るりまサーチ (Ruby 2.5.0)

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別のキーワード

  1. _builtin ===
  2. date ===
  3. ipaddr ===
  4. pathname ===
  5. bigdecimal ===

クラス

モジュール

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検索結果

<< 1 2 > >>

Regexp#===(string) -> bool (54343.0)

文字列 string との正規表現マッチを行います。 マッチした場合は真を返します。

文字列 string との正規表現マッチを行います。
マッチした場合は真を返します。

string が文字列でもシンボルでもない場合には false を返します。

このメソッドは主にcase文での比較に用いられます。

@param string マッチ対象文字列

//emlist[例][ruby]{
a = "HELLO"
case a
when /\A[a-z]*\z/; puts "Lower case"
when /\A[A-Z]*\z/; puts "Upper case"
else; puts "Mixed case"
end
# => Upper ...

Module#===(obj) -> bool (54325.0)

指定された obj が self かそのサブクラスのインスタンスであるとき真を返します。 また、obj が self をインクルードしたクラスかそのサブクラスのインスタンスである場合にも 真を返します。上記のいずれでもない場合に false を返します。

指定された obj が self かそのサブクラスのインスタンスであるとき真を返します。
また、obj が self をインクルードしたクラスかそのサブクラスのインスタンスである場合にも
真を返します。上記のいずれでもない場合に false を返します。

言い替えると obj.kind_of?(self) が true の場合、 true を返します。

このメソッドは主に case 文での比較に用いられます。
case ではクラス、モジュールの所属関係をチェックすることになります。

//emlist[例][ruby]{
str = String.new
case str
when St...

Object#===(other) -> bool (54325.0)

case 式で使用されるメソッドです。d:spec/control#case も参照してください。

case 式で使用されるメソッドです。d:spec/control#case も参照してください。

このメソッドは case 式での振る舞いを考慮して、
各クラスの性質に合わせて再定義すべきです。

デフォルトでは内部で Object#== を呼び出します。

when 節の式をレシーバーとして === を呼び出すことに注意してください。

また Enumerable#grep でも使用されます。

@param other 比較するオブジェクトです。

//emlist[][ruby]{
age = 12
# (0..2).===(12), (3..6).===(12), ... が実行...

Method#===(*args) -> object (54307.0)

メソッドオブジェクトに封入されているメソッドを起動します。

メソッドオブジェクトに封入されているメソッドを起動します。

引数やブロックはそのままメソッドに渡されます。

self[] の形の呼び出しは通常のメソッド呼び出しに見た目を
近付けるためだけに用意されたもので、Array#[]のような
他の [] メソッドとの意味的な関連性はありません。


@param args self に渡される引数。

@see spec/safelevel

//emlist[例][ruby]{
class Foo
def foo(arg)
"foo called with arg #{arg}"
end
end

m = Foo.new.met...

Proc#===(*arg) -> () (54307.0)

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

引数の渡され方はオブジェクトの生成方法によって異なります。
詳しくは Proc#lambda? を参照してください。

「===」は when の所に手続きを渡せるようにするためのものです。

//emlist[例][ruby]{
def sign(n)
case n
when lambda{|n| n > 0} then 1
when lambda{|n| n < 0} then -1
else 0
end
end

p sign(-4) #=> -1
p sign(0) #=> 0
p sign(7) #=> 1...

絞り込み条件を変える

Range#===(obj) -> bool (54307.0)

obj が範囲内に含まれている時に true を返します。 そうでない場合は、false を返します。

obj が範囲内に含まれている時に true を返します。
そうでない場合は、false を返します。

Range#=== は主に case 式での比較に用いられます。

<=> メソッドによる演算により範囲内かどうかを判定するには Range#cover? を使用してください。

始端・終端・引数が数値であれば、 Range#cover? と同様の動きをします。

@param obj 比較対象のオブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
p ("a" .. "c").include?("b") # => true
p ("a" .. "c").include?...

SystemCallError.===(other) -> bool (54307.0)

other が SystemCallError のサブクラスのインスタンスで、 かつ、other.errno の値が self::Errno と同じ場合に真を返します。そうでない場合は偽を返します。

other が SystemCallError のサブクラスのインスタンスで、
かつ、other.errno の値が self::Errno と同じ場合に真を返します。そうでない場合は偽を返します。

従って、特に other が self.kind_of?(other) である場合には Module#=== と同様に真を返します。
その他に、 Errno::EXXX::Errno == Errno::EYYY::Errno である場合にも Errno::EXXX == Errno::EYYY.new は真を返します。

エラー名は異なるがエラーコードは同じであるような Errno::EXX...

Hash#===(other) -> bool (45307.0)

自身と other が同じ数のキーを保持し、キーが eql? メソッドで比較して全て等しく、 値が == メソッドで比較して全て等しい場合に真を返します。

自身と other が同じ数のキーを保持し、キーが eql? メソッドで比較して全て等しく、
値が == メソッドで比較して全て等しい場合に真を返します。

@param other 自身と比較したい Hash オブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
#(出力関数は省略)
{ 1 => :a } == { 1 => :a } #=> true
{ 1 => :a } == { 1 => :a, 2 => :b } #=> false
{ 1 => :a } == { 1.0 => :a } #=> fa...

Integer#===(other) -> bool (45307.0)

比較演算子。数値として等しいか判定します。

比較演算子。数値として等しいか判定します。

@param other 比較対象の数値
@return self と other が等しい場合 true を返します。
そうでなければ false を返します。

//emlist[][ruby]{
1 == 2 # => false
1 == 1.0 # => true
//}

String#===(other) -> bool (45307.0)

other が文字列の場合、String#eql? と同様に文字列の内容を比較します。

other が文字列の場合、String#eql? と同様に文字列の内容を比較します。

other が文字列でない場合、
other.to_str が定義されていれば
other == self の結果を返します。(ただし、 other.to_str は実行されません。)
そうでなければ false を返します。

@param other 任意のオブジェクト
@return true か false

//emlist[例][ruby]{
stringlike = Object.new

def stringlike.==(other)
"string" == ...

絞り込み条件を変える

Method#[](*args) -> object (9007.0)

メソッドオブジェクトに封入されているメソッドを起動します。

メソッドオブジェクトに封入されているメソッドを起動します。

引数やブロックはそのままメソッドに渡されます。

self[] の形の呼び出しは通常のメソッド呼び出しに見た目を
近付けるためだけに用意されたもので、Array#[]のような
他の [] メソッドとの意味的な関連性はありません。


@param args self に渡される引数。

@see spec/safelevel

//emlist[例][ruby]{
class Foo
def foo(arg)
"foo called with arg #{arg}"
end
end

m = Foo.new.met...

Method#call(*args) -> object (9007.0)

メソッドオブジェクトに封入されているメソッドを起動します。

メソッドオブジェクトに封入されているメソッドを起動します。

引数やブロックはそのままメソッドに渡されます。

self[] の形の呼び出しは通常のメソッド呼び出しに見た目を
近付けるためだけに用意されたもので、Array#[]のような
他の [] メソッドとの意味的な関連性はありません。


@param args self に渡される引数。

@see spec/safelevel

//emlist[例][ruby]{
class Foo
def foo(arg)
"foo called with arg #{arg}"
end
end

m = Foo.new.met...

