Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > drbライブラリ > DRb::DRbIdConvクラス

class DRb::DRbIdConv

クラスの継承リスト: DRb::DRbIdConv < Object < Kernel < BasicObject
aliases: DRbIdConv

要約

オブジェクトと識別子を相互に変換するクラスです。

リモートオブジェクトは、URIと識別子で区別されます。リモートメソッド呼び出しは、リモートプロセスに識別子を送り、それを受け取ったプロセスでオブジェクトに変換することで実現されます。

このクラスはdRubyでデフォルトとして使われるのオブジェクト-識別子間の変換クラスです。この変換には ObjectSpace の機構が使われます。特に ObjectSpace.#_id2ref が使われています。これはリモートオブジェクトが有効なのはリモートプロセス内の対応オブジェクトが GC で回収されるまでであることを意味します。一方 GC アルゴリズムでのオブジェクトの到達性判定はローカルプロセス内でのみ行なわれる、という事実に注意する必要があります。これはリモートプロセスで参照されているオブジェクトがローカルプロセス内では参照が切れてしまい、GC されてしまう可能性があるということを意味します。つまりリモートに送るオブジェクトは適切にローカルからも参照を保持する必要があるということを意味します。一方リモート側から参照されなくなった場合にはローカル側できちんと GC されるためには、ローカル側で適切に参照を切る必要もあります。

別の仕組みとして、drb/timeridconv で提供されている DRb::TimerIdConv クラスがあります。これを使うと、リモートにオブジェクトの参照が送られてから一定時間の間は、ローカルプロセス側の DRb::TimerIdConv で参照を保持しておくので、参照管理の簡略化ができます。

インスタンスメソッド

定義 説明
to_id(obj) -> Integer

オブジェクトを識別子に変換します。

to_obj(ref) -> Object

識別子をオブジェクトに変換します。

継承したメソッド

! != __id__ __send__ instance_eval instance_exec method_missing singleton_method_added singleton_method_removed singleton_method_undefined !~ <=> == === =~ _dump class clone define_singleton_method display enum_for eql? equal? extend freeze frozen? hash initialize initialize_copy inspect instance_of? instance_variable_defined? instance_variable_get instance_variable_set instance_variables is_a? itself marshal_dump marshal_load method methods nil? object_id pretty_inspect pretty_print pretty_print_cycle pretty_print_inspect pretty_print_instance_variables private_methods protected_methods psych_to_yaml public_method public_methods public_send remove_instance_variable respond_to? respond_to_missing? send singleton_class singleton_method singleton_methods taint tainted? tap to_a to_ary to_hash to_int to_io to_proc to_regexp to_s to_str trust untaint untrust untrusted? .new .yaml_tag ::ARGF ::ARGV ::DATA ::ENV ::FALSE ::NIL ::RUBY_COPYRIGHT ::RUBY_DESCRIPTION ::RUBY_ENGINE ::RUBY_ENGINE_VERSION ::RUBY_PATCHLEVEL ::RUBY_PLATFORM ::RUBY_RELEASE_DATE ::RUBY_REVISION ::RUBY_VERSION ::SCRIPT_LINES__ ::STDERR ::STDIN ::STDOUT ::TOPLEVEL_BINDING ::TRUE