

self を other で割った商を返します。
整商を得たい場合は Numeric#div を使ってください。

Numeric#fdiv が結果を Float で返すメソッドなのに対して quo はなるべく正確な数値を返すことを意図しています。
具体的には有理数の範囲に収まる計算では Rational の値を返します。
Float や Complex が関わるときはそれらのクラスになります。

Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。


@param other 自身を割る数を指定します。

//emlist[例][ruby]{
1.quo(3)...

String#capitalize!(*options) -> self | nil (310.0)

文字列先頭の文字を大文字に、残りを小文字に破壊的に変更します。

文字列先頭の文字を大文字に、残りを小文字に破壊的に変更します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

@return capitalize! は self を変更して返しますが、
変更が起こらなかった場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str = "foobar"
str.capitalize!
p str # => "Foobar"

str = "fooBAR"
str.capitalize!
p str # => "Foobar"
//}

@see Stri...

String#capitalize(*options) -> String (310.0)

文字列先頭の文字を大文字に、残りを小文字に変更した文字列を返します。

文字列先頭の文字を大文字に、残りを小文字に変更した文字列を返します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
p "foobar--".capitalize # => "Foobar--"
p "fooBAR--".capitalize # => "Foobar--"
p "FOOBAR--".capitalize # => "Foobar--"
//}

@see String#capitalize!, String#upcase,
String#downcase...

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String#downcase!(*options) -> self | nil (310.0)

全ての大文字を対応する小文字に破壊的に置き換えます。 どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

全ての大文字を対応する小文字に破壊的に置き換えます。
どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。
@return self を変更して返します。変更が無かった場合は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
str = "STRing?"
str.downcase!
p str # => "string?"
//}

@see String#downcase, String#upcase!, String#swapc...

String#downcase(*options) -> String (310.0)

全ての大文字を対応する小文字に置き換えた文字列を返します。 どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

全ての大文字を対応する小文字に置き換えた文字列を返します。
どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

@param options オプションの意味は以下の通りです。

: オプションなし
完全な Unicode ケースマッピングに対応し、ほとんどの言語に適しています。(例外は以下の :turkic,
:lithuanian オプションを参照)
Unicode 標準の表 3-14 で説明されている、コンテキスト依存のケースマッピングは、現在サポートされていません。

: :ascii
ASCII の範囲内のみ (A-Z, a...

String#encode!(encoding, from_encoding, options = nil) -> self (310.0)

self を指定したエンコーディングに変換し、自身を置き換えます。引数を2つ 与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもなくば self のエンコーディングが使われます。変換後の self を返します。

self を指定したエンコーディングに変換し、自身を置き換えます。引数を2つ
与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもなくば
self のエンコーディングが使われます。変換後の self を返します。

(gsub!などと異なり)変換が行なわれなくても self を返します。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを指定します。
@param from_encoding 変換元のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを指定します。
@return ...

String#encode!(encoding, options = nil) -> self (310.0)

self を指定したエンコーディングに変換し、自身を置き換えます。引数を2つ 与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもなくば self のエンコーディングが使われます。変換後の self を返します。

self を指定したエンコーディングに変換し、自身を置き換えます。引数を2つ
与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもなくば
self のエンコーディングが使われます。変換後の self を返します。

(gsub!などと異なり)変換が行なわれなくても self を返します。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを指定します。
@param from_encoding 変換元のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを指定します。
@return ...

String#encode(**options) -> String (310.0)

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数 を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな くば self のエンコーディングが使われます。 無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数
を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな
くば self のエンコーディングが使われます。
無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを...

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String#encode(encoding, **options) -> String (310.0)

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数 を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな くば self のエンコーディングが使われます。 無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数
を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな
くば self のエンコーディングが使われます。
無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを...

String#encode(encoding, from_encoding, **options) -> String (310.0)

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数 を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな くば self のエンコーディングが使われます。 無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

self を指定したエンコーディングに変換した文字列を作成して返します。引数
を2つ与えた場合、第二引数は変換元のエンコーディングを意味します。さもな
くば self のエンコーディングが使われます。
無引数の場合は、Encoding.default_internal が nil でなければそれが変換先のエンコーディングになり、かつ :invalid => :replace と :undef => :replace が指定されたと見なされ、nil ならば変換は行われません。

@param encoding 変換先のエンコーディングを表す文字列か Encoding オブジェクトを...

