るりまサーチ (Ruby 3.2)

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378件ヒット [1-100件を表示] (0.123秒)

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  1. openssl t61string
  2. asn1 t61string
  3. matrix t
  4. t61string new
  5. fiddle type_size_t

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<< 1 2 3 ... > >>

Exception.exception(error_message = nil) -> Exception (27610.0)

例外オブジェクトを生成して返します。

例外オブジェクトを生成して返します。

@param error_message エラーメッセージを表す文字列を指定します。このメッセージは
属性 Exception#message の値になり、デフォルトの例外ハンドラで表示されます。

//emlist[例][ruby]{
e = Exception.new("some message")
p e # => #<Exception: some message>
p e.message # => "some message"
//}

//emlist[例][ruby]{
e = E...

RubyVM::InstructionSequence.load_from_binary_extra_data(binary) -> String (27610.0)

バイナリフォーマットの文字列から埋め込まれたextra_dataを取り出します。

バイナリフォーマットの文字列から埋め込まれたextra_dataを取り出します。

//emlist[例][ruby]{
iseq = RubyVM::InstructionSequence.compile('num = 1 + 2')
binary = iseq.to_binary("extra_data")
RubyVM::InstructionSequence.load_from_binary_extra_data(binary) # => extra_data
//}

@see RubyVM::InstructionSequence#to_binary

String.try_convert(obj) -> String | nil (27610.0)

obj を String に変換しようと試みます。変換には Object#to_str メソッ ドが使われます。変換後の文字列を返すか、何らかの理由により変換できなかっ た場合は nil が返されます。

obj を String に変換しようと試みます。変換には Object#to_str メソッ
ドが使われます。変換後の文字列を返すか、何らかの理由により変換できなかっ
た場合は nil が返されます。

@param obj 変換する任意のオブジェクト
@return 変換後の文字列または nil

//emlist[例][ruby]{
String.try_convert("str") # => "str"
String.try_convert(/re/) # => nil
//}

TracePoint.trace(*events) {|obj| ... } -> TracePoint (27610.0)

新しい TracePoint オブジェクトを作成して自動的にトレースを開始し ます。TracePoint.new のコンビニエンスメソッドです。

新しい TracePoint オブジェクトを作成して自動的にトレースを開始し
ます。TracePoint.new のコンビニエンスメソッドです。

@param events トレースするイベントを String か Symbol で任
意の数指定します。指定できる値については
TracePoint.new を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
trace = TracePoint.trace(:call) { |tp| [tp.lineno, tp.event] }
# => #<TracePoint:0x00...

File.lutime(atime, mtime, *filename) -> Integer (18910.0)

ファイルの最終アクセス時刻と更新時刻を変更します。 シンボリックリンクに対しては File.utime と違って、 シンボリックそのものを変更します。

ファイルの最終アクセス時刻と更新時刻を変更します。
シンボリックリンクに対しては File.utime と違って、
シンボリックそのものを変更します。

@param atime 最終アクセス時刻を Time か、起算時からの経過秒数を数値で指定します。

@param mtime 更新時刻を Time か、起算時からの経過秒数を数値で指定します。

@param filename ファイル名を表す文字列を指定します。複数指定できます。

@return 変更したファイルの数を返します。

@raise Errno::EXXX 変更に失敗した場合に発生します。

@see File.utim...

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File.utime(atime, mtime, *filename) -> Integer (18910.0)

ファイルの最終アクセス時刻と更新時刻を変更します。 シンボリックリンクに対しては File.lutime と違って、 シンボリックのリンク先を変更します。

ファイルの最終アクセス時刻と更新時刻を変更します。
シンボリックリンクに対しては File.lutime と違って、
シンボリックのリンク先を変更します。

@param atime 最終アクセス時刻を Time か、起算時からの経過秒数を数値で指定します。

@param mtime 更新時刻を Time か、起算時からの経過秒数を数値で指定します。

@param filename ファイル名を表す文字列を指定します。複数指定できます。

@return 変更したファイルの数を返します。

@raise Errno::EXXX 変更に失敗した場合に発生します。

//emlist[例: ...

RubyVM::AbstractSyntaxTree.parse(string) -> RubyVM::AbstractSyntaxTree::Node (18910.0)

文字列を抽象構文木にパースし、その木の根ノードを返します。

文字列を抽象構文木にパースし、その木の根ノードを返します。

@param string パースする対象の Ruby のコードを文字列で指定します。
@param keep_script_lines true を指定すると、 Node#script_lines でノードと関連づけられたソースコードのテキストを取得できます。
@param keep_tokens true を指定すると、 Node#token が利用できます。
@param error_tolerant true を指定すると、構文エラーが発生した際にエラー箇所を type が :ERROR であるようなノードに置き換えてツリ...

RubyVM::AbstractSyntaxTree.parse(string, keep_script_lines: false, error_tolerant: false, keep_tokens: false) -> RubyVM::AbstractSyntaxTree::Node (18910.0)

文字列を抽象構文木にパースし、その木の根ノードを返します。

文字列を抽象構文木にパースし、その木の根ノードを返します。

@param string パースする対象の Ruby のコードを文字列で指定します。
@param keep_script_lines true を指定すると、 Node#script_lines でノードと関連づけられたソースコードのテキストを取得できます。
@param keep_tokens true を指定すると、 Node#token が利用できます。
@param error_tolerant true を指定すると、構文エラーが発生した際にエラー箇所を type が :ERROR であるようなノードに置き換えてツリ...

File.lstat(filename) -> File::Stat (18664.0)

File.statと同様ですが、シンボリックリンクに関してリンクそのものの 情報を File::Stat として返します。lstat(2) を実装していないシステムでは、File.stat と同じです。

File.statと同様ですが、シンボリックリンクに関してリンクそのものの
情報を File::Stat として返します。lstat(2) を実装していないシステムでは、File.stat と同じです。

@param filename ファイル名を表す文字列を指定します。

@raise Errno::EXXX 情報の取得に失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
# link.rb は t.rb のシンボリックリンク
File.lstat("link.rb") == File.stat("t.rb") # => false
File.stat("link.rb...

