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  1. openssl p
  2. openssl p=
  3. fileutils mkdir_p
  4. rsa p
  5. rsa p=

検索結果

Thread (132379.0)

スレッドを表すクラスです。スレッドとはメモリ空間を共有して同時に実行される制御の流れです。 Thread を使うことで並行プログラミングが可能になります。

スレッドを表すクラスです。スレッドとはメモリ空間を共有して同時に実行される制御の流れです。
Thread を使うことで並行プログラミングが可能になります。


=== 実装
ネイティブスレッドを用いて実装されていますが、
現在の実装では Ruby VM は Giant VM lock (GVL) を有しており、同時に実行される
ネイティブスレッドは常にひとつです。
ただし、IO 関連のブロックする可能性があるシステムコールを行う場合には
GVL を解放します。その場合にはスレッドは同時に実行され得ます。
また拡張ライブラリから GVL を操作できるので、複数のスレッドを
同時に実行するような拡...

Thread#group -> ThreadGroup (91243.0)

スレッドが属している ThreadGroup オブジェクトを返します。

スレッドが属している ThreadGroup オブジェクトを返します。

p Thread.current.group == ThreadGroup::Default
# => true

Thread.handle_interrupt(hash) { ... } -> object (90577.0)

スレッドの割り込みのタイミングを引数で指定した内容に変更してブロックを 実行します。

スレッドの割り込みのタイミングを引数で指定した内容に変更してブロックを
実行します。

「割り込み」とは、非同期イベントや Thread#raise や
Thread#kill、Signal.#trap(未サポート)、メインスレッドの終了
(メインスレッドが終了すると、他のスレッドも終了されます)を意味します。

@param hash 例外クラスがキー、割り込みのタイミングを指定する
Symbol が値の Hash を指定します。
値の内容は以下のいずれかです。

: :immediate

すぐに割り込みます。

: :on_block...

Thread.pending_interrupt?(error = nil) -> bool (90541.0)

非同期割り込みのキューが空かどうかを返します。

非同期割り込みのキューが空かどうかを返します。

Thread.handle_interrupt は非同期割り込みの発生を延期させるのに使
用しますが、本メソッドは任意の非同期割り込みが存在するかどうかを確認す
るのに使用します。

本メソッドが true を返した場合、Thread.handle_interrupt で例外の
発生を延期するブロックを終了すると延期させられていた例外を発生させるこ
とができます。

@param error 対象の例外クラスを指定します。省略した場合は全ての例外を対
象に確認を行います。

例: 延期させられていた例外をただちに発生...

Thread#report_on_exception -> bool (90469.0)

真の場合、そのスレッドが例外によって終了した時に、その内容を $stderr に報告します。

真の場合、そのスレッドが例外によって終了した時に、その内容を $stderr に報告します。

デフォルトはスレッド作成時の Thread.report_on_exception です。

@param newstate スレッド実行中に例外発生した場合、その内容を報告するかどうかを true か false で指定します。

//emlist[例][ruby]{
a = Thread.new{ Thread.stop; raise }
a.report_on_exception = true
a.report_on_exception # => true
a.run
# => #<Th...

絞り込み条件を変える

Thread#report_on_exception=(newstate) (90469.0)

真の場合、そのスレッドが例外によって終了した時に、その内容を $stderr に報告します。

真の場合、そのスレッドが例外によって終了した時に、その内容を $stderr に報告します。

デフォルトはスレッド作成時の Thread.report_on_exception です。

@param newstate スレッド実行中に例外発生した場合、その内容を報告するかどうかを true か false で指定します。

//emlist[例][ruby]{
a = Thread.new{ Thread.stop; raise }
a.report_on_exception = true
a.report_on_exception # => true
a.run
# => #<Th...

Thread#abort_on_exception -> bool (90463.0)

真の場合、そのスレッドが例外によって終了した時に、インタプリタ 全体を中断させます。false の場合、あるスレッドで起こった例 外は、Thread#join などで検出されない限りそのスレッ ドだけをなにも警告を出さずに終了させます。

真の場合、そのスレッドが例外によって終了した時に、インタプリタ
全体を中断させます。false の場合、あるスレッドで起こった例
外は、Thread#join などで検出されない限りそのスレッ
ドだけをなにも警告を出さずに終了させます。

デフォルトは偽です。c:Thread#exceptionを参照してください。

@param newstate 自身を実行中に例外発生した場合、インタプリタ全体を終了させるかどうかを true か false で指定します。

//emlist[例][ruby]{
thread = Thread.new { sleep 1 }
thread.abort_o...

