るりまサーチ (Ruby 2.4.0)

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GC#garbage_collect(full_mark: true, immediate_sweep: true) -> nil (10.0)

ガーベージコレクトを開始します。

...レクトを開始します。

GC
.start や ObjectSpace.#garbage_collect と同じ働きをします。
GC
.disable により GC が禁止されている場合でもガベージコレクトを開始します。

nil を返します。

@param full_mark マイナー GC を動作させる場合は fal...
...将来のバージョンとの互換性も保証されません。また、Ruby の実装がサポー
トしていない場合はキーワード引数を指定しても無視される可能性があります。

//emlist[例][ruby]{
include GC
GC
.count # => 3
garbage_collect
GC
.count # => 4
//}...

GC.count -> Integer (10.0)

プロセス開始からガーベージコレクトを実行した回数を Integer で返し ます。

...プロセス開始からガーベージコレクトを実行した回数を Integer で返し
ます。

//emlist[例][ruby]{
GC
.count # => 3
//}...

GC.disable -> bool (10.0)

ガーベージコレクトを禁止します。

...ガーベージコレクトを禁止します。

前回の禁止状態を返します(禁止されていたなら true, GC が有効であったなら、
false)。

//emlist[例][ruby]{
GC
.disable # => false
GC
.disable # => true
//}

@see GC.enable...

GC.enable -> bool (10.0)

ガーベージコレクトを許可します。

...ガーベージコレクトを許可します。

前回の禁止状態を返します(禁止されていたなら true, GC が有効であったなら、
false)。

@see GC.disable

//emlist[例][ruby]{
GC
.disable # => false
GC
.enable # => true
GC
.enable # => false
//}...

GC.latest_gc_info(key) -> object (10.0)

最新のGCの情報を返します。

...最新のGCの情報を返します。

@param result_hash 戻り値のためのハッシュを指定します。省略した場合は新
しくハッシュを作成します。result_hash の内容は上書き
されます。

@param key 得られる情報か...
...//emlist[例][ruby]{
latest = GC.latest_gc_info
latest # => {:major_by=>nil, :gc_by=>:newobj, :have_finalizer=>false, :immediate_sweep=>false, :state=>:sweeping}

stat = GC.stat
merged = GC.latest_gc_info(stat)
merged == latest.merge(stat) # => true

GC
.latest_gc_info(:gc_by) # => :newobj
//}...

絞り込み条件を変える

GC.latest_gc_info(result_hash = {}) -> Hash (10.0)

最新のGCの情報を返します。

...最新のGCの情報を返します。

@param result_hash 戻り値のためのハッシュを指定します。省略した場合は新
しくハッシュを作成します。result_hash の内容は上書き
されます。

@param key 得られる情報か...
...//emlist[例][ruby]{
latest = GC.latest_gc_info
latest # => {:major_by=>nil, :gc_by=>:newobj, :have_finalizer=>false, :immediate_sweep=>false, :state=>:sweeping}

stat = GC.stat
merged = GC.latest_gc_info(stat)
merged == latest.merge(stat) # => true

GC
.latest_gc_info(:gc_by) # => :newobj
//}...

GC.start(full_mark: true, immediate_sweep: true) -> nil (10.0)

ガーベージコレクトを開始します。

...トを開始します。

GC
#garbage_collect や ObjectSpace.#garbage_collect と同じ働きをします。
GC
.disable により GC が禁止されている場合でもガベージコレクトを開始します。

nil を返します。

@param full_mark マイナー GC を動作させる場合は...
...す。将来のバージョンとの互換性も保証されません。また、Ruby の実装がサポー
トしていない場合はキーワード引数を指定しても無視される可能性があります。

//emlist[例][ruby]{
GC
.count # => 3
GC
.start # => nil
GC
.count # => 4
//}...