Dir.entries(path) -> [String] (18610.0)

ディレクトリ path に含まれるファイルエントリ名の 配列を返します。

ディレクトリ path に含まれるファイルエントリ名の
配列を返します。

@param path ディレクトリのパスを文字列で指定します。

@param encoding ディレクトリのエンコーディングを文字列か
Encoding オブジェクトで指定します。省略した場合は
ファイルシステムのエンコーディングと同じになります。

@raise Errno::EXXX 失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
Dir.entries('.') #=> [".", "..", "bar", "foo"]
...

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Dir.entries(path, encoding: Encoding.find("filesystem")) -> [String] (18610.0)

ディレクトリ path に含まれるファイルエントリ名の 配列を返します。

ディレクトリ path に含まれるファイルエントリ名の
配列を返します。

@param path ディレクトリのパスを文字列で指定します。

@param encoding ディレクトリのエンコーディングを文字列か
Encoding オブジェクトで指定します。省略した場合は
ファイルシステムのエンコーディングと同じになります。

@raise Errno::EXXX 失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
Dir.entries('.') #=> [".", "..", "bar", "foo"]
...

File.atime(filename) -> Time (18610.0)

最終アクセス時刻を返します。

最終アクセス時刻を返します。

@param filename ファイル名を表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

@raise Errno::EXXX ファイルの時刻の取得に失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
File.atime(__FILE__) # => 2017-11-28 22:38:44 +0900
//}

File.ctime(filename) -> Time (18610.0)

状態が最後に変更された時刻を返します。 状態の変更とは chmod などによるものです。

状態が最後に変更された時刻を返します。
状態の変更とは chmod などによるものです。

@param filename ファイル名を表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

@raise Errno::EXXX ファイルの時刻の取得に失敗した場合に発生します。

//emlist[例:][ruby]{
IO.write("testfile", "test")
File.ctime("testfile") # => 2017-11-30 22:40:49 +0900
File.chmod(0755, "testfile")
File.ctime("testfile") # => 2...

File.delete(*filename) -> Integer (18610.0)

ファイルを削除します。削除したファイルの数を返します。 削除に失敗した場合は例外 Errno::EXXX が発生します。

ファイルを削除します。削除したファイルの数を返します。
削除に失敗した場合は例外 Errno::EXXX が発生します。

このメソッドは通常ファイルの削除用で、ディレクトリの削除には
Dir.rmdir を使います。

@param filename ファイル名を表す文字列を指定します。

@raise Errno::EXXX 失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
IO.write("test.txt", "test")
p File.exist?("test.txt") # => true
p File.delete("test.txt") # => ...

File.expand_path(path, default_dir = &#39;.&#39;) -> String (18610.0)

path を絶対パスに展開した文字列を返します。 path が相対パスであれば default_dir を基準にします。

path を絶対パスに展開した文字列を返します。
path が相対パスであれば default_dir を基準にします。

先頭の ~ はホームディレクトリ(環境変数 HOME が使われます)に、
~USER はそのユーザのホームディレクトリに展開されます。

//emlist[例][ruby]{
p Dir.getwd #=> "/home/matz/work/foo"
p ENV["HOME"] #=> "/home/matz"
p File.expand_path("..") #=> "/h...

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File.mtime(filename) -> Time (18610.0)

最終更新時刻を返します。

最終更新時刻を返します。

@param filename ファイル名を表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

@raise Errno::EXXX ファイルの時刻の取得に失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
File.mtime(__FILE__) # => 2017-12-03 03:16:22 +0900
//}

File.realdirpath(pathname, basedir = nil) -> String (18610.0)

与えられた pathname に対応する絶対パスを返します。

与えられた pathname に対応する絶対パスを返します。

pathname の最後のコンポーネントは存在していなくても例外は発生しません。

@param pathname ファイル名を指定します。

@param basedir ベースディレクトリを指定します。省略するとカレントディレクトリを使用します。

@raise Errno::ENOENT ファイルが存在しない場合に発生します。

File.realpath(pathname, basedir = nil) -> String (18610.0)

与えられた pathname に対応する絶対パスを返します。

与えられた pathname に対応する絶対パスを返します。

pathname の全てのコンポーネントは存在しなければなりません。

@param pathname ファイル名を指定します。

@param basedir ベースディレクトリを指定します。省略するとカレントディレクトリを使用します。

@raise Errno::ENOENT ファイルが存在しない場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
ENV["HOME"] # => "/home/matz"
File.symlink("testfile", "testlink"...

File.stat(filename) -> File::Stat (18610.0)

filename の情報を含む File::Stat オブジェクトを生成し て返します。

filename の情報を含む File::Stat オブジェクトを生成し
て返します。

@param filename ファイル名を表す文字列を指定します。

@raise Errno::EXXX 情報の取得に失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
File.stat("testfile").class # => File::Stat
File.stat("testfile").mtime # => 2017-12-10 01:13:56 +0900
//}

@see IO#stat, File#lstat

IO.binwrite(path, string, offset=nil) -> Integer (18610.0)

path で指定されるファイルを開き、string を書き込み、 閉じます。

path で指定されるファイルを開き、string を書き込み、
閉じます。

ファイルを開くときの mode が "wb:ASCII-8BIT" で、バイナリモードが有効
である点以外は IO.write と同じです。

Kernel.#open と同様 path の先頭が "|" ならば、"|" に続くコマンドを実行し、コマンドの出力を標準出力に書き込みます。

offset を指定するとその位置までシークします。

offset を指定しないと、書き込みの末尾でファイルを
切り捨てます。

@param path ファイル名文字列
@param string 書き込む文字列
@param...

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IO.write(path, string, **opts) -> Integer (18610.0)

path で指定されるファイルを開き、string を書き込み、 閉じます。

path で指定されるファイルを開き、string を書き込み、
閉じます。

Kernel.#open と同様 path の先頭が "|" ならば、"|" に続くコマンドを実行し、コマンドの出力を標準出力に書き込みます。

offset を指定するとその位置までシークします。

offset を指定しないと、書き込みの末尾でファイルを
切り捨てます。

キーワード引数はファイルを開くときに使われ、エンコーディングなどを指定することができます。
詳しくは IO.open を見てください。

@param path ファイル名文字列
@param string 書き込む文字列
@param of...