Method#call(*args) { ... } -> object (9007.0)

メソッドオブジェクトに封入されているメソッドを起動します。

メソッドオブジェクトに封入されているメソッドを起動します。

引数やブロックはそのままメソッドに渡されます。

self[] の形の呼び出しは通常のメソッド呼び出しに見た目を
近付けるためだけに用意されたもので、Array#[]のような
他の [] メソッドとの意味的な関連性はありません。


@param args self に渡される引数。

@see spec/safelevel

//emlist[例][ruby]{
class Foo
def foo(arg)
"foo called with arg #{arg}"
end
end

m = Foo.new.met...

Proc#[](*arg) -> () (9007.0)

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

引数の渡され方はオブジェクトの生成方法によって異なります。
詳しくは Proc#lambda? を参照してください。

「===」は when の所に手続きを渡せるようにするためのものです。

//emlist[例][ruby]{
def sign(n)
case n
when lambda{|n| n > 0} then 1
when lambda{|n| n < 0} then -1
else 0
end
end

p sign(-4) #=> -1
p sign(0) #=> 0
p sign(7) #=> 1...

Proc#call(*arg) -> () (9007.0)

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

引数の渡され方はオブジェクトの生成方法によって異なります。
詳しくは Proc#lambda? を参照してください。

「===」は when の所に手続きを渡せるようにするためのものです。

//emlist[例][ruby]{
def sign(n)
case n
when lambda{|n| n > 0} then 1
when lambda{|n| n < 0} then -1
else 0
end
end

p sign(-4) #=> -1
p sign(0) #=> 0
p sign(7) #=> 1...

絞り込み条件を変える

Proc#yield(*arg) -> () (9007.0)

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

手続きオブジェクトを実行してその結果を返します。

引数の渡され方はオブジェクトの生成方法によって異なります。
詳しくは Proc#lambda? を参照してください。

「===」は when の所に手続きを渡せるようにするためのものです。

//emlist[例][ruby]{
def sign(n)
case n
when lambda{|n| n > 0} then 1
when lambda{|n| n < 0} then -1
else 0
end
end

p sign(-4) #=> -1
p sign(0) #=> 0
p sign(7) #=> 1...

Range#include?(obj) -> bool (9007.0)

obj が範囲内に含まれている時に true を返します。 そうでない場合は、false を返します。

obj が範囲内に含まれている時に true を返します。
そうでない場合は、false を返します。

Range#=== は主に case 式での比較に用いられます。

<=> メソッドによる演算により範囲内かどうかを判定するには Range#cover? を使用してください。

始端・終端・引数が数値であれば、 Range#cover? と同様の動きをします。

@param obj 比較対象のオブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
p ("a" .. "c").include?("b") # => true
p ("a" .. "c").include?...

Range#member?(obj) -> bool (9007.0)

obj が範囲内に含まれている時に true を返します。 そうでない場合は、false を返します。

obj が範囲内に含まれている時に true を返します。
そうでない場合は、false を返します。

Range#=== は主に case 式での比較に用いられます。

<=> メソッドによる演算により範囲内かどうかを判定するには Range#cover? を使用してください。

始端・終端・引数が数値であれば、 Range#cover? と同様の動きをします。

@param obj 比較対象のオブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
p ("a" .. "c").include?("b") # => true
p ("a" .. "c").include?...

Thread (133.0)

スレッドを表すクラスです。スレッドとはメモリ空間を共有して同時に実行される制御の流れです。 Thread を使うことで並行プログラミングが可能になります。

スレッドを表すクラスです。スレッドとはメモリ空間を共有して同時に実行される制御の流れです。
Thread を使うことで並行プログラミングが可能になります。


=== 実装
ネイティブスレッドを用いて実装されていますが、
現在の実装では Ruby VM は Giant VM lock (GVL) を有しており、同時に実行される
ネイティブスレッドは常にひとつです。
ただし、IO 関連のブロックする可能性があるシステムコールを行う場合には
GVL を解放します。その場合にはスレッドは同時に実行され得ます。
また拡張ライブラリから GVL を操作できるので、複数のスレッドを
同時に実行するような拡...

Kernel.#format(format, *arg) -> String (115.0)

format 文字列を C 言語の sprintf と同じように解釈し、 引数をフォーマットした文字列を返します。

format 文字列を C 言語の sprintf と同じように解釈し、
引数をフォーマットした文字列を返します。

@param format フォーマット文字列です。
@param arg フォーマットされる引数です。
@see Kernel.#printf,Time#strftime,Date.strptime

=== sprintf フォーマット

Ruby の sprintf フォーマットは基本的に C 言語の sprintf(3)
のものと同じです。ただし、short や long などの C 特有の型に対する修飾子が
ないこと、2進数の指示子(%b, %B)が存在すること、s...

絞り込み条件を変える

Kernel.#sprintf(format, *arg) -> String (115.0)

format 文字列を C 言語の sprintf と同じように解釈し、 引数をフォーマットした文字列を返します。

format 文字列を C 言語の sprintf と同じように解釈し、
引数をフォーマットした文字列を返します。

@param format フォーマット文字列です。
@param arg フォーマットされる引数です。
@see Kernel.#printf,Time#strftime,Date.strptime

=== sprintf フォーマット

Ruby の sprintf フォーマットは基本的に C 言語の sprintf(3)
のものと同じです。ただし、short や long などの C 特有の型に対する修飾子が
ないこと、2進数の指示子(%b, %B)が存在すること、s...

String#%(args) -> String (115.0)

printf と同じ規則に従って args をフォーマットします。

printf と同じ規則に従って args をフォーマットします。

args が配列であれば Kernel.#sprintf(self, *args) と同じです。
それ以外の場合は Kernel.#sprintf(self, args) と同じです。

@param args フォーマットする値、もしくはその配列
@return フォーマットされた文字列

//emlist[例][ruby]{
p "i = %d" % 10 # => "i = 10"
p "i = %x" % 10 # => "i = a"
p "i = %o" % 10...

Object::DATA -> File (97.0)

スクリプトの __END__ プログラムの終り以降をアクセスする File オブジェクト。

スクリプトの __END__
プログラムの終り以降をアクセスする File オブジェクト。

d:spec/program#terminateも参照。

ソースファイルの __END__ 以降は解析・実行の対象にならないので
その部分にプログラムが利用するためのデータを書き込んでおくことができます。
DATA 定数はそのデータ部分にアクセスするための File オブジェクトを保持しています。

__END__ を含まないプログラムにおいては DATA は定義されません。

=== 注意

* DATA.rewind で移動する読みとり位置は __END__ 直後ではなく、
...

Kernel.#spawn(env, program, *args, options={}) -> Integer (82.0)

引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した 子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。

引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した
子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。

env に Hash を渡すことで、exec(2) で子プロセス内で
ファイルを実行する前に環境変数を変更することができます。
Hash のキーは環境変数名文字列、Hash の値に設定する値とします。
nil とすることで環境変数が削除(unsetenv(3))されます。
//emlist[例][ruby]{
# FOO を BAR にして BAZ を削除する
pid = spawn({"FOO"=>"BAR", "BAZ"=>nil}, command)
//...

Kernel.#spawn(program, *args) -> Integer (82.0)

引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した 子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。

引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した
子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。

env に Hash を渡すことで、exec(2) で子プロセス内で
ファイルを実行する前に環境変数を変更することができます。
Hash のキーは環境変数名文字列、Hash の値に設定する値とします。
nil とすることで環境変数が削除(unsetenv(3))されます。
//emlist[例][ruby]{
# FOO を BAR にして BAZ を削除する
pid = spawn({"FOO"=>"BAR", "BAZ"=>nil}, command)
//...