String#swapcase!(*options) -> self | nil (310.0)

大文字を小文字に、小文字を大文字に破壊的に変更します。

大文字を小文字に、小文字を大文字に破壊的に変更します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

swapcase! は self を変更して返しますが、
置換が起こらなかった場合は nil を返します。

このメソッドはマルチバイト文字を認識しません。

//emlist[例][ruby]{
str = "ABCxyz"
str.swapcase!
p str # => "abcXYZ"
//}

@see String#swapcase, String#upcase!, String#downcase!, String...

String#swapcase(*options) -> String (310.0)

大文字を小文字に、小文字を大文字に変更した文字列を返します。

大文字を小文字に、小文字を大文字に変更した文字列を返します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
p "ABCxyz".swapcase # => "abcXYZ"
p "Access".swapcase # => "aCCESS"
//}

@see String#swapcase!, String#upcase, String#downcase, String#capitalize

String#to_r -> Rational (310.0)

自身を有理数(Rational)に変換した結果を返します。

自身を有理数(Rational)に変換した結果を返します。

Kernel.#Rational に文字列を指定した時のように、以下のいずれかの形
式で指定します。

* "1/3" のような分数の形式
* "0.3" のような10進数の形式
* "0.3E0" のような x.xEn の形式
* 数字をアンダースコアで繋いだ形式

//emlist[例][ruby]{
' 2 '.to_r # => (2/1)
'1/3'.to_r # => (1/3)
'-9.2'.to_r # => (-46/5)
'-9.2E2'.to_r ...

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String#upcase!(*options) -> self | nil (310.0)

全ての小文字を対応する大文字に破壊的に置き換えます。 どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

全ての小文字を対応する大文字に破壊的に置き換えます。
どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
buf = "stRIng? STring."
buf.upcase!
p buf # => "STRING? STRING."
//}

@see String#upcase, String#downcase!,
String#swapcase!, String#capitalize!

String#upcase(*options) -> String (310.0)

全ての小文字を対応する大文字に置き換えた文字列を返します。 どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

全ての小文字を対応する大文字に置き換えた文字列を返します。
どの文字がどう置き換えられるかは、オプションの有無や文字列のエンコーディングに依存します。

@param options オプションの詳細は String#downcase を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
p "stRIng? STring.".upcase # => "STRING? STRING."
//}

@see String#upcase!, String#downcase,
String#swapcase, String#capitalize

Symbol#capitalize(*options) -> Symbol (310.0)

シンボルに対応する文字列の先頭の文字を大文字に、残りを小文字に変更した シンボルを返します。

シンボルに対応する文字列の先頭の文字を大文字に、残りを小文字に変更した
シンボルを返します。

(self.to_s.capitalize.intern と同じです。)

:foobar.capitalize #=> :Foobar
:fooBar.capitalize #=> :Foobar
:FOOBAR.capitalize #=> :Foobar
:"foobar--".capitalize # => "Foobar--"

@see String#capitalize

Symbol#downcase(*options) -> Symbol (310.0)

大文字を小文字に変換したシンボルを返します。

大文字を小文字に変換したシンボルを返します。

(self.to_s.downcase.intern と同じです。)

:FOO.downcase #=> :foo

@see String#downcase

Symbol#swapcase(*options) -> Symbol (310.0)

'A' から 'Z' までのアルファベット大文字を小文字に、'a' から 'z' までの アルファベット小文字を大文字に変更したシンボルを返します。

'A' から 'Z' までのアルファベット大文字を小文字に、'a' から 'z' までの
アルファベット小文字を大文字に変更したシンボルを返します。

(self.to_s.swapcase.intern と同じです。)

p :ABCxyz.swapcase # => :abcXYZ
p :Access.swapcase # => :aCCESS

@see String#swapcase

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Symbol#upcase(*options) -> Symbol (310.0)

小文字を大文字に変換したシンボルを返します。

小文字を大文字に変換したシンボルを返します。

(self.to_s.upcase.intern と同じです。)