GC.stat(key) -> Numeric (10.0)

GC 内部の統計情報を Hash で返します。

...
GC
内部の統計情報を Hash で返します。

@param result_hash 戻り値のためのハッシュを指定します。省略した場合は新
しくハッシュを作成します。result_hash の内容は上書き
されます。


@param key 得ら...
...報を取得したい場合にキーを
Symbol で指定します。

@return GC 内部の統計情報をHash で返します。
引数 key を指定した場合は数値を返します。

GC
.stat
# =>
{
:count=>0,
:heap_allocated_pages=>24,
:heap_sorted_len...
...cts=>7796,
:total_freed_objects=>83,
:malloc_increase_bytes=>2389312,
:malloc_increase_bytes_limit=>16777216,
:minor_gc_count=>0,
:major_gc_count=>0,
:remembered_wb_unprotected_objects=>0,
:remembered_wb_unprotected_objects_limit=>0,
:old_objects=>0,
:old...

GC.stat(result_hash = {}) -> {Symbol => Integer} (10.0)

GC 内部の統計情報を Hash で返します。

...
GC
内部の統計情報を Hash で返します。

@param result_hash 戻り値のためのハッシュを指定します。省略した場合は新
しくハッシュを作成します。result_hash の内容は上書き
されます。


@param key 得ら...
...報を取得したい場合にキーを
Symbol で指定します。

@return GC 内部の統計情報をHash で返します。
引数 key を指定した場合は数値を返します。

GC
.stat
# =>
{
:count=>0,
:heap_allocated_pages=>24,
:heap_sorted_len...
...cts=>7796,
:total_freed_objects=>83,
:malloc_increase_bytes=>2389312,
:malloc_increase_bytes_limit=>16777216,
:minor_gc_count=>0,
:major_gc_count=>0,
:remembered_wb_unprotected_objects=>0,
:remembered_wb_unprotected_objects_limit=>0,
:old_objects=>0,
:old...

GC.stress -> bool (10.0)

GCがストレスモードかどうかを返します。

...
GC
がストレスモードかどうかを返します。

真が設定されている場合は GC を行えるすべての機会に GC を行います。

@see GC.stress=...

絞り込み条件を変える

GC.stress=(value) (10.0)

GCのストレスモードを引数 value に設定します。 引数 value が真に設定されている間は、GC を行えるすべての機会に GC を行います。

...
GC
のストレスモードを引数 value に設定します。
引数 value が真に設定されている間は、GC を行えるすべての機会に GC を行います。

この機能はデバッグ用途に提供されています。ストレスモードを有効にすると
プログラム...
...ナー GC を動作させる場合に指定します。
: 0x02
sweep を遅らせる(Lazy Sweep を行う)に指定します。
: 0x04
malloc/calloc/realloc の後でメジャーGCを動作させる場合に指定します。

//emlist[例][ruby]{
GC
.stress # => false
GC
.stress = true
GC
.stress...
...# => true
//}

@see GC.stress...

GC::INTERNAL_CONSTANTS -> {Symbol => Integer} (10.0)

GC用内部定数の値を保持するハッシュテーブルです。

...
GC
用内部定数の値を保持するハッシュテーブルです。

GC
::INTERNAL_CONSTANTS
# => {:RVALUE_SIZE=>40, :HEAP_PAGE_OBJ_LIMIT=>408, :HEAP_PAGE_BITMAP_SIZE=>56, :HEAP_PAGE_BITMAP_PLANES=>4}...

GC::OPTS -> [String] (10.0)

コンパイル時に指定したGCのオプションです。

...に指定したGCのオプションです。

可能性があるオプション文字列は以下の通りです。

* "GC_DEBUG"
* "USE_RGENGC"
* "RGENGC_DEBUG"
* "RGENGC_CHECK_MODE"
* "RGENGC_PROFILE"
* "RGENGC_ESTIMATE_OLDMALLOC"
* "GC_PROFILE_MORE_DETAIL"
* "GC_ENABLE_LAZY_SWEEP"...
...C_EXACT_MALLOC_SIZE"
* "MALLOC_ALLOCATED_SIZE"
* "MALLOC_ALLOCATED_SIZE_CHECK"
* "GC_PROFILE_DETAIL_MEMORY"

例:

GC
::OPTS # => ["USE_RGENGC", "RGENGC_ESTIMATE_OLDMALLOC", "GC_ENABLE_LAZY_SWEEP"]
# この場合、GCデバッグ機能やプロファイル機能は無効化されている...