Thread#abort_on_exception=(newstate) (90463.0)

真の場合、そのスレッドが例外によって終了した時に、インタプリタ 全体を中断させます。false の場合、あるスレッドで起こった例 外は、Thread#join などで検出されない限りそのスレッ ドだけをなにも警告を出さずに終了させます。

真の場合、そのスレッドが例外によって終了した時に、インタプリタ
全体を中断させます。false の場合、あるスレッドで起こった例
外は、Thread#join などで検出されない限りそのスレッ
ドだけをなにも警告を出さずに終了させます。

デフォルトは偽です。c:Thread#exceptionを参照してください。

@param newstate 自身を実行中に例外発生した場合、インタプリタ全体を終了させるかどうかを true か false で指定します。

//emlist[例][ruby]{
thread = Thread.new { sleep 1 }
thread.abort_o...

Thread.abort_on_exception -> bool (90427.0)

真の時は、いずれかのスレッドが例外によって終了した時に、インタプリタ 全体を中断させます。false の場合、あるスレッドで起こった例外は、Thread#join などで検出されない限りそのスレッドだけをなにも警告を出さずに終了させます。

真の時は、いずれかのスレッドが例外によって終了した時に、インタプリタ
全体を中断させます。false の場合、あるスレッドで起こった例外は、Thread#join
などで検出されない限りそのスレッドだけをなにも警告を出さずに終了させます。

デフォルトは false です。

c:Thread#exceptionを参照してください。

@param newstate スレッド実行中に例外発生した場合、インタプリタ全体を終了させるかどうかを true か false で指定します。

//emlist[例][ruby]{
Thread.abort_on_exception # => false...

Thread.abort_on_exception=(newstate) (90427.0)

真の時は、いずれかのスレッドが例外によって終了した時に、インタプリタ 全体を中断させます。false の場合、あるスレッドで起こった例外は、Thread#join などで検出されない限りそのスレッドだけをなにも警告を出さずに終了させます。

真の時は、いずれかのスレッドが例外によって終了した時に、インタプリタ
全体を中断させます。false の場合、あるスレッドで起こった例外は、Thread#join
などで検出されない限りそのスレッドだけをなにも警告を出さずに終了させます。

デフォルトは false です。

c:Thread#exceptionを参照してください。

@param newstate スレッド実行中に例外発生した場合、インタプリタ全体を終了させるかどうかを true か false で指定します。

//emlist[例][ruby]{
Thread.abort_on_exception # => false...

絞り込み条件を変える

Thread.stop -> nil (90427.0)

他のスレッドから Thread#run メソッドで再起動されるまで、カレ ントスレッドの実行を停止します。

他のスレッドから Thread#run メソッドで再起動されるまで、カレ
ントスレッドの実行を停止します。

//emlist[例][ruby]{
a = Thread.new { print "a"; Thread.stop; print "c" }
sleep 0.1 while a.status!='sleep'
print "b"
a.run
a.join
# => "abc"
//}

@see Thread#run, Thread#wakeup

Thread.report_on_exception -> bool (90415.0)

真の時は、いずれかのスレッドが例外によって終了した時に、その内容を $stderr に報告します。

真の時は、いずれかのスレッドが例外によって終了した時に、その内容を $stderr に報告します。

デフォルトは false です。

Thread.new { 1.times { raise } }

は $stderr に以下のように出力します:

#<Thread:...> terminated with exception (report_on_exception is true):
Traceback (most recent call last):
2: from -e:1:in `block in <main>'
1: fr...

Thread.report_on_exception=(newstate) (90415.0)

真の時は、いずれかのスレッドが例外によって終了した時に、その内容を $stderr に報告します。

真の時は、いずれかのスレッドが例外によって終了した時に、その内容を $stderr に報告します。

デフォルトは false です。

Thread.new { 1.times { raise } }

は $stderr に以下のように出力します:

#<Thread:...> terminated with exception (report_on_exception is true):
Traceback (most recent call last):
2: from -e:1:in `block in <main>'
1: fr...

Thread#stop? -> bool (90397.0)

スレッドが終了(dead)あるいは停止(stop)している時、true を返します。

スレッドが終了(dead)あるいは停止(stop)している時、true を返します。

//emlist[例][ruby]{
a = Thread.new { Thread.stop }
b = Thread.current
a.stop? # => true
b.stop? # => false
//}

@see Thread#alive?, Thread#status

Thread.pass -> nil (90397.0)

他のスレッドに実行権を譲ります。実行中のスレッドの状態を変えずに、 他の実行可能状態のスレッドに制御を移します。

他のスレッドに実行権を譲ります。実行中のスレッドの状態を変えずに、
他の実行可能状態のスレッドに制御を移します。

Thread.new do
(1..3).each{|i|
p i
Thread.pass
}
exit
end

loop do
Thread.pass
p :main
end

#=>
1
:main
2
:main
3
:main

絞り込み条件を変える

Thread#inspect -> String (90379.0)