:foo.upcase #=> :FOO

@see String#upcase

Time#subsec -> Integer | Rational (310.0)

時刻を表す分数を返します。

時刻を表す分数を返します。

Rational を返す場合があります。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p "%10.9f" % t.to_f # => "946749845.000005960"
p t.subsec #=> (3/500000)
//}

to_f の値と subsec の値の下のほうの桁の値は異なる場合があります。
というのは IEEE 754 double はそれを表すのに十分な精度を
持たないからです。subsec で得られる値が正確です。

Time#to_r -> Rational (310.0)

起算時からの経過秒数を有理数で返します。1 秒に満たない経過も 表現されます。

起算時からの経過秒数を有理数で返します。1 秒に満たない経過も
表現されます。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p t # => 2000-01-02 03:04:05 +0900
p t.to_r # => (473374922500003/500000)
//}

ARGF.class#readpartial(maxlen, outbuf = nil) -> String (76.0)

IO#readpartialを参照。ARGF.class#read などとは違って複数ファ イルを同時に読み込むことはありません。

IO#readpartialを参照。ARGF.class#read などとは違って複数ファ
イルを同時に読み込むことはありません。

@param maxlen 読み込む長さの上限を整数で指定します。
@param outbuf 読み込んだデータを格納する String オブジェクトを指定します。

@see IO#readpartial, ARGF.class#read_nonblock

File#lstat -> File::Stat (76.0)

ファイルの状態を含む File::Stat オブジェクトを生成して返します。 シンボリックリンクに関してリンクそのものの情報を返します。 lstat(2) を実装していないシステムでは、IO#statと同じです。

ファイルの状態を含む File::Stat オブジェクトを生成して返します。
シンボリックリンクに関してリンクそのものの情報を返します。
lstat(2) を実装していないシステムでは、IO#statと同じです。

@raise Errno::EXXX 失敗した場合に発生します。

@raise IOError 自身が close されている場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
# testlink は testfile のシンボリックリンク
File.open("testlink") do |f|
p f.lstat == File.stat("testfil...

絞り込み条件を変える

ARGF.class#each(rs = $/) -> Enumerator (46.0)

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら れたブロックを実行します。

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら
れたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在の行についてファイル名や行数を得るには
ARGF.class#filename と ARGF.class#lineno を使用します。

...

ARGF.class#each(rs = $/) { |line| ... } -> self (46.0)

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら れたブロックを実行します。

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら
れたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在の行についてファイル名や行数を得るには
ARGF.class#filename と ARGF.class#lineno を使用します。

...

ARGF.class#each(rs = $/, limit) -> Enumerator (46.0)

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら れたブロックを実行します。

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら
れたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在の行についてファイル名や行数を得るには
ARGF.class#filename と ARGF.class#lineno を使用します。

...

ARGF.class#each(rs = $/, limit) { |line| ... } -> self (46.0)

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら れたブロックを実行します。

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら
れたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在の行についてファイル名や行数を得るには
ARGF.class#filename と ARGF.class#lineno を使用します。

...

ARGF.class#each_line(rs = $/) -> Enumerator (46.0)

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら れたブロックを実行します。

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら
れたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在の行についてファイル名や行数を得るには
ARGF.class#filename と ARGF.class#lineno を使用します。

...

絞り込み条件を変える

ARGF.class#each_line(rs = $/) { |line| ... } -> self (46.0)

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら れたブロックを実行します。

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら
れたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在の行についてファイル名や行数を得るには
ARGF.class#filename と ARGF.class#lineno を使用します。

...

ARGF.class#each_line(rs = $/, limit) -> Enumerator (46.0)

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら れたブロックを実行します。

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら
れたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在の行についてファイル名や行数を得るには
ARGF.class#filename と ARGF.class#lineno を使用します。

...

ARGF.class#each_line(rs = $/, limit) { |line| ... } -> self (46.0)

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら れたブロックを実行します。

ARGFの現在位置から 1 行ずつ文字列として読み込み、それを引数として与えら
れたブロックを実行します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在の行についてファイル名や行数を得るには
ARGF.class#filename と ARGF.class#lineno を使用します。

...

