Ruby 2.7.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > opensslライブラリ > OpenSSL::BNクラス
クラス・モジュールの継承リスト: OpenSSL::BN < Comparable < Object < Kernel < BasicObject
OpenSSL内で利用される多倍長整数クラスです。
通常多倍長整数を利用するには Integer を用いてください。
定義 | 説明 | |
---|---|---|
generate_prime(bits, safe=true, add=nil, rem=nil) -> OpenSSL::BN
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ランダム(擬似乱数的)な bits ビットの素数を返します。 |
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new(str, base=10) -> OpenSSL::BN
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文字列を多倍長整数オブジェクト(OpenSSL::BN)を生成します。 |
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new(bn) -> OpenSSL::BN
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OpenSSL::BN を複製して返します。 |
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new(integer) -> OpenSSL::BN
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整数オブジェクト(Integer)から多倍長整数オブジェクト (OpenSSL::BN)を生成します。 |
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pseudo_rand(bits, fill=0, odd=false) -> OpenSSL::BN
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乱数を生成し、返します。 |
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pseudo_rand_range(range) -> OpenSSL::BN
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乱数を 0 から range-1 までの間で生成し、返します。 |
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rand(bits, fill=0, odd=false) -> OpenSSL::BN
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暗号論的に強い擬似乱数を生成し、返します。 |
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rand_range(range) -> OpenSSL::BN
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暗号論的に強い擬似乱数を 0 から range-1 までの間で生成し、返します。 |
定義 | 説明 | |
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self % other -> OpenSSL::BN
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自身を other で割り算した余りを返します。 |
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self * other -> OpenSSL::BN
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自身と other の積を返します。 |
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self ** other -> OpenSSL::BN
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自身の other 乗を返します。 |
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self + other -> OpenSSL::BN
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自身と other の和を返します。 |
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self - other -> OpenSSL::BN
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自身から other を引いた値を返します。 |
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self / other -> [OpenSSL::BN, OpenSSL::BN]
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自身を other で割った商と余りを配列で返します。 |
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self << other -> OpenSSL::BN
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自身を other ビット左シフトした値を返します。 |
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self <=> other -> -1 | 0 | 1
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自身と other を比較し、自身が小さいときには -1、等しいときには 0、大きいときには 1 を返します。 |
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self == other -> bool
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自身と other が等しい場合に true を返します。 |
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self >> other -> OpenSSL::BN
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自身を other ビット右シフトした値を返します。 |
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bit_set?(n) -> bool
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自身の n ビット目が立っているなら true を返します。 |
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clear_bit!(n) -> self
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自身の n ビット目を0にします。 |
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coerce(other) -> Array
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自身と other が同じクラスになるよう、自身か other を変換し [other, self] という配列にして返します。 |
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copy(other) -> self
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other の内容を自身にコピーします。 |
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gcd(other) -> OpenSSL::BN
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GCD(最大公約数)を返します。 |
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lshift!(n) -> self
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自身を n ビット左シフトします。 OpenSSL::BN#<<と異なり、破壊的メソッドです。 |
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mask_bits!(n) -> self
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自身を下位 n ビットでマスクし、破壊的に変更します。 |
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mod_add(other, m) -> OpenSSL::BN
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(self + other) % m を返します。 |
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mod_exp(other, m) -> OpenSSL::BN
|
(self ** other) % m を返します。 |
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mod_inverse(m) -> OpenSSL::BN
|
自身の mod m における逆元を返します。 |
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mod_mul(other, m) -> OpenSSL::BN
|
(self * other) % m を返します。 |
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mod_sqr(m) -> OpenSSL::BN
|
(self ** 2) % m を返します。 |
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mod_sub(other, m) -> OpenSSL::BN
|
(self - other) % m を返します。 |
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negative? -> bool
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自身が負である場合に true を返します。Ruby 2.5, OpenSSL 2.1.0 から利用できます。 |
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num_bits -> Integer
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自身を表現するのに使っているビット数を返します。 |
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num_bytes -> Integer
|
自身を表現するのに使っているバイト数を返します。 |
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odd? -> bool
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自身が奇数である場合に true を返します。 |
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one? -> bool
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自身が1である場合に true を返します。 |
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pretty_print(pp)
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Kernel.#pp でオブジェクトの内容を出力するときに、内部で呼ばれるメソッドです。 |
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prime? -> bool
|
自身が素数であるなら true を返します。 |
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prime_fasttest?(checks=nil, vtrivdiv=true) -> bool
|
自身が素数であるなら true を返します。 |
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rshift!(n) -> self
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自身を n ビット右シフトします。 [[m:OpenSSL::BN#>>]と異なり、破壊的メソッドです。 |
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set_bit!(n) -> self
|
自身の n ビット目を1にします。 |
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sqr -> OpenSSL::BN
|
自身の2乗を計算します。 |
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to_bn -> self
|
自分自身を返します。 |
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to_i -> Integer
|
自身を Integer のインスタンスに変換します。 |
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to_s(base=10) -> String
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自身を表す文字列を返します。 |
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ucmp(other) -> -1 | 0 | 1
|
自身と other の絶対値を比較し、自身の絶対値が小さいときには -1、等しいときには 0、 大きいときには 1 を返します。 |
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zero? -> bool
|
自身が 0 である場合に true を返します。 |
!
!=
__id__
__send__
instance_eval
instance_exec
method_missing
singleton_method_added
singleton_method_removed
singleton_method_undefined
<
<=
>
>=
between?
clamp
!~
=~
_dump
class
clone
define_singleton_method
display
enum_for
equal?
extend
freeze
frozen?
hash
initialize
initialize_copy
inspect
instance_of?
instance_variable_defined?
instance_variable_get
instance_variable_set
instance_variables
is_a?
itself
marshal_dump
marshal_load
method
methods
nil?
object_id
pretty_inspect
pretty_print_cycle
pretty_print_inspect
pretty_print_instance_variables
private_methods
protected_methods
psych_to_yaml
public_method
public_methods
public_send
remove_instance_variable
respond_to?
respond_to_missing?
send
singleton_class
singleton_method
singleton_methods
taint
tainted?
tap
then
to_a
to_ary
to_hash
to_io
to_proc
to_regexp
to_str
trust
untaint
untrust
untrusted?
.yaml_tag
::ARGF
::ARGV
::DATA
::ENV
::FALSE
::NIL
::RUBY_COPYRIGHT
::RUBY_DESCRIPTION
::RUBY_ENGINE
::RUBY_ENGINE_VERSION
::RUBY_PATCHLEVEL
::RUBY_PLATFORM
::RUBY_RELEASE_DATE
::RUBY_REVISION
::RUBY_VERSION
::SCRIPT_LINES__
::STDERR
::STDIN
::STDOUT
::TOPLEVEL_BINDING
::TRUE