自身を人間が読める形式に変換した文字列を返します。

自身を人間が読める形式に変換した文字列を返します。

//emlist[例][ruby]{
a = Thread.current
a.inspect # => "#<Thread:0x00007fdbaf07ddb0 run>"
b = Thread.new{}
b.inspect # => "#<Thread:0x00007fdbaf8f7d10@(irb):3 dead>"
//}

Thread#wakeup -> self (90379.0)

停止状態(stop)のスレッドを実行可能状態(run)にします。

停止状態(stop)のスレッドを実行可能状態(run)にします。

@raise ThreadError 死んでいるスレッドに対して実行すると発生します。

//emlist[例][ruby]{
c = Thread.new { Thread.stop; puts "hey!" }
sleep 0.1 while c.status!='sleep'
c.wakeup
c.join
# => "hey!"
//}

@see Thread#run, Thread.stop

Thread#priority -> Integer (90361.0)

スレッドの優先度を返します。この値が大きいほど優先度が高くなります。 メインスレッドのデフォルト値は 0 です。新しく生成されたスレッドは親スレッドの priority を引き継ぎます。

スレッドの優先度を返します。この値が大きいほど優先度が高くなります。
メインスレッドのデフォルト値は 0 です。新しく生成されたスレッドは親スレッドの
priority を引き継ぎます。

@param val スレッドの優先度を指定します。プラットフォームに依存します。

//emlist[例][ruby]{
Thread.current.priority # => 0

count1 = count2 = 0
a = Thread.new do
loop { count1 += 1 }
end
a.priority = -1

b = Thread.new do
...

Thread#priority=(val) (90361.0)

スレッドの優先度を返します。この値が大きいほど優先度が高くなります。 メインスレッドのデフォルト値は 0 です。新しく生成されたスレッドは親スレッドの priority を引き継ぎます。

スレッドの優先度を返します。この値が大きいほど優先度が高くなります。
メインスレッドのデフォルト値は 0 です。新しく生成されたスレッドは親スレッドの
priority を引き継ぎます。

@param val スレッドの優先度を指定します。プラットフォームに依存します。

//emlist[例][ruby]{
Thread.current.priority # => 0

count1 = count2 = 0
a = Thread.new do
loop { count1 += 1 }
end
a.priority = -1

b = Thread.new do
...

Thread#pending_interrupt?(error = nil) -> bool (90325.0)

self の非同期例外のキューが空かどうかを返します。

self の非同期例外のキューが空かどうかを返します。

@param error 対象の例外クラスを指定します。


@see Thread.pending_interrupt?

絞り込み条件を変える

Thread.kill(thread) -> Thread (73417.0)

指定したスレッド thread に対して Thread#exit を呼びます。終了したスレッドを返します。

指定したスレッド thread に対して Thread#exit を呼びます。終了したスレッドを返します。

@param thread 終了したい Thread オブジェクトを指定します。

th = Thread.new do
end

p Thread.kill(th) #=> #<Thread:0x40221bc8 dead>

Thread#set_trace_func(pr) -> Proc | nil (72733.0)

スレッドにトレース用ハンドラを設定します。

スレッドにトレース用ハンドラを設定します。

nil を渡すとトレースを解除します。

設定したハンドラを返します。

//emlist[例][ruby]{
th = Thread.new do
class Trace
end
2.to_s
Thread.current.set_trace_func nil
3.to_s
end
th.set_trace_func lambda {|*arg| p arg }
th.join

# => ["line", "example.rb", 2, nil, #<Binding:0x00007fc8de87cb08>, nil]
#...

Thread.fork(*arg) {|*arg| ... } -> Thread (72703.0)

スレッドを生成して、ブロックの評価を開始します。 生成したスレッドを返します。

スレッドを生成して、ブロックの評価を開始します。
生成したスレッドを返します。

基本的に Thread.new と同じですが、
new メソッドと違い initialize メソッドを呼びません。

@param arg 引数 arg はそのままブロックに渡されます。スレッドの開始と同時にその
スレッド固有のローカル変数に値を渡すために使用します。

@raise ThreadError 現在のスレッドが属する ThreadGroup が freeze されている場合に発生します。またブロックを与えられずに呼ばれた場合にも発生します。


注意:

例えば、以下のコー...