ARGF.class#eof -> bool (46.0)

現在開いているファイルがEOFに達したらtrueを返します。そうでない場合は falseを返します。

現在開いているファイルがEOFに達したらtrueを返します。そうでない場合は
falseを返します。

@raise IOError ファイルがopenされていない場合に発生します。

$ echo "eof" | ruby argf.rb

ARGF.eof? # => false
3.times { ARGF.readchar }
ARGF.eof? # => false
ARGF.readchar # => "\n"
ARGF.eof? # =...

ARGF.class#eof? -> bool (46.0)

現在開いているファイルがEOFに達したらtrueを返します。そうでない場合は falseを返します。

現在開いているファイルがEOFに達したらtrueを返します。そうでない場合は
falseを返します。

@raise IOError ファイルがopenされていない場合に発生します。

$ echo "eof" | ruby argf.rb

ARGF.eof? # => false
3.times { ARGF.readchar }
ARGF.eof? # => false
ARGF.readchar # => "\n"
ARGF.eof? # =...

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ARGF.class#pos -> Integer (46.0)

ARGFが現在開いているファイルのファイルポインタの現在の位置をバイト単位 の整数で返します。

ARGFが現在開いているファイルのファイルポインタの現在の位置をバイト単位
の整数で返します。

ARGF.pos # => 0
ARGF.gets # => "This is line one\n"
ARGF.pos # => 17

@see IO#pos, IO#tell, ARGF.class#pos=

ARGF.class#tell -> Integer (46.0)

ARGFが現在開いているファイルのファイルポインタの現在の位置をバイト単位 の整数で返します。

ARGFが現在開いているファイルのファイルポインタの現在の位置をバイト単位
の整数で返します。

ARGF.pos # => 0
ARGF.gets # => "This is line one\n"
ARGF.pos # => 17

@see IO#pos, IO#tell, ARGF.class#pos=

Array#pack(template) -> String (46.0)

配列の内容を template で指定された文字列にしたがって、 バイナリとしてパックした文字列を返します。

配列の内容を template で指定された文字列にしたがって、
バイナリとしてパックした文字列を返します。

テンプレートは
型指定文字列とその長さ(省略時は1)を並べたものです。長さと
して * が指定された時は「残りのデータ全て」の長さを
表します。型指定文字は以下で述べる pack テンプレート文字列の通りです。

buffer が指定されていれば、バッファとして使って返値として返します。
もし template の最初にオフセット (@) が指定されていれば、
結果はオフセットの後ろから詰められます。
buffer の元の内容がオフセットより長ければ、
オフセットより後ろの部分は上...

Array#pack(template, buffer: String.new) -> String (46.0)

配列の内容を template で指定された文字列にしたがって、 バイナリとしてパックした文字列を返します。

配列の内容を template で指定された文字列にしたがって、
バイナリとしてパックした文字列を返します。

テンプレートは
型指定文字列とその長さ(省略時は1)を並べたものです。長さと
して * が指定された時は「残りのデータ全て」の長さを
表します。型指定文字は以下で述べる pack テンプレート文字列の通りです。

buffer が指定されていれば、バッファとして使って返値として返します。
もし template の最初にオフセット (@) が指定されていれば、
結果はオフセットの後ろから詰められます。
buffer の元の内容がオフセットより長ければ、
オフセットより後ろの部分は上...

Class#superclass -> Class | nil (46.0)

自身のスーパークラスを返します。

自身のスーパークラスを返します。

//emlist[例][ruby]{
File.superclass #=> IO
IO.superclass #=> Object
class Foo; end
class Bar < Foo; end
Bar.superclass #=> Foo
Object.superclass #=> BasicObject
//}

ただし BasicObject.superclass は nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
BasicObject.supercl...

