Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rbconfigライブラリ > RbConfigモジュール

module RbConfig

クラス・モジュールの継承リスト: RbConfig

要約

Ruby インタプリタ作成時に設定された情報を格納したライブラリです。 RbConfig モジュールを定義します。

特異メソッド

定義 説明
expand(val, config = CONFIG) -> String

与えられたパスを展開します。

ruby -> String

ruby コマンドのフルパスを返します。

定数

定義 説明
CONFIG -> Hash

設定値を格納したハッシュです。

DESTDIR -> String

make install するときに指定した DESTDIR を返します。クロスコンパイルしたときなどは値がセットされています。

MAKEFILE_CONFIG -> Hash

RbConfig::CONFIG と同じですが、その値は以下のような形で他の変数への参照を含みます。

MAKEFILE_CONFIG["bindir"] = "$(exec_prefix)/bin"

これは、Makefile の変数参照の形式で MAKEFILE_CONFIG は、 Makefile 作成の際に利用されることを想定しています。

TOPDIR -> String

Ruby がインストールされているディレクトリです。

追加されるメソッド

定義 説明 ライブラリ
LIMITS -> Hash

Ruby インタプリタが作成された環境における、さまざまな型の値の範囲に関する情報を保持します。

rbconfig/sizeof
SIZEOF -> Hash

Ruby インタプリタが作成された環境における、C の型のサイズ情報を保持します。

rbconfig/sizeof