Thread.start(*arg) {|*arg| ... } -> Thread (72703.0)

スレッドを生成して、ブロックの評価を開始します。 生成したスレッドを返します。

スレッドを生成して、ブロックの評価を開始します。
生成したスレッドを返します。

基本的に Thread.new と同じですが、
new メソッドと違い initialize メソッドを呼びません。

@param arg 引数 arg はそのままブロックに渡されます。スレッドの開始と同時にその
スレッド固有のローカル変数に値を渡すために使用します。

@raise ThreadError 現在のスレッドが属する ThreadGroup が freeze されている場合に発生します。またブロックを与えられずに呼ばれた場合にも発生します。


注意:

例えば、以下のコー...

Thread.list -> [Thread] (72700.0)

全ての生きているスレッドを含む配列を生成して返します。aborting 状態であるスレッド も要素に含まれます。

全ての生きているスレッドを含む配列を生成して返します。aborting 状態であるスレッド
も要素に含まれます。

Thread.new do
sleep
end
sleep 0.1

p Thread.list #=> [#<Thread:0x40377a54 sleep>, #<Thread:0x4022e6fc run>]

絞り込み条件を変える

Thread.new(*arg) {|*arg| ... } -> Thread (72682.0)

スレッドを生成して、ブロックの評価を開始します。 生成したスレッドを返します。

スレッドを生成して、ブロックの評価を開始します。
生成したスレッドを返します。

@param arg 引数 arg はそのままブロックに渡されます。スレッドの開始と同時にその
スレッド固有のローカル変数に値を渡すために使用します。

@raise ThreadError 現在のスレッドが属する ThreadGroup が freeze されている場合に発生します。またブロックを与えられずに呼ばれた場合にも発生します。

注意:

例えば、以下のコードは間違いです。スレッドの実行が開始される前に
変数 i が書き変わる可能性があるからです。

for i in 1....

Thread.current -> Thread (72664.0)

現在実行中のスレッド(カレントスレッド)を返します。

現在実行中のスレッド(カレントスレッド)を返します。

p Thread.current #=> #<Thread:0x4022e6fc run>

Thread.main -> Thread (72664.0)

メインスレッドを返します。

メインスレッドを返します。

p Thread.main #=> #<Thread:0x4022e6fc run>

Thread#add_trace_func(pr) -> Proc (72661.0)

スレッドにトレース用ハンドラを追加します。

スレッドにトレース用ハンドラを追加します。

追加したハンドラを返します。

@param pr トレースハンドラ(Proc オブジェクト)

//emlist[例][ruby]{
th = Thread.new do
class Trace
end
43.to_s
end
th.add_trace_func lambda {|*arg| p arg }
th.join

# => ["line", "example.rb", 4, nil, #<Binding:0x00007f98e107d0d8>, nil]
# => ["c-call", "example.rb", 4, ...

Thread#[](name) -> object | nil (72403.0)

name に対応したスレッドに固有のデータを取り出します。 name に対応するスレッド固有データがなければ nil を返し ます。

name に対応したスレッドに固有のデータを取り出します。
name に対応するスレッド固有データがなければ nil を返し
ます。

@param name スレッド固有データのキーを文字列か Symbol で指定します。

//emlist[例][ruby]{
[
Thread.new { Thread.current["name"] = "A" },
Thread.new { Thread.current[:name] = "B" },
Thread.new { Thread.current["name"] = "C" }
].each do |th|
th.join...

絞り込み条件を変える

Thread#raise(error_type, message, traceback) -> () (72361.0)

自身が表すスレッドで強制的に例外を発生させます。

自身が表すスレッドで強制的に例外を発生させます。

@param error_type Kernel.#raise を参照してください。

@param message Kernel.#raise を参照してください。

@param traceback Kernel.#raise を参照してください。

Thread.new {
sleep 1
Thread.main.raise "foobar"
}

begin
sleep
rescue
p $!, $@
end

=> #<RuntimeError: foobar>
[...

Thread#value -> object (72163.0)

スレッド self が終了するまで待ち(Thread#join と同じ)、 そのスレッドのブロックが返した値を返します。スレッド実行中に例外が 発生した場合には、その例外を再発生させます。

スレッド self が終了するまで待ち(Thread#join と同じ)、
そのスレッドのブロックが返した値を返します。スレッド実行中に例外が
発生した場合には、その例外を再発生させます。

スレッドが Thread#kill によって終了した場合は、返り値は不定です。

以下は、生成したすべてのスレッドの終了を待ち結果を出力する例です。

threads = []
threads.push(Thread.new { n = rand(5); sleep n; n })
threads.push(Thread.new { n = rand(5); sleep n; n })...