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String#unpack(template) -> Array (46.0)

Array#pack で生成された文字列を テンプレート文字列 template にしたがってアンパックし、 それらの要素を含む配列を返します。

Array#pack で生成された文字列を
テンプレート文字列 template にしたがってアンパックし、
それらの要素を含む配列を返します。

@param template pack テンプレート文字列
@return オブジェクトの配列


以下にあげるものは、Array#pack、String#unpack、String#unpack1
のテンプレート文字の一覧です。テンプレート文字は後に「長さ」を表す数字
を続けることができます。「長さ」の代わりに`*'とすることで「残り全て」
を表すこともできます。

長さの意味はテンプレート文字により異なりますが大...

ARGF.class#binmode -> self (28.0)

self をバイナリモードにします。一度バイナリモードになった後は非バイナリ モードに戻る事はできません。

self をバイナリモードにします。一度バイナリモードになった後は非バイナリ
モードに戻る事はできません。

バイナリモード下では以下のように動作します。

* 改行の変換を停止する
* 文字エンコーディングの変換を停止する
* 内容を ASCII-8BIT として扱う

例:
# test1.png - 164B
# test2.png - 128B
# test1.png + test2.png = 292B

# $ ruby test.rb test1.png test2.png

ARGF.binmode
ARGF.read.size # => 29...

ARGF.class#binmode? -> bool (28.0)

ARGF の入力ストリームがバイナリモードなら true を返します。 そうでない場合、false を返します。

ARGF の入力ストリームがバイナリモードなら true を返します。
そうでない場合、false を返します。

バイナリモードにするためには ARGF.class#binmode を使用します。

ARGF.binmode? # => false
ARGF.binmode
ARGF.binmode? # => true

@see IO#binmode?, ARGF.class#binmode

ARGF.class#closed? -> bool (28.0)

現在開いている処理対象のファイルがARGFがcloseされていればtrueを返します。

現在開いている処理対象のファイルがARGFがcloseされていればtrueを返します。

例:
# $ echo "foo" > foo
# $ echo "bar" > bar
# $ ruby argf.rb foo bar

ARGF.filename # => "foo"
ARGF.close
# 複数のファイルを開いているので1度のARGF.closeではまた全てのファイルを閉じていないのでfalseになる
ARGF.closed? # => false
ARGF.filename # => "bar"
ARGF.close
# 2つ...

ARGF.class#each_byte -> Enumerator (28.0)

ARGF の現在位置から 1 バイトずつ読み込み、それを整数として与え、ブロックを実行します。 ブロック引数byteは0..255のいずれかの整数です。

ARGF の現在位置から 1 バイトずつ読み込み、それを整数として与え、ブロックを実行します。
ブロック引数byteは0..255のいずれかの整数です。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在位置の1バイトについてファイル名を得るには
ARGF.class#filename を使用します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成して返しま...

絞り込み条件を変える

ARGF.class#each_byte { |byte| ...} -> self (28.0)

ARGF の現在位置から 1 バイトずつ読み込み、それを整数として与え、ブロックを実行します。 ブロック引数byteは0..255のいずれかの整数です。

ARGF の現在位置から 1 バイトずつ読み込み、それを整数として与え、ブロックを実行します。
ブロック引数byteは0..255のいずれかの整数です。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在位置の1バイトについてファイル名を得るには
ARGF.class#filename を使用します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成して返しま...

ARGF.class#each_char -> Enumerator (28.0)

レシーバに含まれる文字を一文字ずつブロックに渡して評価します。

レシーバに含まれる文字を一文字ずつブロックに渡して評価します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在位置の1文字についてファイル名を得るには
ARGF.class#filename を使用します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

例:
# $ echo "line1\n" > test1.txt
# $...

ARGF.class#each_char { |c| ... } -> self (28.0)

レシーバに含まれる文字を一文字ずつブロックに渡して評価します。

レシーバに含まれる文字を一文字ずつブロックに渡して評価します。

このメソッドはスクリプトに指定した引数(Object::ARGV を参照) をファ
イル名とみなして、それらのファイルを連結した 1 つの仮想ファイルを表すオ
ブジェクトです。そのため、最初のファイルを最後まで読んだ後は次のファイ
ルの内容を返します。現在位置の1文字についてファイル名を得るには
ARGF.class#filename を使用します。

ブロックが与えられなかった場合は、Enumerator オブジェクトを生成し
て返します。

例:
# $ echo "line1\n" > test1.txt
# $...

