Ruby 2.7.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > irb/extend-commandライブラリ > IRB::ExtendCommandBundleモジュール

module IRB::ExtendCommandBundle

クラス・モジュールの継承リスト: IRB::ExtendCommandBundle

要約

irb のコマンドを拡張するためのモジュールです。

特異メソッド

定義 説明
def_extend_command(cmd_name, cmd_class, load_file = nil, *aliases) -> object

irb に cmd_name で指定したメソッドが実行できるように拡張します。

extend_object(obj) -> IRB::ExtendCommandBundle

IRB::ExtendCommandBundle で定義済みの拡張に指定されたエイリアスを obj に定義します。

install_extend_commands -> object

定義済みの拡張を読み込みます。

irb_original_method_name(method_name) -> String

method_name で指定したメソッドの irb 中でのエイリアスを返します。ライブラリ内部で使用します。

インスタンスメソッド

定義 説明
install_alias_method(to, from, override = NO_OVERRIDE)

メソッドのエイリアスを定義します。ライブラリ内部で使用します。

irb_context -> IRB::Context

現在の irb に関する IRB::Context を返します。

irb_exit(ret = 0) -> object

irb を終了します。ret で指定したオブジェクトを返します。

定数

定義 説明
NO_OVERRIDE -> 0

irb でコマンドのエイリアスを定義する際に、既にこれからエイリアス先に指定したメソッド名と同名のメソッドが定義済みであった場合、エイリアスを定義しない事を指定するフラグです。

OVERRIDE_ALL -> 1

irb でコマンドのエイリアスを定義する際に、既にこれからエイリアス先に指定したメソッド名と同名のメソッドが定義済みであった場合でも、常にエイリアスを定義する事を指定するフラグです。

OVERRIDE_PRIVATE_ONLY -> 2

irb でコマンドのエイリアスを定義する際に、既にこれからエイリアス先に指定したメソッド名と同名の public メソッドが定義済みではなかった場合のみ、エイリアスを定義する事を指定するフラグです。

追加されるメソッド

定義 説明 ライブラリ
irb_load(*opts, &b) -> nil

現在の irb に関する IRB::Context に対して irb_load コマンドを実行します。

irb/ext/use-loader
irb_require(*opts, &b) -> bool

現在の irb に関する IRB::Context に対して irb_require コマンドを実行します。

irb/ext/use-loader