IO.write(path, string, offset=nil, **opts) -> Integer (18610.0)

path で指定されるファイルを開き、string を書き込み、 閉じます。

path で指定されるファイルを開き、string を書き込み、
閉じます。

Kernel.#open と同様 path の先頭が "|" ならば、"|" に続くコマンドを実行し、コマンドの出力を標準出力に書き込みます。

offset を指定するとその位置までシークします。

offset を指定しないと、書き込みの末尾でファイルを
切り捨てます。

キーワード引数はファイルを開くときに使われ、エンコーディングなどを指定することができます。
詳しくは IO.open を見てください。

@param path ファイル名文字列
@param string 書き込む文字列
@param of...

RubyVM::AbstractSyntaxTree.of(proc) -> RubyVM::AbstractSyntaxTree::Node (18610.0)

引数 proc に渡したProcやメソッドオブジェクトの抽象構文木を返します。

引数 proc に渡したProcやメソッドオブジェクトの抽象構文木を返します。

このメソッドはProcやメソッドが定義されたファイルを読み込む必要があるため、
irbのようなファイルを介さない対話的環境では動作しません。

@param proc Procもしくはメソッドオブジェクトを指定します。
@param keep_script_lines true を指定すると、 Node#script_lines でノードと関連づけられたソースコードのテキストを取得できます。
@param keep_tokens true を指定すると、 Node#token が利用できます。
@param e...

RubyVM::InstructionSequence.compile_option=(options) (18610.0)

命令シーケンスのコンパイル時のデフォルトの最適化オプションを引数 options で指定します。

命令シーケンスのコンパイル時のデフォルトの最適化オプションを引数
options で指定します。

@param options コンパイル時の最適化オプションを true、false、nil、
Hash のいずれかで指定します。true を指定した場合は
全てのオプションを有効にします。false を指定した場合は全
てのオプションを無効にします。nil を指定した場合はいずれ
のオプションも変更しません。また、Hash を指定した
場合は以...

Time.mktime(sec, min, hour, mday, mon, year, wday, yday, isdst, zone) -> Time (18610.0)

引数で指定した地方時の Time オブジェクトを返します。

引数で指定した地方時の Time オブジェクトを返します。

引数の順序は Time#to_a と全く同じです。
引数 wday, yday, zone に指定した値は無視されます。
引数に nil を指定した場合の値はその引数がとり得る最小の値です。

@param sec 秒を 0 から 60 までの整数か文字列で指定します。(60はうるう秒)

@param min 分を 0 から 59 までの整数か文字列で指定します。

@param hour 時を 0 から 23 までの整数か文字列で指定します。

@param mday 日を 1 から 31 までの整数か文字列で指定しま...

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Time.mktime(year, mon = 1, day = 1, hour = 0, min = 0, sec = 0, usec = 0) -> Time (18610.0)

引数で指定した地方時の Time オブジェクトを返します。

引数で指定した地方時の Time オブジェクトを返します。

第2引数以降に nil を指定した場合の値はその引数がとり得る最小の値です。

@param year 年を整数か文字列で指定します。例えば 1998 年に対して 1998 を指定します。

@param mon 1(1月)から 12(12月)の範囲の整数または文字列で指定します。
英語の月名("Jan", "Feb", ... などの省略名。文字の大小は無視)も指定できます。

@param day 日を 1 から 31 までの整数か文字列で指定します。

@param hour 時を 0 から 23 ...

main.define_method(name, method) -> Symbol (18610.0)

インスタンスメソッド name を Object に定義します。

インスタンスメソッド name を Object に定義します。

ブロックを与えた場合、定義したメソッドの実行時にブロックが
Object インスタンスの上で BasicObject#instance_eval されます。

@param name String または Symbol を指定します。

@param method Proc、Method あるいは UnboundMethod の
いずれかのインスタンスを指定します。

@return メソッド名を表す Symbol を返します。

@raise TypeError method に同じクラス、サブ...

GC.verify_compaction_references(toward: nil, double_heap: nil) -> Hash (18364.0)

コンパクションの参照の一貫性を検証します。

コンパクションの参照の一貫性を検証します。

このメソッドは処理系依存 (CRuby 特有) です。
コンパクション中に移動されたオブジェクトは T_MOVED オブジェクトに置き換えられます。
コンパクション後には T_MOVED を参照するオブジェクトは存在するべきではありません。

この関数は全てのオブジェクトが移動する余地を確保するためにヒープを2倍にして、
全ての移動を確実にするためにヒープをコンパクションして、全ての参照を更新して、
それからフルGCを実行します。
もし T_MOVED への参照をもつオブジェクトがあれば、マークスタックにプッシュされて、
SEGV が起きるでしょ...

Thread.start(*arg) {|*arg| ... } -> Thread (18346.0)

スレッドを生成して、ブロックの評価を開始します。 生成したスレッドを返します。

スレッドを生成して、ブロックの評価を開始します。
生成したスレッドを返します。

基本的に Thread.new と同じですが、
new メソッドと違い initialize メソッドを呼びません。

@param arg 引数 arg はそのままブロックに渡されます。スレッドの開始と同時にその
スレッド固有のローカル変数に値を渡すために使用します。

@raise ThreadError 現在のスレッドが属する ThreadGroup が freeze されている場合に発生します。またブロックを与えられずに呼ばれた場合にも発生します。


注意:

例えば、以下のコー...

Array.try_convert(obj) -> Array | nil (18310.0)

to_ary メソッドを用いて obj を配列に変換しようとします。

to_ary メソッドを用いて obj を配列に変換しようとします。

何らかの理由で変換できないときには nil を返します。
このメソッドは引数が配列であるかどうかを調べるために使えます。

//emlist[例][ruby]{
Array.try_convert([1]) # => [1]
Array.try_convert("1") # => nil

if tmp = Array.try_convert(arg)
# the argument is an array
elsif tmp = String.try_convert(arg)
# the argument ...