Thread#exit -> self (72061.0)

スレッドの実行を終了させます。終了時に ensure 節が実行されます。

スレッドの実行を終了させます。終了時に ensure 節が実行されます。

ただし、スレッドは終了処理中(aborting)にはなりますが、
直ちに終了するとは限りません。すでに終了している場合は何もしません。このメソッドにより
終了したスレッドの Thread#value の返り値は不定です。
自身がメインスレッドであるか最後のスレッドである場合は、プロセスを Kernel.#exit(0)
により終了します。

Kernel.#exit と違い例外 SystemExit を発生しません。

th1 = Thread.new do
begin
sleep 10
...

Thread#kill -> self (72061.0)

スレッドの実行を終了させます。終了時に ensure 節が実行されます。

スレッドの実行を終了させます。終了時に ensure 節が実行されます。

ただし、スレッドは終了処理中(aborting)にはなりますが、
直ちに終了するとは限りません。すでに終了している場合は何もしません。このメソッドにより
終了したスレッドの Thread#value の返り値は不定です。
自身がメインスレッドであるか最後のスレッドである場合は、プロセスを Kernel.#exit(0)
により終了します。

Kernel.#exit と違い例外 SystemExit を発生しません。

th1 = Thread.new do
begin
sleep 10
...

Thread#terminate -> self (72061.0)

スレッドの実行を終了させます。終了時に ensure 節が実行されます。

スレッドの実行を終了させます。終了時に ensure 節が実行されます。

ただし、スレッドは終了処理中(aborting)にはなりますが、
直ちに終了するとは限りません。すでに終了している場合は何もしません。このメソッドにより
終了したスレッドの Thread#value の返り値は不定です。
自身がメインスレッドであるか最後のスレッドである場合は、プロセスを Kernel.#exit(0)
により終了します。

Kernel.#exit と違い例外 SystemExit を発生しません。

th1 = Thread.new do
begin
sleep 10
...

絞り込み条件を変える

Thread#keys -> [Symbol] (72043.0)

スレッド固有データに関連づけられたキーの配列を返します。キーは Symbol で返されます。

スレッド固有データに関連づけられたキーの配列を返します。キーは
Symbol で返されます。

th = Thread.current
th[:foo] = 'FOO'
th['bar'] = 'BAR'
p th.keys

#=> [:bar, :foo]

Process::CLOCK_THREAD_CPUTIME_ID -> Integer (54910.0)

Process.#clock_gettime で使われます。

Process.#clock_gettime で使われます。

システムによっては定義されていません。

ThreadGroup (54325.0)

スレッドグループを表すクラスです。グループに属する Thread をまとめて 操作することができます。

スレッドグループを表すクラスです。グループに属する Thread をまとめて
操作することができます。

Thread は必ずいずれかひとつのスレッドグループに属します。
生成されたばかりの Thread は、生成した Thread のグループを引き継ぎます。
メインスレッドはデフォルトでは ThreadGroup::Default に属します。

: 例:

生成したすべてのThreadが終了するのを待つ

5.times {
Thread.new { sleep 1; puts "#{Thread.current} finished" }
}

...

Thread::Backtrace::Location#inspect -> String (36355.0)

Thread::Backtrace::Location#to_s の結果を人間が読みやすいような文 字列に変換したオブジェクトを返します。

Thread::Backtrace::Location#to_s の結果を人間が読みやすいような文
字列に変換したオブジェクトを返します。

//emlist[例][ruby]{
# foo.rb
class Foo
attr_accessor :locations
def initialize(skip)
@locations = caller_locations(skip)
end
end

Foo.new(0..2).locations.map do |call|
puts call.inspect
end

# => "path/to/foo.rb:5:in ...

Thread::Backtrace::Location#path -> String (36343.0)

self が表すフレームのファイル名を返します。

self が表すフレームのファイル名を返します。

例: Thread::Backtrace::Location の例1を用いた例

//emlist[][ruby]{
loc = c(0..1).first
loc.path # => "caller_locations.rb"
//}

@see Thread::Backtrace::Location#absolute_path

絞り込み条件を変える

Thread::Backtrace::Location#absolute_path -> String (36325.0)

self が表すフレームの絶対パスを返します。

self が表すフレームの絶対パスを返します。

//emlist[例][ruby]{
# foo.rb
class Foo
attr_accessor :locations
def initialize(skip)
@locations = caller_locations(skip)
end
end

Foo.new(0..2).locations.map do |call|
puts call.absolute_path
end

# => /path/to/foo.rb
# /path/to/foo.rb
# /path/to/foo.rb
//}

@see...

