Ruby 2.7.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > RubyVM::AbstractSyntaxTreeモジュール
クラス・モジュールの継承リスト: RubyVM::AbstractSyntaxTree
Ruby のコードをパースして得られる抽象構文木を扱うモジュールです。
抽象構文木はRubyVM::AbstractSyntaxTree::Nodeクラスのインスタンスとして表されます。
このモジュールはMRIの抽象構文木の実装の詳細を表します。
このモジュールは実験的であり、安定したAPIではないため、予告なしに変更される可能性があります。例えば、子要素の順序は保証されておらず、子要素の数は変更される可能性があります。また子要素に名前でアクセスする方法は提供されていません。
もし安定したAPIやMRI以外の実装で抽象構文木を扱いたい場合、 parser gem (https://github.com/whitequark/parser)や Ripperの使用を検討してください。もし RubyVM::AbstractSyntaxTree のAPIを安定にしたい場合、[feature#14844] での議論に参加してください。
定義 | 説明 | |
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of(proc) -> RubyVM::AbstractSyntaxTree::Node
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引数 proc に渡したProcやメソッドオブジェクトの抽象構文木を返します。 |
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parse(string) -> RubyVM::AbstractSyntaxTree::Node
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文字列を抽象構文木にパースし、その木の根ノードを返します。 |
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parse_file(pathname) -> RubyVM::AbstractSyntaxTree::Node
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pathname のファイルを読み込み、その内容を抽象構文木にパースし、その木の根ノードを返します。 |