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BasicObject (79.0)

特殊な用途のために意図的にほとんど何も定義されていないクラスです。 Objectクラスの親にあたります。Ruby 1.9 以降で導入されました。

特殊な用途のために意図的にほとんど何も定義されていないクラスです。
Objectクラスの親にあたります。Ruby 1.9 以降で導入されました。

=== 性質
BasicObject クラスは Object クラスからほとんどのメソッドを取り除いたクラスです。

Object クラスは様々な便利なメソッドや Kernel から受け継いだ関数的メソッド
を多数有しています。
これに対して、 BasicObject クラスはオブジェクトの同一性を識別したりメソッドを呼んだりする
最低限の機能の他は一切の機能を持っていません。

=== 用途
基本的にはほぼすべてのクラスの親は Object と考...

Numeric (79.0)

数値を表す抽象クラスです。Integer や Float などの数値クラス は Numeric のサブクラスとして実装されています。

数値を表す抽象クラスです。Integer や Float などの数値クラス
は Numeric のサブクラスとして実装されています。

演算や比較を行うメソッド(+, -, *, /, <=>)は Numeric のサブクラスで定義されま
す。Numeric で定義されているメソッドは、サブクラスで提供されているメソッド
(+, -, *, /, %) を利用して定義されるものがほとんどです。
つまり Numeric で定義されているメソッドは、Numeric のサブクラスとして新たに数値クラスを定義した時に、
演算メソッド(+, -, *, /, %, <=>, coerce)だけを定義すれ...

Array#pack(template) -> String (61.0)

配列の内容を template で指定された文字列にしたがって、 バイナリとしてパックした文字列を返します。

配列の内容を template で指定された文字列にしたがって、
バイナリとしてパックした文字列を返します。

テンプレートは
型指定文字列とその長さ(省略時は1)を並べたものです。長さと
して * が指定された時は「残りのデータ全て」の長さを
表します。型指定文字は以下で述べる pack テンプレート文字列の通りです。

buffer が指定されていれば、バッファとして使って返値として返します。
もし template の最初にオフセット (@) が指定されていれば、
結果はオフセットの後ろから詰められます。
buffer の元の内容がオフセットより長ければ、
オフセットより後ろの部分は上...

Array#pack(template, buffer: String.new) -> String (61.0)

配列の内容を template で指定された文字列にしたがって、 バイナリとしてパックした文字列を返します。

配列の内容を template で指定された文字列にしたがって、
バイナリとしてパックした文字列を返します。

テンプレートは
型指定文字列とその長さ(省略時は1)を並べたものです。長さと
して * が指定された時は「残りのデータ全て」の長さを
表します。型指定文字は以下で述べる pack テンプレート文字列の通りです。

buffer が指定されていれば、バッファとして使って返値として返します。
もし template の最初にオフセット (@) が指定されていれば、
結果はオフセットの後ろから詰められます。
buffer の元の内容がオフセットより長ければ、
オフセットより後ろの部分は上...

Fiber (61.0)

ノンプリエンプティブな軽量スレッド(以下ファイバーと呼ぶ)を提供します。 他の言語では coroutine あるいは semicoroutine と呼ばれることもあります。 Thread と違いユーザレベルスレッドとして実装されています。

ノンプリエンプティブな軽量スレッド(以下ファイバーと呼ぶ)を提供します。
他の言語では coroutine あるいは semicoroutine と呼ばれることもあります。
Thread と違いユーザレベルスレッドとして実装されています。

Thread クラスが表すスレッドと違い、明示的に指定しない限り
ファイバーのコンテキストは切り替わりません。
またファイバーは親子関係を持ちます。Fiber#resume を呼んだファイバーが親になり
呼ばれたファイバーが子になります。親子関係を壊すような遷移(例えば
自分の親の親のファイバーへ切り替えるような処理)はできません。
例外 FiberErr...

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Kernel.#open(file, mode_enc = "r", perm = 0666) -> IO (61.0)

file をオープンして、IO(Fileを含む)クラスのインスタンスを返します。

file をオープンして、IO(Fileを含む)クラスのインスタンスを返します。

ブロックが与えられた場合、指定されたファイルをオープンし、
生成した IO オブジェクトを引数としてブロックを実行します。
ブロックの終了時や例外によりブロックを脱出するとき、
ファイルをクローズします。ブロックを評価した結果を返します。

ファイル名 file が `|' で始まる時には続く文字列をコマンドとして起動し、
コマンドの標準入出力に対してパイプラインを生成します

ファイル名が "|-" である時、open は Ruby の子プロセス
を生成し、その子プロセスとの間のパイプ(IOオブジェクト)を...

Kernel.#open(file, mode_enc = "r", perm = 0666) {|io| ... } -> object (61.0)

file をオープンして、IO(Fileを含む)クラスのインスタンスを返します。

file をオープンして、IO(Fileを含む)クラスのインスタンスを返します。

ブロックが与えられた場合、指定されたファイルをオープンし、
生成した IO オブジェクトを引数としてブロックを実行します。
ブロックの終了時や例外によりブロックを脱出するとき、
ファイルをクローズします。ブロックを評価した結果を返します。

ファイル名 file が `|' で始まる時には続く文字列をコマンドとして起動し、
コマンドの標準入出力に対してパイプラインを生成します

ファイル名が "|-" である時、open は Ruby の子プロセス
を生成し、その子プロセスとの間のパイプ(IOオブジェクト)を...

String#unpack(template) -> Array (61.0)

Array#pack で生成された文字列を テンプレート文字列 template にしたがってアンパックし、 それらの要素を含む配列を返します。

Array#pack で生成された文字列を
テンプレート文字列 template にしたがってアンパックし、
それらの要素を含む配列を返します。

@param template pack テンプレート文字列
@return オブジェクトの配列


以下にあげるものは、Array#pack、String#unpack、String#unpack1
のテンプレート文字の一覧です。テンプレート文字は後に「長さ」を表す数字
を続けることができます。「長さ」の代わりに`*'とすることで「残り全て」
を表すこともできます。

長さの意味はテンプレート文字により異なりますが大...

Struct.new(*args, keyword_init: false) -> Class (61.0)

Struct クラスに新しいサブクラスを作って、それを返します。

Struct クラスに新しいサブクラスを作って、それを返します。

サブクラスでは構造体のメンバに対するアクセスメソッドが定義されています。

//emlist[例][ruby]{
dog = Struct.new("Dog", :name, :age)
fred = dog.new("fred", 5)
fred.age = 6
printf "name:%s age:%d", fred.name, fred.age
#=> "name:fred age:6" を出力します
//}

実装の都合により、クラス名の省略は後づけの機能でした。
メンバ名に String を指定できるのは後方互換...

Struct.new(*args, keyword_init: false) {|subclass| block } -> Class (61.0)

Struct クラスに新しいサブクラスを作って、それを返します。

Struct クラスに新しいサブクラスを作って、それを返します。

サブクラスでは構造体のメンバに対するアクセスメソッドが定義されています。

//emlist[例][ruby]{
dog = Struct.new("Dog", :name, :age)
fred = dog.new("fred", 5)
fred.age = 6
printf "name:%s age:%d", fred.name, fred.age
#=> "name:fred age:6" を出力します
//}

実装の都合により、クラス名の省略は後づけの機能でした。
メンバ名に String を指定できるのは後方互換...