Thread::Mutex#sleep(timeout = nil) -> Integer (36325.0)

与えられた秒数の間ロックを解除してスリープして、実行後にまたロックします。

与えられた秒数の間ロックを解除してスリープして、実行後にまたロックします。

@param timeout スリープする秒数を指定します。省略するとスリープし続けます。

@return スリープしていた秒数を返します。

@raise ThreadError 自身がカレントスレッドによってロックされていない場合に発生します。

[注意] 2.0 以降ではスリープ中でも、シグナルを受信した場合などに実行が再
開(spurious wakeup)される場合がある点に注意してください。

//emlist[例][ruby]{
m = Mutex.new
th = Thread.new do
...

Thread::Queue#empty? -> bool (36307.0)

キューが空の時、真を返します。

キューが空の時、真を返します。

//emlist[例][ruby]{
q = Queue.new
q.empty? # => true
q.push(:resource)
q.empty? # => false
//}

ThreadGroup.new -> ThreadGroup (28087.0)

新たな ThreadGroup を生成して返します。

新たな ThreadGroup を生成して返します。

//emlist[例][ruby]{
thread_group = ThreadGroup.new
thread_group.add Thread.new { sleep 0.1; Thread.new { sleep 1 }; sleep 1 }
thread_group.add Thread.new { sleep 2 }
sleep 0.5
thread_group.list # => [#<Thread:0x007fc6f1842d70 sleep>, #<Thread:0x007fc6f1842c80 sleep>, #<Th...

ThreadGroup::Default -> ThreadGroup (27907.0)

デフォルトで定義されている ThreadGroup です。メインスレッド は最初このグループに属します。

デフォルトで定義されている ThreadGroup です。メインスレッド
は最初このグループに属します。

絞り込み条件を変える

ThreadGroup#add(thread) -> self (27838.0)

スレッド thread が属するグループを自身に変更します。

スレッド thread が属するグループを自身に変更します。

@param thread 自身に加えたいスレッドを指定します。

@raise ThreadError 自身が freeze されているか enclose されている場合に、発生します。また引数 thread が属する ThreadGroup が freeze されているか enclose されている場合にも発生します。

//emlist[例][ruby]{
puts "Initial group is #{ThreadGroup::Default.list}"
# => Initial group is [#<Thread...

ThreadGroup#list -> [Thread] (27628.0)

self に属するスレッドの配列を返します。 version 1.8 では、aborting 状態であるスレッド も要素に含まれます。つまり「生きている」スレッドの配列を返します。

self に属するスレッドの配列を返します。
version 1.8 では、aborting 状態であるスレッド
も要素に含まれます。つまり「生きている」スレッドの配列を返します。

//emlist[例][ruby]{
ThreadGroup::Default.list # => [#<Thread:0x00007f8f13867078 run>]
//}

Thread::SizedQueue#pop(non_block = false) -> object (27433.0)

キューからひとつ値を取り出します。 キューに push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。

キューからひとつ値を取り出します。
キューに push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。

@param non_block true を与えると、キューが空の時に例外 ThreadError が発生します。

//emlist[例][ruby]{
require 'thread'

q = SizedQueue.new(4)

th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end

[:resource1, :resource2, :resource3, nil].eac...

Thread::Queue#pop(non_block = false) -> object (27397.0)

キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。

キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。

@param non_block true を与えると、キューが空の時に例外 ThreadError が発生します。

//emlist[例][ruby]{
require 'thread'

q = Queue.new

th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end

[:resource1, :resource2, :resource3, nil].each { |r|
q.push(r)
}

t...

Thread::SizedQueue#push(obj, non_block = false) -> () (27361.0)

キューに与えられたオブジェクトを追加します。

キューに与えられたオブジェクトを追加します。

キューのサイズが Thread::SizedQueue#max に達している場合は、
non_block が真でなければ、キューのサイズが Thread::SizedQueue#max
より小さくなるまで他のスレッドに実行を譲ります。
その後、キューに与えられたオブジェクトを追加します。

@param obj キューに追加したいオブジェクトを指定します。
@param non_block true を与えると、キューが一杯の時に例外 ThreadError が発生します。

@see Thread::Queue#push

絞り込み条件を変える

Thread::Queue#push(value) -> () (27307.0)

キューの値を追加します。待っているスレッドがいれば実行を再開 させます。返り値は不定です。

キューの値を追加します。待っているスレッドがいれば実行を再開
させます。返り値は不定です。

ThreadGroup#enclose -> self (27097.0)

自身への ThreadGroup#add によるスレッドの追加・削除を禁止します。 enclose された ThreadGroup に追加や削除を行うと例外 ThreadError が発生します。

自身への ThreadGroup#add によるスレッドの追加・削除を禁止します。
enclose された ThreadGroup に追加や削除を行うと例外 ThreadError が発生します。

ただし、Thread.new によるスレッドの追加は禁止されません。enclose されたスレッドグループ A に
属するスレッドが新たにスレッドを生成した場合、生成されたスレッドはスレッドグループ A に属します。

追加の例:

thg = ThreadGroup.new.enclose
thg.add Thread.new {}

=> -:2:in `add': can't ...