ARGF.class#external_encoding -> Encoding (28.0)

ARGF が処理するファイルに対する外部エンコーディングを返します。 デフォルトは Encoding.default_external です。

ARGF が処理するファイルに対する外部エンコーディングを返します。
デフォルトは Encoding.default_external です。

ARGF.class#set_encoding で設定します。

例:

ARGF.external_encoding # => #<Encoding:UTF-8>

@see IO, ARGF.class#internal_encoding

ARGF.class#gets(limit, chomp: false) -> String | nil (28.0)

ARGFの現在位置から一行ずつ文字列として読み込みます。EOF に到達した時に は nil を返します。

ARGFの現在位置から一行ずつ文字列として読み込みます。EOF に到達した時に
は nil を返します。

@param rs 行の区切りを文字列で指定します。rs に nil を指定すると行区切
りなしとみなします。空文字列 "" を指定すると連続する改行を行
の区切りとみなします(パラグラフモード)。

@param limit 最大の読み込みバイト数

@param chomp true を指定すると各行の末尾から "\n", "\r", または "\r\n" を取り除きます。

例:
# $ echo "line1\nline2\nline...

絞り込み条件を変える

ARGF.class#gets(rs = $/, chomp: false) -> String | nil (28.0)

ARGFの現在位置から一行ずつ文字列として読み込みます。EOF に到達した時に は nil を返します。

ARGFの現在位置から一行ずつ文字列として読み込みます。EOF に到達した時に
は nil を返します。

@param rs 行の区切りを文字列で指定します。rs に nil を指定すると行区切
りなしとみなします。空文字列 "" を指定すると連続する改行を行
の区切りとみなします(パラグラフモード)。

@param limit 最大の読み込みバイト数

@param chomp true を指定すると各行の末尾から "\n", "\r", または "\r\n" を取り除きます。

例:
# $ echo "line1\nline2\nline...

ARGF.class#gets(rs, limit, chomp: false) -> String | nil (28.0)

ARGFの現在位置から一行ずつ文字列として読み込みます。EOF に到達した時に は nil を返します。

ARGFの現在位置から一行ずつ文字列として読み込みます。EOF に到達した時に
は nil を返します。

@param rs 行の区切りを文字列で指定します。rs に nil を指定すると行区切
りなしとみなします。空文字列 "" を指定すると連続する改行を行
の区切りとみなします(パラグラフモード)。

@param limit 最大の読み込みバイト数

@param chomp true を指定すると各行の末尾から "\n", "\r", または "\r\n" を取り除きます。

例:
# $ echo "line1\nline2\nline...

ARGF.class#internal_encoding -> Encoding | nil (28.0)

ARGF から読み込んだ文字列の内部エンコーディングを返します。 内部エンコーディングが指定されていない場合は nil を返します。

ARGF から読み込んだ文字列の内部エンコーディングを返します。
内部エンコーディングが指定されていない場合は nil を返します。

まだ読み込み処理を始めていない場合は Encoding.default_external を返します。

ARGF.class#set_encoding で設定します。


例:
# $ ruby -Eutf-8 test.rb

# test.rb
ARGF.internal_encoding # => #<Encoding:UTF-8>
ARGF.set_encoding('utf-8','ascii')
ARG...

ARGF.class#pos=(n) (28.0)

ARGFが開いているファイルのファイルポインタを指定位置に移動します。

ARGFが開いているファイルのファイルポインタを指定位置に移動します。

@param n 先頭からのオフセットをバイト単位の整数で指定します。

ARGF.pos = 17
ARGF.gets # => "This is line two\n"

@see IO#pos=, ARGF.class#pos

ARGF.class#read(length = nil, str = nil) -> String | nil (28.0)

ARGVに指定されたファイルを先頭のファイルからlengthバイト読み込み、 その文字列をstrに出力します。読み込んだ文字列を返します。

ARGVに指定されたファイルを先頭のファイルからlengthバイト読み込み、
その文字列をstrに出力します。読み込んだ文字列を返します。

@param length 読み込むバイト数を指定します。nilの場合はARGVのすべてのファ
イルを読み込みます。

@param str 出力先の文字列。内容は上書きされます。

$ echo "small" > small.txt
$ echo "large" > large.txt
$ ruby glark.rb small.txt large.txt

ARGF.read # => "sm...