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Enumerable#grep(pattern) -> [object] (55.0)

pattern === item が成立する要素を全て含んだ配列を返します。

pattern === item が成立する要素を全て含んだ配列を返します。

ブロックとともに呼び出された時には条件の成立した要素に対して
それぞれブロックを評価し、その結果の配列を返します。
マッチする要素がひとつもなかった場合は空の配列を返します。

@param pattern 「===」メソッドを持つオブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
['aa', 'bb', 'cc', 'dd', 'ee'].grep(/[bc]/) # => ["bb", "cc"]

Array.instance_methods.grep(/gr/) # => [:gr...

Enumerable#grep(pattern) {|item| ... } -> [object] (55.0)

pattern === item が成立する要素を全て含んだ配列を返します。

pattern === item が成立する要素を全て含んだ配列を返します。

ブロックとともに呼び出された時には条件の成立した要素に対して
それぞれブロックを評価し、その結果の配列を返します。
マッチする要素がひとつもなかった場合は空の配列を返します。

@param pattern 「===」メソッドを持つオブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
['aa', 'bb', 'cc', 'dd', 'ee'].grep(/[bc]/) # => ["bb", "cc"]

Array.instance_methods.grep(/gr/) # => [:gr...

Enumerable#grep_v(pattern) -> [object] (55.0)

Enumerable#grep のマッチの条件を逆にして、pattern === item が成立 しない要素を全て含んだ配列を返します。

Enumerable#grep のマッチの条件を逆にして、pattern === item が成立
しない要素を全て含んだ配列を返します。

@param pattern 「===」メソッドを持つオブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
(1..10).grep_v 2..5 # => [1, 6, 7, 8, 9, 10]
res =(1..10).grep_v(2..5) { |v| v * 2 }
res # => [2, 12, 14, 16, 18, 20]
//}

@see Enumerable#grep
@se...

Enumerable#grep_v(pattern) { |item| ... } -> [object] (55.0)

Enumerable#grep のマッチの条件を逆にして、pattern === item が成立 しない要素を全て含んだ配列を返します。

Enumerable#grep のマッチの条件を逆にして、pattern === item が成立
しない要素を全て含んだ配列を返します。

@param pattern 「===」メソッドを持つオブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
(1..10).grep_v 2..5 # => [1, 6, 7, 8, 9, 10]
res =(1..10).grep_v(2..5) { |v| v * 2 }
res # => [2, 12, 14, 16, 18, 20]
//}

@see Enumerable#grep
@se...

Object#<=>(other) -> 0 | nil (55.0)

self === other である場合に 0 を返します。そうでない場合には nil を返します。

self === other である場合に 0 を返します。そうでない場合には nil を返します。

//emlist[例][ruby]{
a = Object.new
b = Object.new
a <=> a # => 0
a <=> b # => nil
//}

@see Object#===

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Enumerable#slice_before {|elt| bool } -> Enumerator (43.0)

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素から 次にマッチする手前までを チャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を 返します。

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素から
次にマッチする手前までを
チャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を
返します。

パターンを渡した場合は各要素に対し === が呼び出され、
それが真になったところをチャンクの先頭と見なします。
ブロックを渡した場合は、各要素に対しブロックを適用し
返り値が真であった要素をチャンクの先頭と見なします。

より厳密にいうと、「先頭要素」の手前で分割していきます。
最初の要素の評価は無視されます。

各チャンクは配列として表現されます。

Enumerable#to_a や Enumerable#map ...

Enumerable#slice_before(pattern) -> Enumerator (43.0)

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素から 次にマッチする手前までを チャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を 返します。

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素から
次にマッチする手前までを
チャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を
返します。

パターンを渡した場合は各要素に対し === が呼び出され、
それが真になったところをチャンクの先頭と見なします。
ブロックを渡した場合は、各要素に対しブロックを適用し
返り値が真であった要素をチャンクの先頭と見なします。

より厳密にいうと、「先頭要素」の手前で分割していきます。
最初の要素の評価は無視されます。

各チャンクは配列として表現されます。

Enumerable#to_a や Enumerable#map ...

String#[](range) -> String (43.0)

rangeで指定したインデックスの範囲に含まれる部分文字列を返します。

rangeで指定したインデックスの範囲に含まれる部分文字列を返します。

@param range 取得したい文字列の範囲を示す Range オブジェクト

=== rangeオブジェクトが終端を含む場合

インデックスと文字列の対応については以下の対照図も参照してください。

0 1 2 3 4 5 (インデックス)
-6 -5 -4 -3 -2 -1 (負のインデックス)
| a | b | c | d | e | f |
|<--------->| 'abcdef'[0..2] # => '...

String#slice(range) -> String (43.0)

rangeで指定したインデックスの範囲に含まれる部分文字列を返します。

rangeで指定したインデックスの範囲に含まれる部分文字列を返します。

@param range 取得したい文字列の範囲を示す Range オブジェクト

=== rangeオブジェクトが終端を含む場合

インデックスと文字列の対応については以下の対照図も参照してください。

0 1 2 3 4 5 (インデックス)
-6 -5 -4 -3 -2 -1 (負のインデックス)
| a | b | c | d | e | f |
|<--------->| 'abcdef'[0..2] # => '...

Thread.handle_interrupt(hash) { ... } -> object (43.0)

スレッドの割り込みのタイミングを引数で指定した内容に変更してブロックを 実行します。

スレッドの割り込みのタイミングを引数で指定した内容に変更してブロックを
実行します。

「割り込み」とは、非同期イベントや Thread#raise や
Thread#kill、Signal.#trap(未サポート)、メインスレッドの終了
(メインスレッドが終了すると、他のスレッドも終了されます)を意味します。

@param hash 例外クラスがキー、割り込みのタイミングを指定する
Symbol が値の Hash を指定します。
値の内容は以下のいずれかです。

: :immediate

すぐに割り込みます。

: :on_block...

絞り込み条件を変える

Kernel.#spawn(command, options={}) -> Integer (37.0)

引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した 子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。

引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した
子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。


=== 引数の解釈

この形式では command が shell のメタ文字
//emlist{
* ? {} [] <> () ~ & | \ $ ; ' ` " \n
//}
を含む場合、shell 経由で実行されます。
そうでなければインタプリタから直接実行されます。


@param command コマンドを文字列で指定します。
@param env 更新する環境変数を表す Hash
@param options オプションパラメータ Hash...

Kernel.#spawn(env, command, options={}) -> Integer (37.0)

引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した 子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。

引数を外部コマンドとして実行しますが、生成した
子プロセスの終了を待ち合わせません。生成した子プロセスのプロセスIDを返します。


=== 引数の解釈

この形式では command が shell のメタ文字
//emlist{
* ? {} [] <> () ~ & | \ $ ; ' ` " \n
//}
を含む場合、shell 経由で実行されます。
そうでなければインタプリタから直接実行されます。


@param command コマンドを文字列で指定します。
@param env 更新する環境変数を表す Hash
@param options オプションパラメータ Hash...

Kernel.#exec(command, options={}) -> () (28.0)

引数で指定されたコマンドを実行します。

引数で指定されたコマンドを実行します。

プロセスの実行コードはそのコマンド(あるいは shell)になるので、
起動に成功した場合、このメソッドからは戻りません。

=== 引数の解釈

この形式では command が shell のメタ文字
//emlist{
* ? {} [] <> () ~ & | \ $ ; ' ` " \n
//}
を含む場合、shell 経由で実行されます。
そうでなければインタプリタから直接実行されます。

@param command コマンドを文字列で指定します。
@param env 更新する環境変数を表す Hash
@param options...