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Complex.rect(r, i = 0) -> Complex (18310.0)

実部が r、虚部が i である Complex クラスのオブジェクトを生成します。

実部が r、虚部が i である Complex クラスのオブジェクトを生成します。

@param r 生成する複素数の実部。

@param i 生成する複素数の虚部。省略した場合は 0 です。

//emlist[例][ruby]{
Complex.rect(1) # => (1+0i)
Complex.rect(1, 2) # => (1+2i)
Complex.rectangular(1, 2) # => (1+2i)
//}

@see Kernel.#Complex

Complex.rectangular(r, i = 0) -> Complex (18310.0)

実部が r、虚部が i である Complex クラスのオブジェクトを生成します。

実部が r、虚部が i である Complex クラスのオブジェクトを生成します。

@param r 生成する複素数の実部。

@param i 生成する複素数の虚部。省略した場合は 0 です。

//emlist[例][ruby]{
Complex.rect(1) # => (1+0i)
Complex.rect(1, 2) # => (1+2i)
Complex.rectangular(1, 2) # => (1+2i)
//}

@see Kernel.#Complex

Dir.chroot(path) -> 0 (18310.0)

ルートディレクトリを path に変更します。

ルートディレクトリを path に変更します。

スーパーユーザだけがルートディレクトリを変更できます。
ルートディレクトリの変更に成功すれば 0 を返します。
各プラットフォームのマニュアルの chroot の項も参照して下さい。

@param path ディレクトリのパスを文字列で指定します。

@raise Errno::EXXX 失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
p Dir.glob("*") #=> ["file1", "file2]
Dir.chroot("./")
p Dir.glob("/*") #=> ["/file1", "/fi...

Dir.delete(path) -> 0 (18310.0)

ディレクトリを削除します。ディレクトリは空でなければいけませ ん。ディレクトリの削除に成功すれば 0 を返します。

ディレクトリを削除します。ディレクトリは空でなければいけませ
ん。ディレクトリの削除に成功すれば 0 を返します。

@param path ディレクトリのパスを文字列で指定します。

@raise Errno::EXXX 失敗した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
Dir.delete("/tmp/hoge-jbrYBh.tmp")
//}

Dir.empty?(path_name) -> bool (18310.0)

path_name で与えられたディレクトリが空の場合に真を返します。 ディレクトリでない場合や空でない場合に偽を返します。

path_name で与えられたディレクトリが空の場合に真を返します。
ディレクトリでない場合や空でない場合に偽を返します。

//emlist[例][ruby]{
Dir.empty?('.') #=> false
Dir.empty?(IO::NULL) #=> false
require 'tmpdir'
Dir.mktmpdir { |dir| Dir.empty?(dir) } #=> true
//}

@param path_name 確認したいディレクトリ名。

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Dir.exist?(file_name) -> bool (18310.0)

file_name で与えられたディレクトリが存在する場合に真を返します。 そうでない場合は、偽を返します。

file_name で与えられたディレクトリが存在する場合に真を返します。
そうでない場合は、偽を返します。

@param file_name 存在を確認したいディレクトリ名。

//emlist[例][ruby]{
Dir.exist?(".") # => true
File.directory?(".") # => true
//}

@see File.directory?

Dir.getwd -> String (18310.0)

カレントディレクトリのフルパスを文字列で返します。

カレントディレクトリのフルパスを文字列で返します。

@raise Errno::EXXX カレントディレクトリの取得に失敗した場合に発生します(が、普通は失敗することはありません)。

//emlist[例][ruby]{
Dir.chdir("/tmp") #=> 0
Dir.getwd #=> "/tmp"
//}

ENV.delete(key) -> String | nil (18310.0)

key に対応する環境変数を取り除きます。取り除かれた環境変数の 値を返しますが、key に対応する環境変数が存在しない時には nil を返します。

key に対応する環境変数を取り除きます。取り除かれた環境変数の
値を返しますが、key に対応する環境変数が存在しない時には
nil を返します。

ブロックが与えられた時には key にマッチするものがなかった時
に評価されます。

@param key 環境変数名を指定します。文字列で指定します。文字列で指定しま
す。文字列以外のオブジェクトを指定した場合は to_str メソッド
による暗黙の型変換を試みます。

//emlist[][ruby]{
ENV['TEST'] = 'foo'
ENV.delete('TEST') # => "...

ENV.delete(key) {|key| ... } -> String | nil (18310.0)

key に対応する環境変数を取り除きます。取り除かれた環境変数の 値を返しますが、key に対応する環境変数が存在しない時には nil を返します。

key に対応する環境変数を取り除きます。取り除かれた環境変数の
値を返しますが、key に対応する環境変数が存在しない時には
nil を返します。

ブロックが与えられた時には key にマッチするものがなかった時
に評価されます。

@param key 環境変数名を指定します。文字列で指定します。文字列で指定しま
す。文字列以外のオブジェクトを指定した場合は to_str メソッド
による暗黙の型変換を試みます。

//emlist[][ruby]{
ENV['TEST'] = 'foo'
ENV.delete('TEST') # => "...

ENV.delete_if -> Enumerator (18310.0)

key と value を引数としてブロックを評価した値が真であ る時、環境変数を削除します。

key と value を引数としてブロックを評価した値が真であ
る時、環境変数を削除します。

reject! は要素に変化がなければ nil を返します。

//emlist[][ruby]{
ENV['FOO'] = 'bar'
ENV.delete_if { |key, value| key == 'FOO' && value == 'bar' } # => ENV
ENV.reject! { |key, value| key == 'FOO' && value == 'bar' } # => nil
//}

絞り込み条件を変える

ENV.delete_if {|key, value| ... } -> ENV (18310.0)

key と value を引数としてブロックを評価した値が真であ る時、環境変数を削除します。

key と value を引数としてブロックを評価した値が真であ
る時、環境変数を削除します。

reject! は要素に変化がなければ nil を返します。

//emlist[][ruby]{
ENV['FOO'] = 'bar'
ENV.delete_if { |key, value| key == 'FOO' && value == 'bar' } # => ENV
ENV.reject! { |key, value| key == 'FOO' && value == 'bar' } # => nil
//}

ENV.empty? -> bool (18310.0)