絞り込み条件を変える

ARGF.class#readlines(limit) -> Array (28.0)

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを すべて読み込んだ配列を返します。

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを
すべて読み込んだ配列を返します。

@param rs 行区切り文字

@param limit 最大の読み込みバイト数

lines = ARGF.readlines
lines[0] # => "This is line one\n"

@see $/, Kernel.#readlines, IO#readlines

ARGF.class#readlines(rs = $/) -> Array (28.0)

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを すべて読み込んだ配列を返します。

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを
すべて読み込んだ配列を返します。

@param rs 行区切り文字

@param limit 最大の読み込みバイト数

lines = ARGF.readlines
lines[0] # => "This is line one\n"

@see $/, Kernel.#readlines, IO#readlines

ARGF.class#readlines(rs, limit) -> Array (28.0)

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを すべて読み込んだ配列を返します。

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを
すべて読み込んだ配列を返します。

@param rs 行区切り文字

@param limit 最大の読み込みバイト数

lines = ARGF.readlines
lines[0] # => "This is line one\n"

@see $/, Kernel.#readlines, IO#readlines

ARGF.class#set_encoding(ext_enc) -> self (28.0)

ARGF の外部/内部エンコーディングを設定します。 次以降に処理するファイルにも同じ設定が適用されます。

ARGF の外部/内部エンコーディングを設定します。
次以降に処理するファイルにも同じ設定が適用されます。

外部エンコーディングは ARGF を介して読み込むファイルの、
内部エンコーディングは読み込んだ文字列のエンコーディングです。

詳しくは IO#set_encoding を参照してください。

@param enc_str 外部/内部エンコーディングを"A:B" のようにコロンで
区切って指定します。
@param ext_enc 外部エンコーディングを表す文字列か
Encoding オブジェクトを指定します。
@para...

ARGF.class#to_a(limit) -> Array (28.0)

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを すべて読み込んだ配列を返します。

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを
すべて読み込んだ配列を返します。

@param rs 行区切り文字

@param limit 最大の読み込みバイト数

lines = ARGF.readlines
lines[0] # => "This is line one\n"

@see $/, Kernel.#readlines, IO#readlines

絞り込み条件を変える

ARGF.class#to_a(rs = $/) -> Array (28.0)

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを すべて読み込んだ配列を返します。

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを
すべて読み込んだ配列を返します。

@param rs 行区切り文字

@param limit 最大の読み込みバイト数

lines = ARGF.readlines
lines[0] # => "This is line one\n"

@see $/, Kernel.#readlines, IO#readlines

ARGF.class#to_a(rs, limit) -> Array (28.0)

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを すべて読み込んだ配列を返します。

ARGFの各行を配列に読み込んで返します。rsがnilの場合は要素に各ファイルを
すべて読み込んだ配列を返します。

@param rs 行区切り文字

@param limit 最大の読み込みバイト数

lines = ARGF.readlines
lines[0] # => "This is line one\n"

@see $/, Kernel.#readlines, IO#readlines

ARGF.class#write(str) -> Integer (28.0)

処理対象のファイルに対して str を出力します。 str が文字列でなければ to_s による文字列化を試みます。 実際に出力できたバイト数を返します。

処理対象のファイルに対して str を出力します。
str が文字列でなければ to_s による文字列化を試みます。
実際に出力できたバイト数を返します。

c:ARGF#inplace時にのみ使用できます。

@param str 出力する文字列を指定します。

@see ARGF.class#to_write_io

Dir#fileno -> Integer (28.0)

self に関連づけられたファイル記述子を表す整数を返します。

self に関連づけられたファイル記述子を表す整数を返します。

//emlist[例][ruby]{
Dir.open("..") { |d| d.fileno } # => 8
//}

本メソッドでは POSIX 2008 で定義されている dirfd() 関数を使用します。

@raise NotImplementedError Windows などの dirfd() 関数が存在しないプラッ
トフォームで発生します。
@raise IOError 既に自身が close している場合に発生します。