Kernel.#exec(env, command, options={}) -> () (28.0)

引数で指定されたコマンドを実行します。

引数で指定されたコマンドを実行します。

プロセスの実行コードはそのコマンド(あるいは shell)になるので、
起動に成功した場合、このメソッドからは戻りません。

=== 引数の解釈

この形式では command が shell のメタ文字
//emlist{
* ? {} [] <> () ~ & | \ $ ; ' ` " \n
//}
を含む場合、shell 経由で実行されます。
そうでなければインタプリタから直接実行されます。

@param command コマンドを文字列で指定します。
@param env 更新する環境変数を表す Hash
@param options...

Kernel.#exec(env, program, *args, options={}) -> () (28.0)

引数で指定されたコマンドを実行します。

引数で指定されたコマンドを実行します。

プロセスの実行コードはそのコマンド(あるいは shell)になるので、
起動に成功した場合、このメソッドからは戻りません。

この形式では、常に shell を経由せずに実行されます。

exec(3) でコマンドを実行すると、
元々のプログラムの環境をある程度(ファイルデスクリプタなど)引き継ぎます。
Hash を options として渡すことで、この挙動を変更できます。
詳しくは Kernel.#spawn を参照してください。

=== 引数の解釈

この形式で呼び出した場合、空白や shell のメタキャラクタも
そのまま program ...

絞り込み条件を変える

Kernel.#exec(program, *args, options={}) -> () (28.0)

引数で指定されたコマンドを実行します。

引数で指定されたコマンドを実行します。

プロセスの実行コードはそのコマンド(あるいは shell)になるので、
起動に成功した場合、このメソッドからは戻りません。

この形式では、常に shell を経由せずに実行されます。

exec(3) でコマンドを実行すると、
元々のプログラムの環境をある程度(ファイルデスクリプタなど)引き継ぎます。
Hash を options として渡すことで、この挙動を変更できます。
詳しくは Kernel.#spawn を参照してください。

=== 引数の解釈

この形式で呼び出した場合、空白や shell のメタキャラクタも
そのまま program ...

Kernel.#system(command, options={}) -> bool | nil (28.0)

引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。

引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。

子プロセスが終了ステータス 0 で終了すると成功とみなし true を返します。
それ以外の終了ステータスの場合は false を返します。
コマンドを実行できなかった場合は nil を返します。


終了ステータスは変数 $? で参照できます。

コマンドを実行することができなかった場合、多くのシェルはステータス
127 を返します。シェルを介さない場合は Ruby の子プロセスがステータス
127 で終了します。
コマンドが実行できなかったのか、コマンドが失敗したのかは、普通
$? を参照することで判別可能です。

=== ...

Kernel.#system(env, command, options={}) -> bool | nil (28.0)

引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。

引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。

子プロセスが終了ステータス 0 で終了すると成功とみなし true を返します。
それ以外の終了ステータスの場合は false を返します。
コマンドを実行できなかった場合は nil を返します。


終了ステータスは変数 $? で参照できます。

コマンドを実行することができなかった場合、多くのシェルはステータス
127 を返します。シェルを介さない場合は Ruby の子プロセスがステータス
127 で終了します。
コマンドが実行できなかったのか、コマンドが失敗したのかは、普通
$? を参照することで判別可能です。

=== ...

Kernel.#system(env, program, *args, options={}) -> bool | nil (28.0)

引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。

引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。

子プロセスが終了ステータス 0 で終了すると成功とみなし true を返します。
それ以外の終了ステータスの場合は false を返します。
コマンドを実行できなかった場合は nil を返します。


終了ステータスは変数 $? で参照できます。

コマンドを実行することができなかった場合、多くのシェルはステータス
127 を返します。シェルを介さない場合は Ruby の子プロセスがステータス
127 で終了します。コマンドが実行できなかったのか、コマンドが失敗したの
かは、普通 $? を参照することで判別可能です。

Hash...

Kernel.#system(program, *args, options={}) -> bool | nil (28.0)

引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。

引数を外部コマンドとして実行して、成功した時に真を返します。

子プロセスが終了ステータス 0 で終了すると成功とみなし true を返します。
それ以外の終了ステータスの場合は false を返します。
コマンドを実行できなかった場合は nil を返します。


終了ステータスは変数 $? で参照できます。

コマンドを実行することができなかった場合、多くのシェルはステータス
127 を返します。シェルを介さない場合は Ruby の子プロセスがステータス
127 で終了します。コマンドが実行できなかったのか、コマンドが失敗したの
かは、普通 $? を参照することで判別可能です。

Hash...

絞り込み条件を変える

Array#any? -> bool (25.0)

すべての要素が偽である場合に false を返します。 真である要素があれば、ただちに true を返します。

すべての要素が偽である場合に false を返します。
真である要素があれば、ただちに true を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が偽である場合に false を返します。ブロックが真を返した時点
で、ただちに true を返します。

要素の数が 0 である配列に対しては false を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
p [1, 2, 3].any? {|v| v > 3 } # => false
p...

Array#any? {|item| ... } -> bool (25.0)

すべての要素が偽である場合に false を返します。 真である要素があれば、ただちに true を返します。

すべての要素が偽である場合に false を返します。
真である要素があれば、ただちに true を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が偽である場合に false を返します。ブロックが真を返した時点
で、ただちに true を返します。

要素の数が 0 である配列に対しては false を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
p [1, 2, 3].any? {|v| v > 3 } # => false
p...

Array#any?(pattern) -> bool (25.0)

すべての要素が偽である場合に false を返します。 真である要素があれば、ただちに true を返します。

すべての要素が偽である場合に false を返します。
真である要素があれば、ただちに true を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が偽である場合に false を返します。ブロックが真を返した時点
で、ただちに true を返します。

要素の数が 0 である配列に対しては false を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
p [1, 2, 3].any? {|v| v > 3 } # => false
p...

Enumerable#all? -> bool (25.0)

すべての要素が真である場合に true を返します。 偽である要素があれば、ただちに false を返します。

すべての要素が真である場合に true を返します。
偽である要素があれば、ただちに false を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が真である場合に true を返します。ブロックが偽を返した時点で、
ただちに false を返します。

自身に要素が存在しない場合は true を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'

# すべて正の数か?
p Set[5, 6, 7].all? {|...

Enumerable#all? {|item| ... } -> bool (25.0)

すべての要素が真である場合に true を返します。 偽である要素があれば、ただちに false を返します。

すべての要素が真である場合に true を返します。
偽である要素があれば、ただちに false を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が真である場合に true を返します。ブロックが偽を返した時点で、
ただちに false を返します。

自身に要素が存在しない場合は true を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'

# すべて正の数か?
p Set[5, 6, 7].all? {|...

絞り込み条件を変える

Enumerable#all?(pattern) -> bool (25.0)

すべての要素が真である場合に true を返します。 偽である要素があれば、ただちに false を返します。

すべての要素が真である場合に true を返します。
偽である要素があれば、ただちに false を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が真である場合に true を返します。ブロックが偽を返した時点で、
ただちに false を返します。

自身に要素が存在しない場合は true を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'

# すべて正の数か?
p Set[5, 6, 7].all? {|...

Enumerable#any? -> bool (25.0)

すべての要素が偽である場合に false を返します。 真である要素があれば、ただちに true を返します。

すべての要素が偽である場合に false を返します。
真である要素があれば、ただちに true を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が偽である場合に false を返します。ブロックが真を返した時点
で、ただちに true を返します。

自身に要素が存在しない場合は false を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
p Set[1, 2, 3].any? {|v| v > 3 } ...