環境変数がひとつも定義されていない時真を返します。

環境変数がひとつも定義されていない時真を返します。

ENV.except(*keys) -> Hash (18310.0)

引数で指定された以外のキーとその値だけを含む Hash を返します。

引数で指定された以外のキーとその値だけを含む Hash を返します。

//emlist[][ruby]{
ENV #=> {"LANG"=>"en_US.UTF-8", "TERM"=>"xterm-256color", "HOME"=>"/Users/rhc"}
ENV.except("TERM","HOME") #=> {"LANG"=>"en_US.UTF-8"}
//}

@see Hash#except, ENV.slice

ENV.fetch(key) -> String (18310.0)

key に関連づけられた値を返します。該当するキーが登録されてい ない時には、引数 default が与えられていればその値を、ブロッ クが与えられていればそのブロックを評価した値を返します。そのいずれ でもなければ例外が発生します。

key に関連づけられた値を返します。該当するキーが登録されてい
ない時には、引数 default が与えられていればその値を、ブロッ
クが与えられていればそのブロックを評価した値を返します。そのいずれ
でもなければ例外が発生します。

@param key 環境変数の名前を指定します。 文字列で指定します。
文字列以外のオブジェクトを指定した場合は
to_str メソッドによる暗黙の型変換を試みます。
@param default keyに対応する環境変数の値がないときにこの値を返します。
@raise ...

ENV.fetch(key) {|key| ... } -> String (18310.0)

key に関連づけられた値を返します。該当するキーが登録されてい ない時には、引数 default が与えられていればその値を、ブロッ クが与えられていればそのブロックを評価した値を返します。そのいずれ でもなければ例外が発生します。

key に関連づけられた値を返します。該当するキーが登録されてい
ない時には、引数 default が与えられていればその値を、ブロッ
クが与えられていればそのブロックを評価した値を返します。そのいずれ
でもなければ例外が発生します。

@param key 環境変数の名前を指定します。 文字列で指定します。
文字列以外のオブジェクトを指定した場合は
to_str メソッドによる暗黙の型変換を試みます。
@param default keyに対応する環境変数の値がないときにこの値を返します。
@raise ...

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ENV.fetch(key, default) -> String (18310.0)

key に関連づけられた値を返します。該当するキーが登録されてい ない時には、引数 default が与えられていればその値を、ブロッ クが与えられていればそのブロックを評価した値を返します。そのいずれ でもなければ例外が発生します。

key に関連づけられた値を返します。該当するキーが登録されてい
ない時には、引数 default が与えられていればその値を、ブロッ
クが与えられていればそのブロックを評価した値を返します。そのいずれ
でもなければ例外が発生します。

@param key 環境変数の名前を指定します。 文字列で指定します。
文字列以外のオブジェクトを指定した場合は
to_str メソッドによる暗黙の型変換を試みます。
@param default keyに対応する環境変数の値がないときにこの値を返します。
@raise ...

ENV.filter -> Enumerator (18310.0)

環境変数名と値についてブロックを評価し、真を返したものを集めたハッシュ を返します。

環境変数名と値についてブロックを評価し、真を返したものを集めたハッシュ
を返します。

ENV.filter {|key, value| ... } -> Hash (18310.0)

環境変数名と値についてブロックを評価し、真を返したものを集めたハッシュ を返します。

環境変数名と値についてブロックを評価し、真を返したものを集めたハッシュ
を返します。

ENV.filter! -> Enumerator (18310.0)

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ るような要素を環境変数に残します。

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ
るような要素を環境変数に残します。

keep_if は常に self を返します。
select! と filter! はオブジェクトが変更された場合に self を、
されていない場合に nil を返します。

ブロックが省略された場合には Enumerator を返します。

@see ENV.delete_if,ENV.reject!, Hash#keep_if, Hash#select!,

ENV.filter! {|key, value| ... } -> ENV | nil (18310.0)

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ るような要素を環境変数に残します。

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ
るような要素を環境変数に残します。

keep_if は常に self を返します。
select! と filter! はオブジェクトが変更された場合に self を、
されていない場合に nil を返します。

ブロックが省略された場合には Enumerator を返します。

@see ENV.delete_if,ENV.reject!, Hash#keep_if, Hash#select!,

絞り込み条件を変える

ENV.inspect -> String (18310.0)

ENV オブジェクトを文字列化します。 Hash#inspect と同じように動作します。

ENV オブジェクトを文字列化します。 Hash#inspect と同じように動作します。

ENV.invert -> Hash (18310.0)

環境変数の値をキー、名前を値とした Hash を生成して返します。

環境変数の値をキー、名前を値とした Hash を生成して返します。

ENV.length -> Integer (18310.0)

環境変数の数を返します。

環境変数の数を返します。

ENV.reject -> Enumerator (18310.0)

環境変数のうち、ブロックを評価した値が真であるものをとり除きます。 Enumerable#reject と異なり Hash を返します。また、とり除いた結果 は実際の環境変数に影響を与えません。

環境変数のうち、ブロックを評価した値が真であるものをとり除きます。
Enumerable#reject と異なり Hash を返します。また、とり除いた結果
は実際の環境変数に影響を与えません。

//emlist[][ruby]{
ENV['TEST'] = 'foo'
result = ENV.reject { |key, value| key == 'TEST' }
result['TEST'] # => nil
ENV['TEST'] # => "foo"
//}

ENV.reject {|key, value| ... } -> Hash (18310.0)

環境変数のうち、ブロックを評価した値が真であるものをとり除きます。 Enumerable#reject と異なり Hash を返します。また、とり除いた結果 は実際の環境変数に影響を与えません。

環境変数のうち、ブロックを評価した値が真であるものをとり除きます。
Enumerable#reject と異なり Hash を返します。また、とり除いた結果
は実際の環境変数に影響を与えません。

//emlist[][ruby]{
ENV['TEST'] = 'foo'
result = ENV.reject { |key, value| key == 'TEST' }
result['TEST'] # => nil
ENV['TEST'] # => "foo"
//}