@see IO#fileno

Encoding#dummy? -> bool (28.0)

自身がダミーエンコーディングである場合に true を返します。 そうでない場合に false を返します。

自身がダミーエンコーディングである場合に true を返します。
そうでない場合に false を返します。

ダミーエンコーディングとは Ruby が名前を知っているものの実質的には対応していないエンコーディングのことです。例えば、ダミーエンコーディングで符号化された文字列の場合、 String#length はマルチバイト文字を考慮せずにバイト列の長さを返します。

ダミーエンコーディングも IO の外部エンコーディングに指定できます。また
Ruby はサポートしていないが拡張ライブラリがサポートしているエンコーディングを扱う場合にも
用います。

//emlist[例][ruby]{
E...

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Enumerable#chunk {|elt| ... } -> Enumerator (28.0)

要素を前から順にブロックで評価し、その結果によって 要素をチャンクに分けた(グループ化した)要素を持つ Enumerator を返します。

要素を前から順にブロックで評価し、その結果によって
要素をチャンクに分けた(グループ化した)要素を持つ
Enumerator を返します。

ブロックの評価値が同じ値が続くものを一つのチャンクとして
取り扱います。すなわち、ブロックの評価値が一つ前と
異なる所でチャンクが区切られます。

返り値の Enumerator は各チャンクのブロック評価値と
各チャンクの要素を持つ配列のペアを各要素とします。
そのため、eachだと以下のようになります。

//emlist[][ruby]{
enum.chunk {|elt| key }.each {|key, ary| do_something ...

Enumerable#slice_before {|elt| bool } -> Enumerator (28.0)

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素から 次にマッチする手前までを チャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を 返します。

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素から
次にマッチする手前までを
チャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を
返します。

パターンを渡した場合は各要素に対し === が呼び出され、
それが真になったところをチャンクの先頭と見なします。
ブロックを渡した場合は、各要素に対しブロックを適用し
返り値が真であった要素をチャンクの先頭と見なします。

より厳密にいうと、「先頭要素」の手前で分割していきます。
最初の要素の評価は無視されます。

各チャンクは配列として表現されます。

Enumerable#to_a や Enumerable#map ...

Enumerable#slice_before(pattern) -> Enumerator (28.0)

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素から 次にマッチする手前までを チャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を 返します。

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素から
次にマッチする手前までを
チャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を
返します。

パターンを渡した場合は各要素に対し === が呼び出され、
それが真になったところをチャンクの先頭と見なします。
ブロックを渡した場合は、各要素に対しブロックを適用し
返り値が真であった要素をチャンクの先頭と見なします。

より厳密にいうと、「先頭要素」の手前で分割していきます。
最初の要素の評価は無視されます。

各チャンクは配列として表現されます。

Enumerable#to_a や Enumerable#map ...

Enumerator#next -> object (28.0)

「次」のオブジェクトを返します。

「次」のオブジェクトを返します。

現在までの列挙状態に応じて「次」のオブジェクトを返し、列挙状態を1つ分進めます。
列挙が既に最後へ到達している場合は、
StopIteration 例外を発生します。このとき列挙状態は変化しません。
つまりもう一度 next を呼ぶと再び例外が発生します。

next メソッドによる外部列挙の状態は他のイテレータメソッドによる
内部列挙には影響を与えません。
ただし、 IO#each_line のようにおおもとの列挙メカニズムが副作用を
伴っている場合には影響があり得ます。

@raise StopIteration 列挙状態が既に最後へ到達しているとき
@...

Enumerator#next_values -> Array (28.0)

「次」のオブジェクトを配列で返します。

「次」のオブジェクトを配列で返します。

Enumerator#next とほぼ同様の挙動をします。終端まで到達した場合は
StopIteration 例外を発生させます。

このメソッドは、
yield

yield nil
を区別するために使えます。

next メソッドによる外部列挙の状態は他のイテレータメソッドによる
内部列挙には影響を与えません。
ただし、 IO#each_line のようにおおもとの列挙メカニズムが副作用を
伴っている場合には影響があり得ます。

//emlist[例: next と next_values の違いを][ruby]{
o = Object...

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