Enumerable#any? {|item| ... } -> bool (25.0)

すべての要素が偽である場合に false を返します。 真である要素があれば、ただちに true を返します。

すべての要素が偽である場合に false を返します。
真である要素があれば、ただちに true を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が偽である場合に false を返します。ブロックが真を返した時点
で、ただちに true を返します。

自身に要素が存在しない場合は false を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
p Set[1, 2, 3].any? {|v| v > 3 } ...

Enumerable#any?(pattern) -> bool (25.0)

すべての要素が偽である場合に false を返します。 真である要素があれば、ただちに true を返します。

すべての要素が偽である場合に false を返します。
真である要素があれば、ただちに true を返します。

ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果
が偽である場合に false を返します。ブロックが真を返した時点
で、ただちに true を返します。

自身に要素が存在しない場合は false を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
p Set[1, 2, 3].any? {|v| v > 3 } ...

Enumerable#none? -> bool (25.0)

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトのすべての 要素が偽であれば真を返します。そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトのすべての
要素が偽であれば真を返します。そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定した場合は、Enumerable オブジェクトのすべての要素を
ブロックで評価した結果が、すべて偽であれば真を返します。
そうでなければ偽を返します。

自身に要素が存在しない場合は true を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
Set['ant', 'bear', 'cat'].no...

絞り込み条件を変える

Enumerable#none? {|obj| ... } -> bool (25.0)

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトのすべての 要素が偽であれば真を返します。そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトのすべての
要素が偽であれば真を返します。そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定した場合は、Enumerable オブジェクトのすべての要素を
ブロックで評価した結果が、すべて偽であれば真を返します。
そうでなければ偽を返します。

自身に要素が存在しない場合は true を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
Set['ant', 'bear', 'cat'].no...

Enumerable#none?(pattern) -> bool (25.0)

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトのすべての 要素が偽であれば真を返します。そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトのすべての
要素が偽であれば真を返します。そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定した場合は、Enumerable オブジェクトのすべての要素を
ブロックで評価した結果が、すべて偽であれば真を返します。
そうでなければ偽を返します。

自身に要素が存在しない場合は true を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
Set['ant', 'bear', 'cat'].no...

Enumerable#one? -> bool (25.0)

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトの要素のうち ちょうど一つだけが真であれば、真を返します。 そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトの要素のうち
ちょうど一つだけが真であれば、真を返します。
そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定した場合は、Enumerable オブジェクトの要素を
ブロックで評価した結果、一つの要素だけが真であれば真を返します。
そうでなければ偽を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
Set['ant', 'bear', 'cat'].one? {|word| word.le...

Enumerable#one? {|obj| ... } -> bool (25.0)

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトの要素のうち ちょうど一つだけが真であれば、真を返します。 そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトの要素のうち
ちょうど一つだけが真であれば、真を返します。
そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定した場合は、Enumerable オブジェクトの要素を
ブロックで評価した結果、一つの要素だけが真であれば真を返します。
そうでなければ偽を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
Set['ant', 'bear', 'cat'].one? {|word| word.le...

Enumerable#one?(pattern) -> bool (25.0)

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトの要素のうち ちょうど一つだけが真であれば、真を返します。 そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトの要素のうち
ちょうど一つだけが真であれば、真を返します。
そうでなければ偽を返します。

ブロックを指定した場合は、Enumerable オブジェクトの要素を
ブロックで評価した結果、一つの要素だけが真であれば真を返します。
そうでなければ偽を返します。

@param pattern ブロックの代わりに各要素に対して pattern === item を評価します。

//emlist[例][ruby]{
require 'set'
Set['ant', 'bear', 'cat'].one? {|word| word.le...

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Enumerable#slice_after {|elt| bool } -> Enumerator (25.0)

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素を末尾の要素 としてチャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を 返し ます。

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素を末尾の要素
としてチャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を 返し
ます。

パターンを渡した場合は各要素に対し === が呼び出され、 それが真になった
ところをチャンクの末尾と見なします。 ブロックを渡した場合は、各要素に対
しブロックを適用し 返り値が真であった要素をチャンクの末尾と見なします。

パターンもブロックも最初から最後の要素まで呼び出されます。

各チャンクは配列として表現されます。そのため、以下のような呼び出しを行
う事もできます。

//emlist[例][ruby]{
enum.sl...

Enumerable#slice_after(pattern) -> Enumerator (25.0)

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素を末尾の要素 としてチャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を 返し ます。

パターンがマッチした要素、もしくはブロックが真を返した要素を末尾の要素
としてチャンク化(グループ化)したものを繰り返す Enumerator を 返し
ます。

パターンを渡した場合は各要素に対し === が呼び出され、 それが真になった
ところをチャンクの末尾と見なします。 ブロックを渡した場合は、各要素に対
しブロックを適用し 返り値が真であった要素をチャンクの末尾と見なします。

パターンもブロックも最初から最後の要素まで呼び出されます。

各チャンクは配列として表現されます。そのため、以下のような呼び出しを行
う事もできます。

//emlist[例][ruby]{
enum.sl...

Enumerator (25.0)

each 以外のメソッドにも Enumerable の機能を提供するためのラッパークラスです。 また、外部イテレータとしても使えます。

each 以外のメソッドにも Enumerable の機能を提供するためのラッパークラスです。
また、外部イテレータとしても使えます。

Enumerable モジュールは、 Module#include 先のクラスが持つ
each メソッドを元に様々なメソッドを提供します。
例えば Array#map は Array#each の繰り返しを元にして定義されます。
Enumerator を介することにより String#each_byte のような
異なる名前のイテレータについても each と同様に Enumerable の機能を利用できます。

Enumerator を生成するには Enu...

Errno::EXXX (25.0)

システム依存のエラーコードのそれぞれに対応する一連の例外クラスです。 Rubyのライブラリ内部でシステムコールや一部のC言語関数が失敗したときに発生します。

システム依存のエラーコードのそれぞれに対応する一連の例外クラスです。
Rubyのライブラリ内部でシステムコールや一部のC言語関数が失敗したときに発生します。

実際には「EXXX」というクラスが定義されているわけではありません。「XXX」の部分は下記に列挙したような各種のエラー名が入ります。
例えば、File.open の内部でシステムコール open(2) がエラーコード ENOENT を返すと、Rubyは例外 Errno::ENOENT を発生させます。

Ruby は処理系がコンパイルされるときに、デフォルトで下記リストのような Errno::EXXX クラスを定義しようとします。
動作...

FileTest (25.0)

ファイルの検査関数を集めたモジュールです。

ファイルの検査関数を集めたモジュールです。

=== 注意

FileTest で定義された各メソッドは、システムコールに失敗しても例外を発生させません。
真を返した時のみ、返り値は意味をもちます。
例えば、
File.exist?('/root/.bashrc')
が false を返しても、それはファイルが存在しないことを保証しません。

絞り込み条件を変える

GC (25.0)

GC は Ruby インタプリタの「ゴミ集め(Garbage Collection)」を制御 するモジュールです。

GC は Ruby インタプリタの「ゴミ集め(Garbage Collection)」を制御
するモジュールです。


=== GCのチューニングについて

Ruby 2.1ではRGenGCと呼ばれる新たなGCメカニズムが導入されました。
それにともない、以下の環境変数が導入され、これらを
設定することでGCの動作をチューニングすることができます。
これらの環境変数の効果はRubyの起動時のみ有効です(つまりrubyを動かしている
途中で変更することはできません)。

====[a:tuning_gc] チューニングのための環境変数
* RUBY_GC_HEAP_INIT_SLOTS (de...