絞り込み条件を変える

ENV.reject! -> Enumerator (18310.0)

key と value を引数としてブロックを評価した値が真であ る時、環境変数を削除します。

key と value を引数としてブロックを評価した値が真であ
る時、環境変数を削除します。

reject! は要素に変化がなければ nil を返します。

//emlist[][ruby]{
ENV['FOO'] = 'bar'
ENV.delete_if { |key, value| key == 'FOO' && value == 'bar' } # => ENV
ENV.reject! { |key, value| key == 'FOO' && value == 'bar' } # => nil
//}

ENV.reject! {|key, value| ... } -> ENV | nil (18310.0)

key と value を引数としてブロックを評価した値が真であ る時、環境変数を削除します。

key と value を引数としてブロックを評価した値が真であ
る時、環境変数を削除します。

reject! は要素に変化がなければ nil を返します。

//emlist[][ruby]{
ENV['FOO'] = 'bar'
ENV.delete_if { |key, value| key == 'FOO' && value == 'bar' } # => ENV
ENV.reject! { |key, value| key == 'FOO' && value == 'bar' } # => nil
//}

ENV.select -> Enumerator (18310.0)

環境変数名と値についてブロックを評価し、真を返したものを集めたハッシュ を返します。

環境変数名と値についてブロックを評価し、真を返したものを集めたハッシュ
を返します。

ENV.select {|key, value| ... } -> Hash (18310.0)

環境変数名と値についてブロックを評価し、真を返したものを集めたハッシュ を返します。

環境変数名と値についてブロックを評価し、真を返したものを集めたハッシュ
を返します。

ENV.select! -> Enumerator (18310.0)

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ るような要素を環境変数に残します。

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ
るような要素を環境変数に残します。

keep_if は常に self を返します。
select! と filter! はオブジェクトが変更された場合に self を、
されていない場合に nil を返します。

ブロックが省略された場合には Enumerator を返します。

@see ENV.delete_if,ENV.reject!, Hash#keep_if, Hash#select!,

絞り込み条件を変える

ENV.select! {|key, value| ... } -> ENV | nil (18310.0)

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ るような要素を環境変数に残します。

キーと値を引数としてブロックを評価した結果が真であ
るような要素を環境変数に残します。

keep_if は常に self を返します。
select! と filter! はオブジェクトが変更された場合に self を、
されていない場合に nil を返します。

ブロックが省略された場合には Enumerator を返します。

@see ENV.delete_if,ENV.reject!, Hash#keep_if, Hash#select!,

ENV.shift -> [String, String] | nil (18310.0)

環境変数を一つ取り除いて、それを名前と値の組の配列で返します。 環境変数が一つも設定されていなければ nil を返します。

環境変数を一つ取り除いて、それを名前と値の組の配列で返します。
環境変数が一つも設定されていなければ nil を返します。

ENV.to_a -> [[String, String]] (18310.0)

環境変数から [変数名, 値] となる 2 要素の配列の配列を生成します。

環境変数から [変数名, 値] となる 2 要素の配列の配列を生成します。

ENV.to_h -> Hash (18310.0)

環境変数の名前をキーとし、対応する値をもつハッシュを返します。

環境変数の名前をキーとし、対応する値をもつハッシュを返します。

ブロックを指定すると各ペアでブロックを呼び出し、
その結果をペアとして使います。
//emlist[ブロック付きの例][ruby]{
ENV.to_h {|name, value| [name, value.size] }
//}

ENV.to_h {|name, value| block } -> Hash (18310.0)

環境変数の名前をキーとし、対応する値をもつハッシュを返します。

環境変数の名前をキーとし、対応する値をもつハッシュを返します。

ブロックを指定すると各ペアでブロックを呼び出し、
その結果をペアとして使います。
//emlist[ブロック付きの例][ruby]{
ENV.to_h {|name, value| [name, value.size] }
//}

絞り込み条件を変える

ENV.to_hash -> Hash (18310.0)

環境変数の名前をキーとし、対応する値をもつハッシュを返します。

環境変数の名前をキーとし、対応する値をもつハッシュを返します。

ENV.to_s -> String (18310.0)

環境変数を文字列化します。 Hash#to_s と同じように動作します。

環境変数を文字列化します。 Hash#to_s と同じように動作します。

ENV.values_at(*key) -> [String] (18310.0)

引数で指定されたキー(環境変数名)に対応する値の配列を返します。存在 しないキーに対しては nil が対応します。

引数で指定されたキー(環境変数名)に対応する値の配列を返します。存在
しないキーに対しては nil が対応します。

例:

ENV.update({'FOO' => 'foo', 'BAR' => 'bar'})
p ENV.values_at(*%w(FOO BAR BAZ)) # => ["foo", "bar", nil]

@param key 環境変数名を指定します。文字列で指定します。
文字列以外のオブジェクトを指定した場合は to_str メソッドによる暗黙の型変換を試みます。

Encoding.compatible?(obj1, obj2) -> Encoding | nil (18310.0)

2つのオブジェクトのエンコーディングに関する互換性をチェックします。 互換性がある場合はそのエンコーディングを、 ない場合は nil を返します。

2つのオブジェクトのエンコーディングに関する互換性をチェックします。
互換性がある場合はそのエンコーディングを、
ない場合は nil を返します。

引数が両方とも文字列である場合、互換性があるならば
その文字列を結合できます。この場合返り値のエンコーディングは
結合した文字列が取るであろう Encoding オブジェクトを返します。

//emlist[例][ruby]{
Encoding.compatible?("\xa1".force_encoding("iso-8859-1"), "b")
#=> #<Encoding:ISO-8859-1>

Encoding.compatible?...

Encoding.default_external -> Encoding (18310.0)

既定の外部エンコーディングを返します。

既定の外部エンコーディングを返します。

標準入出力、コマンドライン引数、open で開くファイルなどで、外部エンコーディングが指定されていない場合の既定値として利用されます。

Rubyはロケールまたは -E オプションに従って default_external を決定します。ロケールの確認・設定方法については各システムのマニュアルを参照してください。

-E オプションを指定していない場合は、WindowsではUTF-8、その他のOSではロケールに従って default_external を決定します。

default_external は必ず設定されます。Encoding.locale...