ThreadGroup#enclosed? -> bool (27097.0)

自身が enclose されているなら true を返します。そうでないなら false を返します。デフォルトは false です。

自身が enclose されているなら true を返します。そうでないなら false を返します。デフォルトは false です。

freeze された ThreadGroup には Thread の追加/削除ができませんが、enclosed? は false を返します。

thg = ThreadGroup.new
p thg.enclosed? # => false
thg.enclose
p thg.enclosed? # => true

thg = ThreadGroup.new
p thg.e...

IO.pipe {|read_io, write_io| ... } -> object (18673.0)

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの
IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

戻り値の配列は最初の要素が読み込み側で、次の要素が書き込み側です。

ブロックが渡された場合は、そのブロックに2つの IO オブジェクトが渡され、
ブロックの返り値がこのメソッドの返り値となります。
ブロック終了時に IO オブジェクトがもし close されていないならば
close します(close されていてるオブジェクトはそのままです)。

得られる2つの IO オブジェクトのエンコーディングを引数で指定することが
できます。

@param enc_str 読み込み側の外部エンコ...

IO.pipe(enc_str, **opts) {|read_io, write_io| ... } -> object (18673.0)

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの
IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

戻り値の配列は最初の要素が読み込み側で、次の要素が書き込み側です。

ブロックが渡された場合は、そのブロックに2つの IO オブジェクトが渡され、
ブロックの返り値がこのメソッドの返り値となります。
ブロック終了時に IO オブジェクトがもし close されていないならば
close します(close されていてるオブジェクトはそのままです)。

得られる2つの IO オブジェクトのエンコーディングを引数で指定することが
できます。

@param enc_str 読み込み側の外部エンコ...

絞り込み条件を変える

IO.pipe(ext_enc) {|read_io, write_io| ... } -> object (18673.0)

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの
IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

戻り値の配列は最初の要素が読み込み側で、次の要素が書き込み側です。

ブロックが渡された場合は、そのブロックに2つの IO オブジェクトが渡され、
ブロックの返り値がこのメソッドの返り値となります。
ブロック終了時に IO オブジェクトがもし close されていないならば
close します(close されていてるオブジェクトはそのままです)。

得られる2つの IO オブジェクトのエンコーディングを引数で指定することが
できます。

@param enc_str 読み込み側の外部エンコ...

IO.pipe(ext_enc, int_enc, **opts) {|read_io, write_io| ... } -> object (18673.0)

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの
IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

戻り値の配列は最初の要素が読み込み側で、次の要素が書き込み側です。

ブロックが渡された場合は、そのブロックに2つの IO オブジェクトが渡され、
ブロックの返り値がこのメソッドの返り値となります。
ブロック終了時に IO オブジェクトがもし close されていないならば
close します(close されていてるオブジェクトはそのままです)。

得られる2つの IO オブジェクトのエンコーディングを引数で指定することが
できます。

@param enc_str 読み込み側の外部エンコ...

IO.pipe -> [IO] (18373.0)

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの
IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

戻り値の配列は最初の要素が読み込み側で、次の要素が書き込み側です。

ブロックが渡された場合は、そのブロックに2つの IO オブジェクトが渡され、
ブロックの返り値がこのメソッドの返り値となります。
ブロック終了時に IO オブジェクトがもし close されていないならば
close します(close されていてるオブジェクトはそのままです)。

得られる2つの IO オブジェクトのエンコーディングを引数で指定することが
できます。

@param enc_str 読み込み側の外部エンコ...

IO.pipe(enc_str, **opts) -> [IO] (18373.0)

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの
IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

戻り値の配列は最初の要素が読み込み側で、次の要素が書き込み側です。

ブロックが渡された場合は、そのブロックに2つの IO オブジェクトが渡され、
ブロックの返り値がこのメソッドの返り値となります。
ブロック終了時に IO オブジェクトがもし close されていないならば
close します(close されていてるオブジェクトはそのままです)。

得られる2つの IO オブジェクトのエンコーディングを引数で指定することが
できます。

@param enc_str 読み込み側の外部エンコ...

IO.pipe(ext_enc) -> [IO] (18373.0)

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの
IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

戻り値の配列は最初の要素が読み込み側で、次の要素が書き込み側です。

ブロックが渡された場合は、そのブロックに2つの IO オブジェクトが渡され、
ブロックの返り値がこのメソッドの返り値となります。
ブロック終了時に IO オブジェクトがもし close されていないならば
close します(close されていてるオブジェクトはそのままです)。

得られる2つの IO オブジェクトのエンコーディングを引数で指定することが
できます。

@param enc_str 読み込み側の外部エンコ...