Hash#invert -> Hash (25.0)

値からキーへのハッシュを作成して返します。

値からキーへのハッシュを作成して返します。

異なるキーに対して等しい値が登録されている場合、最後に定義されている値が使用されます。

//emlist[例][ruby]{
h = { "a" => 0, "b" => 100, "c" => 200, "d" => 300, "e" => 300 }
p h.invert #=> {0=>"a", 100=>"b", 200=>"c", 300=>"e"}
//}

=== 参考
値が重複していたときに備えて、変換後の値を配列として保持するには、次のようにします。

//emlist[][ruby]{
def safe_invert(o...

IO (25.0)

基本的な入出力機能のためのクラスです。

基本的な入出力機能のためのクラスです。


File::Constants は、File から IO へ移動しました。

===[a:m17n] 多言語化と IO のエンコーディング

IO オブジェクトはエンコーディングを持ちます。
エンコーディングの影響を受けるメソッドと受けないメソッドがあります。

影響を受けるメソッドでは、IO のエンコーディングに従い読み込まれた文字列のエンコーディングが決定されます。
また IO のエンコーディングを適切に設定することにより、読み込み時・書き込み時に文字列のエンコーディングを
変換させることもできます。

==== エンコーディングの影響を受けるメ...

IO.for_fd(fd, mode = "r", **opts) -> IO (25.0)

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい IO オブジェクトを生成して返します。

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい
IO オブジェクトを生成して返します。

IO.open にブロックが与えられた場合、IO オブジェクトを生成しそれを引数としてブロックを
実行します。ブロックの終了とともに fd はクローズされます。ブロックの結果を返します。
IO.new, IO.for_fd はブロックを受け付けません。

=== キーワード引数
このメソッドは以下のキーワード引数を利用できます。
* :mode mode引数と同じ意味です
* :external_encoding 外部エンコーディング。"-" はデフォルト外部エンコーディングの
...

IO.new(fd, mode = "r", **opts) -> IO (25.0)

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい IO オブジェクトを生成して返します。

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい
IO オブジェクトを生成して返します。

IO.open にブロックが与えられた場合、IO オブジェクトを生成しそれを引数としてブロックを
実行します。ブロックの終了とともに fd はクローズされます。ブロックの結果を返します。
IO.new, IO.for_fd はブロックを受け付けません。

=== キーワード引数
このメソッドは以下のキーワード引数を利用できます。
* :mode mode引数と同じ意味です
* :external_encoding 外部エンコーディング。"-" はデフォルト外部エンコーディングの
...

絞り込み条件を変える

IO.open(fd, mode = "r", **opts) -> IO (25.0)

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい IO オブジェクトを生成して返します。

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい
IO オブジェクトを生成して返します。

IO.open にブロックが与えられた場合、IO オブジェクトを生成しそれを引数としてブロックを
実行します。ブロックの終了とともに fd はクローズされます。ブロックの結果を返します。
IO.new, IO.for_fd はブロックを受け付けません。

=== キーワード引数
このメソッドは以下のキーワード引数を利用できます。
* :mode mode引数と同じ意味です
* :external_encoding 外部エンコーディング。"-" はデフォルト外部エンコーディングの
...

IO.open(fd, mode = "r", **opts) {|io| ... } -> object (25.0)

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい IO オブジェクトを生成して返します。

オープン済みのファイルディスクリプタ fd に対する新しい
IO オブジェクトを生成して返します。

IO.open にブロックが与えられた場合、IO オブジェクトを生成しそれを引数としてブロックを
実行します。ブロックの終了とともに fd はクローズされます。ブロックの結果を返します。
IO.new, IO.for_fd はブロックを受け付けません。

=== キーワード引数
このメソッドは以下のキーワード引数を利用できます。
* :mode mode引数と同じ意味です
* :external_encoding 外部エンコーディング。"-" はデフォルト外部エンコーディングの
...

Kernel$$_ -> String | nil (25.0)

最後に Kernel.#gets または Kernel.#readline で読み込んだ文字列です。 EOF に達した場合には、 nil になります。 (覚え方: Perlと同じ)

最後に Kernel.#gets または Kernel.#readline で読み込んだ文字列です。
EOF に達した場合には、 nil になります。
(覚え方: Perlと同じ)

Kernel.#print のような Perl 由来の幾つかのメソッドは、引数を省略すると代わりに $_ を利用します。

この変数はローカルスコープかつスレッドローカルです。
Ruby起動時の初期値は nil です。

@see Kernel.#print, Kernel.#gets, Kernel.#readline, Object::ARGF

=== 例
example.txt:
foo
bar
...

Kernel.#load(file, priv = false) -> true (25.0)

Ruby プログラム file をロードして実行します。再ロード可能です。

Ruby プログラム file をロードして実行します。再ロード可能です。

file が絶対パスのときは file からロードします。
file が相対パスのときは組み込み変数 $:
に示されるパスとカレントディレクトリを順番に探し、最初に見付かったファイルを
ロードします。このとき、$: の要素文字列の先頭文字が
`~' (チルダ) だと、環境変数 HOME の値に展開されます。
また `~USER' はそのユーザのホームディレクトリに展開されます。

ロードに成功した場合は true を返します。

@param file ファイル名の文字列です。
@param priv 真のとき、ロ...

Kernel.#require_relative(relative_feature) -> bool (25.0)

現在のファイルからの相対パスで require します。

現在のファイルからの相対パスで require します。

require File.expand_path(relative_feature, File.dirname(__FILE__))
とほぼ同じです。

Kernel.#eval などで文字列を評価した場合に、そこから
require_relative を呼出すと必ず失敗します。

@param relative_feature ファイル名の文字列です。
@raise LoadError ロードに失敗した場合に発生します。
@see Kernel.#require

=== require と load のスコープ

ローカル変数...

絞り込み条件を変える

Kernel.#set_trace_func(proc) -> Proc (25.0)

Ruby インタプリタのイベントをトレースする Proc オブジェクトとして 指定された proc を登録します。 nil を指定するとトレースがオフになります。

Ruby インタプリタのイベントをトレースする Proc オブジェクトとして
指定された proc を登録します。 nil を指定するとトレースがオフになります。

Ruby インタプリタがプログラムを実行する過程で、メソッドの呼び出しや
式の評価などのイベントが発生する度に、以下で説明する6個の引数とともに
登録された Proc オブジェクトを実行します。

標準添付の debug、tracer、
profile はこの組み込み関数を利用して実現されています。

=== ブロックパラメータの意味

渡す Proc オブジェクトのパラメータは
//emlist[][ruby]{
proc{|...