絞り込み条件を変える

Encoding.default_external=(encoding) (18310.0)

既定の外部エンコーディングを設定します。

既定の外部エンコーディングを設定します。

default_external を変更する前に作成した文字列と、default_external を変更した後に作成した文字列とではエンコーディングが異なる可能性があるため、Ruby スクリプト内で Encoding.default_external を設定してはいけません。代わりに、ruby -E を使用して、正しい default_external で Ruby を起動してください。

デフォルトの外部エンコーディングがどのように使われるかについては Encoding.default_external を参照してください。

@see spec...

Encoding.default_internal -> Encoding | nil (18310.0)

既定の内部エンコーディングを返します。デフォルトでは nil です。

既定の内部エンコーディングを返します。デフォルトでは nil です。

標準入出力、コマンドライン引数、open で開くファイルなどで、内部エンコーディングが指定されていない場合の既定値として利用されます。

String#encode と String#encode! は、引数に Encoding が与えられていない場合、 default_internal を使用します。

文字列リテラルを作成した場合、エンコーディングには default_internal ではなく __ENCODING__ 特殊変数で参照できるスクリプトエンコーディングが使用されます。

default_internal...

Encoding.default_internal=(encoding) (18310.0)

既定の内部エンコーディングを設定します。

既定の内部エンコーディングを設定します。

default_internal を変更する前に作成した文字列と、default_internal を変更した後に作成した文字列とではエンコーディングが異なる可能性があるため、Ruby スクリプト内で Encoding.default_internal を設定してはいけません。代わりに、ruby -E を使用して、正しい default_internal で Ruby を起動してください。

デフォルトの内部エンコーディングがどのように使われるかについては Encoding.default_internal を参照してください。

@see spe...

Encoding.list -> [Encoding] (18310.0)

現在ロードされているエンコーディングのリストを返します。

現在ロードされているエンコーディングのリストを返します。

//emlist[例][ruby]{
Encoding.list
# => [#<Encoding:ASCII-8BIT>, #<Encoding:EUC-JP>,
# #<Encoding:Shift_JIS>, #<Encoding:UTF-8>,
# #<Encoding:ISO-2022-JP (dummy)>]

Encoding.find("US-ASCII")
# => #<Encoding:US-ASCII>

Encoding.list
# => [#<Encoding:ASCII-8BIT>, #<...

Encoding.name_list -> [String] (18310.0)

利用可能なエンコーディングの名前を文字列の配列で返します。

利用可能なエンコーディングの名前を文字列の配列で返します。

//emlist[例][ruby]{
p Encoding.name_list
#=> ["US-ASCII", "ASCII-8BIT", "UTF-8",
# "ISO-8859-1", "Shift_JIS", "EUC-JP",
# "Windows-31J",
# "BINARY", "CP932", "eucJP", ...]
//}

絞り込み条件を変える

Encoding::Converter.asciicompat_encoding(encoding) -> Encoding | nil (18310.0)

同じ文字集合を持つ ASCII 互換エンコーディングを返します。

同じ文字集合を持つ ASCII 互換エンコーディングを返します。

@param string エンコーディング名
@param encoding エンコーディングオブジェクト
@return ASCII 互換エンコーディングのオブジェクトか nil

引数とエンコーディングと同じ文字集合を持つ ASCII 互換エンコーディングを返します。引数と戻り値、2 つのエンコーディング間では変換しても未定義文字の例外は発生しません。
引数が ASCII 互換エンコーディングである場合や、エンコーディングでない場合は nil を返します。

//emlist[][ruby]{
Encoding::Con...

Encoding::Converter.asciicompat_encoding(string) -> Encoding | nil (18310.0)

同じ文字集合を持つ ASCII 互換エンコーディングを返します。

同じ文字集合を持つ ASCII 互換エンコーディングを返します。

@param string エンコーディング名
@param encoding エンコーディングオブジェクト
@return ASCII 互換エンコーディングのオブジェクトか nil

引数とエンコーディングと同じ文字集合を持つ ASCII 互換エンコーディングを返します。引数と戻り値、2 つのエンコーディング間では変換しても未定義文字の例外は発生しません。
引数が ASCII 互換エンコーディングである場合や、エンコーディングでない場合は nil を返します。

//emlist[][ruby]{
Encoding::Con...

Encoding::Converter.search_convpath(source_encoding, destination_encoding, options) -> Array (18310.0)

引数で指定した文字エンコーディングの変換の経路を配列にして返します。

引数で指定した文字エンコーディングの変換の経路を配列にして返します。

@param source_encoding 変換元の文字エンコーディングを Encoding オ
ブジェクトか文字列で指定します。

@param destination_encoding 変換先の文字エンコーディングを
Encoding オブジェクトか文字列で指定し
ます。

@param options 変換の詳細を指定する定数やハッシュを指定します。
...

Exception.new(error_message = nil) -> Exception (18310.0)

例外オブジェクトを生成して返します。

例外オブジェクトを生成して返します。

@param error_message エラーメッセージを表す文字列を指定します。このメッセージは
属性 Exception#message の値になり、デフォルトの例外ハンドラで表示されます。

//emlist[例][ruby]{
e = Exception.new("some message")
p e # => #<Exception: some message>
p e.message # => "some message"
//}

//emlist[例][ruby]{
e = E...

Exception.to_tty? -> bool (18310.0)

$stderr が変更されておらず、$stderr.tty? が真の場合は true を返します。

$stderr が変更されておらず、$stderr.tty? が真の場合は true を返します。


@see Exception#full_message

絞り込み条件を変える

Fiber.current -> Fiber (18310.0)

このメソッドが評価されたコンテキストにおける Fiber のインスタンスを返します。

このメソッドが評価されたコンテキストにおける Fiber のインスタンスを返します。

//emlist[例:][ruby]{
fr = Fiber.new do
Fiber.current
end

fb = fr.resume
p fb.equal?(fr) # => true

p Fiber.current # => #<Fiber:0x91345e4>
p Fiber.current # => #<Fiber:0x91345e4>
//}

File.absolute_path(file_name, dir_string=nil) -> String (18310.0)

file_name を絶対パスに変換した文字列を返します。

file_name を絶対パスに変換した文字列を返します。

相対パスの場合はカレントディレクトリを基準とします。
dir_string を渡した場合はそのディレクトリを基準とします。

File.expand_path と異なり、 file_name 先頭が "~" である場合
それは展開されません。普通のディレクトリ名として処理されます。

//emlist[例][ruby]{
p Dir.getwd #=> "/home/matz/work/bar"
p ENV["HOME"] #=> "/home/mat...

