Ruby 2.4.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > optparseライブラリ > OptionParserクラス > permute

instance method OptionParser#permute

permute(argv, into: nil) -> [String][permalink][rdoc]
permute(*args, into: nil) -> [String]

与えられた argv をパースします。オプションではないコマンドの引数(下の例で言うと somefile)があってもパースを中断しません。 argv からオプションを取り除いたものを返します。

下の例で言うと、order と違いコマンドの引数 somefile よりも後ろにオプションを置くことができます。

[PARAM] argv:
パースしたい引数を文字列の配列で指定します。
[PARAM] args:
パースしたい引数を順に文字列として与えます。
[PARAM] into:
オプションを格納するハッシュを指定します。指定したハッシュにはオプションの名前をキーとして、OptionParser#onに渡されたブロックの値が格納されます。キーの名前はロングオプションが定義されていればロングオプションの値を、ショートオプションのみの場合はショートオプションの値から、先頭の "-" を除いてシンボル化した値が使用されます。
[EXCEPTION] OptionParser::ParseError:
パースに失敗した場合、発生します。実際は OptionParser::ParseError のサブクラスになります。
opt.rb

require 'optparse'
opt = OptionParser.new

opt.on('-a [VAL]') {|v| p :a }
opt.on('-b ') {|v| p :b }

opt.permute!(ARGV)
p ARGV

$ ruby opt.rb -a foo somefile -b
:a
:b
["somefile"]