Math (25.0)

浮動小数点演算をサポートするモジュールです。

浮動小数点演算をサポートするモジュールです。

Math モジュールにはさまざま数学関数がモジュール関数として定義されています。
モジュール関数は以下のように,モジュールの特異メソッドとして呼び出す使い方と、
モジュールをインクルードしてレシーバーを省略した形で呼び出す使い方の両方ができます。

=== 例

//emlist[][ruby]{
pi = Math.atan2(1, 1)*4;
include Math
pi2 = atan2(1, 1)*4
//}

Math.#acosh(x) -> Float (25.0)

x の逆双曲線余弦関数(area hyperbolic cosine)の値を返します。

x の逆双曲線余弦関数(area hyperbolic cosine)の値を返します。

=== 定義

acosh(x) = log(x + sqrt(x * x - 1)) [x >= 1]

@param x x >= 1 の範囲の実数

@raise TypeError x に数値以外を指定した場合に発生します。

@raise Math::DomainError x に範囲外の実数を指定した場合に発生します。

@raise RangeError x に実数以外の数値を指定した場合に発生します。

@see Math.#cosh

Math.#asinh(x) -> Float (25.0)

x の逆双曲線正弦関数(area hyperbolic sine)の値を返します。

x の逆双曲線正弦関数(area hyperbolic sine)の値を返します。

=== 定義

asinh(x) = log(x + sqrt(x * x + 1))

@param x 実数

@raise TypeError x に数値以外を指定した場合に発生します。

@raise RangeError x に実数以外の数値を指定した場合に発生します。

@see Math.#sinh

Math.#atanh(x) -> Float (25.0)

x の逆双曲線正接関数(area hyperbolic tangent)の値を返します。

x の逆双曲線正接関数(area hyperbolic tangent)の値を返します。

=== 定義

atanh(x) = log((1+x)/(1-x)) / 2 [-1 < x < 1]

@param x -1 < x < 1 の実数

@return 実数

@raise TypeError x に数値以外を指定した場合に発生します。

@raise Math::DomainError x に範囲外の実数を指定した場合に発生します。

@raise RangeError x に実数以外の数値を指定した場合に発生します。

@see Math.#tanh

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Math.#cosh(x) -> Float (25.0)

x の双曲線余弦関数(hyperbolic cosine)の値を返します。

x の双曲線余弦関数(hyperbolic cosine)の値を返します。

=== 定義

cosh(x) = (exp(x) + exp(-x)) / 2

@param x 実数

@raise TypeError x に数値以外を指定した場合に発生します。

@raise RangeError x に実数以外の数値を指定した場合に発生します。

@see Math.#acosh

Math.#sinh(x) -> Float (25.0)

x の双曲線正弦関数(hyperbolic sine)の値を返します。

x の双曲線正弦関数(hyperbolic sine)の値を返します。

=== 定義

sinh(x) = (exp(x) - exp(-x)) / 2

@param x 実数

@raise TypeError x に数値以外を指定した場合に発生します。

@raise RangeError x に実数以外の数値を指定した場合に発生します。

@see Math.#asinh

Math.#tanh(x) -> Float (25.0)

x の双曲線正接関数(hyperbolic tangent)の値を返します。

x の双曲線正接関数(hyperbolic tangent)の値を返します。

=== 定義

tanh(x) = sinh(x) / cosh(x)

@param x 実数

@return [-1, 1] の範囲の実数

@raise TypeError x に数値以外を指定した場合に発生します。

@raise RangeError x に実数以外の数値を指定した場合に発生します。

@see Math.#atanh

Method (25.0)

Object#method によりオブジェクト化され たメソッドオブジェクトのクラスです。

Object#method によりオブジェクト化され
たメソッドオブジェクトのクラスです。

メソッドの実体(名前でなく)とレシーバの組を封入します。
Proc オブジェクトと違ってコンテキストを保持しません。

=== Proc との差

Method は取り出しの対象であるメソッドが
なければ作れませんが、Proc は準備なしに作れます。その点から
Proc は使い捨てに向き、Method は何度も繰り返し生成する
場合に向くと言えます。また内包するコードの大きさという点では
Proc は小規模、Method は大規模コードに向くと言えます。


既存のメソッドを Method オブジェク...

Module#module_function(*name) -> self (25.0)

メソッドをモジュール関数にします。

メソッドをモジュール関数にします。

引数が与えられた時には、
引数で指定されたメソッドをモジュール関数にします。
引数なしのときは今後このモジュール定義文内で
新しく定義されるメソッドをすべてモジュール関数にします。

モジュール関数とは、プライベートメソッドであると同時に
モジュールの特異メソッドでもあるようなメソッドです。
例えば Math モジュールのメソッドはすべてモジュール関数です。

self を返します。

@param name String または Symbol を 0 個以上指定します。

=== 注意
module_function はメソッドに「モジュール関数」とい...

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Module#undef_method(*name) -> self (25.0)

このモジュールのインスタンスメソッド name を未定義にします。

このモジュールのインスタンスメソッド name を未定義にします。

@param name 0 個以上の String か Symbol を指定します。

@raise NameError 指定したインスタンスメソッドが定義されていない場合に発生します。

=== 「未定義にする」とは
このモジュールのインスタンスに対して name という
メソッドを呼び出すことを禁止するということです。
スーパークラスの定義が継承されるかどうかという点において、
「未定義」は「メソッドの削除」とは区別されます。
以下のコード例を参照してください。

//emlist[例][ruby]{
class A
...

Object#clone(freeze: true) -> object (25.0)

オブジェクトの複製を作成して返します。

オブジェクトの複製を作成して返します。

dup はオブジェクトの内容, taint 情報をコピーし、
clone はそれに加えて freeze, 特異メソッドなどの情報も含めた完全な複製を作成します。

clone や dup は浅い(shallow)コピーであることに注意してください。後述。

TrueClass, FalseClass, NilClass, Symbol, そして Numeric クラスのインスタンスなど一部のオブジェクトは複製ではなくインスタンス自身を返します。

@param freeze false を指定すると freeze されていないコピーを返します。
@r...

Object#dup -> object (25.0)

オブジェクトの複製を作成して返します。

オブジェクトの複製を作成して返します。

dup はオブジェクトの内容, taint 情報をコピーし、
clone はそれに加えて freeze, 特異メソッドなどの情報も含めた完全な複製を作成します。

clone や dup は浅い(shallow)コピーであることに注意してください。後述。

TrueClass, FalseClass, NilClass, Symbol, そして Numeric クラスのインスタンスなど一部のオブジェクトは複製ではなくインスタンス自身を返します。

@param freeze false を指定すると freeze されていないコピーを返します。
@r...

Object::STDERR -> IO (25.0)

標準エラー出力。$stderr のデフォルト値。 $stderr も参照してください。

標準エラー出力。$stderr のデフォルト値。 $stderr も参照してください。

STDERR は、 ruby プロセスが起動された時点での標準エラー出力を表します。
起動時点では $stderr も同じ値に初期化されています。

$stderr に他の出力オブジェクトを代入することで簡易なリダイレクトを実現できます。
そして、 $stderr に STDERR を代入すればこのリダイレクトを復元できるわけです。

=== 注意
STDERR は ruby 自体が起動された時点での標準エラー出力です。
「システムにおける標準のエラー出力ストリーム」とは異なります。

多くのシステムでは...

Object::STDIN -> IO (25.0)

標準入力。$stdin のデフォルト値。 $stdin も参照してください。

標準入力。$stdin のデフォルト値。 $stdin も参照してください。

STDIN は、 ruby プロセスが起動された時点での標準入力を表します。
起動時点では $stdin も同じ値に初期化されています。

$stdin に他の入力オブジェクトを代入することで簡易なリダイレクトを実現できます。
そして、 $stdin に STDIN を代入すればこのリダイレクトを復元できるわけです。

=== 注意
STDIN は ruby 自体が起動された時点での標準入力です。
「システムにおける標準の入力ストリーム」とは異なります。

多くのシステムでは標準の入力ストリームは端末です。
rub...

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