File.absolute_path?(file_name) -> bool (18310.0)

file_name が絶対パスなら true を、そうでなければ false を返します。

file_name が絶対パスなら true を、そうでなければ false を返します。

@param file_name ファイル名を表す文字列を指定します。文字列でない場合は、to_path メソッド、to_str メソッドの順で暗黙の型変換が試みられます。

@raise TypeError 引数に文字列以外の(暗黙の型変換が行えない)オブジェクトを指定した場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
File.absolute_path?("//foo/bar\\baz") # => true
File.absolute_path?("C:foo\\bar") ...

File.birthtime(filename) -> Time (18310.0)

作成された時刻を返します。

作成された時刻を返します。

@param filename ファイル名を表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

@raise Errno::EXXX ファイルの時刻の取得に失敗した場合に発生します。

@raise NotImplementedError Windows のような birthtime のない環境で発生します。

//emlist[例][ruby]{
File.birthtime("testfile") #=> Wed Apr 09 08:53:13 CDT 2003
//}

File.directory?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#directory? と同じです。

FileTest.#directory? と同じです。

@param path パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

絞り込み条件を変える

File.empty?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#zero? と同じです。

FileTest.#zero? と同じです。

@param path パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

File.executable?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#executable? と同じです。

FileTest.#executable? と同じです。

@param path パスを表す文字列を指定します。

File.executable_real?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#executable_real? と同じです。

FileTest.#executable_real? と同じです。

@param path パスを表す文字列を指定します。

File.exist?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#exist? と同じです。

FileTest.#exist? と同じです。

@param path パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

File.extname(filename) -> String (18310.0)

ファイル名 filename の拡張子部分(最後の "." に続く文字列)を 返します。ディレクトリ名に含まれる "." や、ファイル名先頭の "." は拡張子の一部としては見なされません。filename に拡張子が含 まれない場合は空文字列を返します。

ファイル名 filename の拡張子部分(最後の "." に続く文字列)を
返します。ディレクトリ名に含まれる "." や、ファイル名先頭の "."
は拡張子の一部としては見なされません。filename に拡張子が含
まれない場合は空文字列を返します。

//emlist[例][ruby]{
p File.extname("foo/foo.txt") # => ".txt"
p File.extname("foo/foo.tar.gz") # => ".gz"
p File.extname("foo/bar") # => ""
p File.extname("f...

絞り込み条件を変える

File.fnmatch(pattern, path, flags = 0) -> bool (18310.0)

ファイル名のパターンマッチ fnmatch(3) を行います。 path が pattern にマッチすれば真を返します。そうでない場合には false を返します。

ファイル名のパターンマッチ fnmatch(3) を行います。
path が pattern にマッチすれば真を返します。そうでない場合には false を返します。

@param pattern パターンを文字列で指定します。ワイルドカードとして `*',
`**`, `?', `[]', `{}' が使用できます。
//emlist[例][ruby]{
%w(foo foobar bar).each {|f|
p File.fnmatch("foo*", f)
}
# => true
# true
# false
//}

@param p...

File.fnmatch?(pattern, path, flags = 0) -> bool (18310.0)

ファイル名のパターンマッチ fnmatch(3) を行います。 path が pattern にマッチすれば真を返します。そうでない場合には false を返します。

ファイル名のパターンマッチ fnmatch(3) を行います。
path が pattern にマッチすれば真を返します。そうでない場合には false を返します。

@param pattern パターンを文字列で指定します。ワイルドカードとして `*',
`**`, `?', `[]', `{}' が使用できます。
//emlist[例][ruby]{
%w(foo foobar bar).each {|f|
p File.fnmatch("foo*", f)
}
# => true
# true
# false
//}

@param p...

File.ftype(filename) -> String (18310.0)

ファイルのタイプを表す文字列を返します。

ファイルのタイプを表す文字列を返します。

文字列は以下のうちのいずれかです。File.lstat(filename).ftype と同じです。
シンボリックリンクに対して "link" を返します。

* "file"
* "directory"
* "characterSpecial"
* "blockSpecial"
* "fifo"
* "link"
* "socket"
* "unknown"

@param filename ファイル名を表す文字列を指定します。

@raise Errno::EXXX 情報の取得に失敗した場合に発生します。

//emlist[...

File.identical?(filename1, filename2) -> bool (18310.0)

FileTest.#identical? と同じです。

FileTest.#identical? と同じです。

@param filename1 パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

@param filename2 パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

File.path(filename) -> String (18310.0)

指定されたファイル名を文字列で返します。filename が文字列でない場合は、to_path メソッドを呼びます。

指定されたファイル名を文字列で返します。filename が文字列でない場合は、to_path メソッドを呼びます。

@param filename ファイル名を表す文字列か to_path メソッドが定義されたオブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
require 'pathname'

class MyPath
def initialize(path)
@path = path
end
def to_path
File.absolute_path(@path)
end
end

File.path("/dev/null") ...

絞り込み条件を変える

File.setgid?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#setgid? と同じです。

FileTest.#setgid? と同じです。

@param path パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

File.setuid?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#setuid? と同じです。

FileTest.#setuid? と同じです。

@param path パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

File.socket?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#socket? と同じです。

FileTest.#socket? と同じです。

@param path パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

File.split(pathname) -> [String] (18310.0)

pathname を dirname とbasename に分割して、2 要 素の配列を返します。

pathname を dirname とbasename に分割して、2 要
素の配列を返します。

//emlist[][ruby]{
[File.dirname(pathname), File.basename(pathname)]
//}

と同じです。

@param pathname パス名を表す文字列を指定します。

File.sticky?(path) -> bool (18310.0)

FileTest.#sticky? と同じです。

FileTest.#sticky? と同じです。

@param path パスを表す文字列か IO オブジェクトを指定します。

絞り込み条件を変える

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