絞り込み条件を変える

IO.pipe(ext_enc, int_enc, **opts) -> [IO] (18373.0)

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

pipe(2) を実行して、相互につながった2つの
IO オブジェクトを要素とする配列を返します。

戻り値の配列は最初の要素が読み込み側で、次の要素が書き込み側です。

ブロックが渡された場合は、そのブロックに2つの IO オブジェクトが渡され、
ブロックの返り値がこのメソッドの返り値となります。
ブロック終了時に IO オブジェクトがもし close されていないならば
close します(close されていてるオブジェクトはそのままです)。

得られる2つの IO オブジェクトのエンコーディングを引数で指定することが
できます。

@param enc_str 読み込み側の外部エンコ...

Thread::SizedQueue#deq(non_block = false) -> object (18133.0)

キューからひとつ値を取り出します。 キューに push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。

キューからひとつ値を取り出します。
キューに push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。

@param non_block true を与えると、キューが空の時に例外 ThreadError が発生します。

//emlist[例][ruby]{
require 'thread'

q = SizedQueue.new(4)

th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end

[:resource1, :resource2, :resource3, nil].eac...

Thread::SizedQueue#shift(non_block = false) -> object (18133.0)

キューからひとつ値を取り出します。 キューに push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。

キューからひとつ値を取り出します。
キューに push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。

@param non_block true を与えると、キューが空の時に例外 ThreadError が発生します。

//emlist[例][ruby]{
require 'thread'

q = SizedQueue.new(4)

th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end

[:resource1, :resource2, :resource3, nil].eac...

Thread::Queue#deq(non_block = false) -> object (18097.0)

キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。

キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。

@param non_block true を与えると、キューが空の時に例外 ThreadError が発生します。

//emlist[例][ruby]{
require 'thread'

q = Queue.new

th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end

[:resource1, :resource2, :resource3, nil].each { |r|
q.push(r)
}

t...

Thread::Queue#shift(non_block = false) -> object (18097.0)

キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。

キューからひとつ値を取り出します。キューが空の時、呼出元のスレッドは停止します。

@param non_block true を与えると、キューが空の時に例外 ThreadError が発生します。

//emlist[例][ruby]{
require 'thread'

q = Queue.new

th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end

[:resource1, :resource2, :resource3, nil].each { |r|
q.push(r)
}

t...

絞り込み条件を変える

Process.#detach(pid) -> Thread (9946.0)

子プロセス pid の終了を監視するスレッドを生成して返します。 生成したスレッドは子プロセスが終了した後に終了ステータス (Process::Status) を返します。 指定した子プロセスが存在しなければ即座に nil で終了します。

子プロセス pid の終了を監視するスレッドを生成して返します。
生成したスレッドは子プロセスが終了した後に終了ステータス (Process::Status) を返します。
指定した子プロセスが存在しなければ即座に nil で終了します。

@param pid 子スレッドのプロセス ID を整数で指定します。

@raise NotImplementedError メソッドが現在のプラットフォームで実装されていない場合に発生します。

pid = fork {
# child
sleep 3
}

p pid # => 7762
th...

Exception#backtrace_locations -> [Thread::Backtrace::Location] (9676.0)

バックトレース情報を返します。Exception#backtraceに似ていますが、 Thread::Backtrace::Location の配列を返す点が異なります。

バックトレース情報を返します。Exception#backtraceに似ていますが、
Thread::Backtrace::Location の配列を返す点が異なります。

現状では Exception#set_backtrace によって戻り値が変化する事はあり
ません。

//emlist[例: test.rb][ruby]{
require "date"
def check_long_month(month)
return if Date.new(2000, month, -1).day == 31
raise "#{month} is not long month"
end
...

Kernel.#caller_locations(range) -> [Thread::Backtrace::Location] | nil (733.0)

現在のフレームを Thread::Backtrace::Location の配列で返します。引 数で指定した値が範囲外の場合は nil を返します。

現在のフレームを Thread::Backtrace::Location の配列で返します。引
数で指定した値が範囲外の場合は nil を返します。

@param start 開始フレームの位置を数値で指定します。

@param length 取得するフレームの個数を指定します。

@param range 取得したいフレームの範囲を示す Range オブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
def test1(start, length)
locations = caller_locations(start, length)
p locations
...

Kernel.#caller_locations(start = 1, length = nil) -> [Thread::Backtrace::Location] | nil (733.0)

現在のフレームを Thread::Backtrace::Location の配列で返します。引 数で指定した値が範囲外の場合は nil を返します。

現在のフレームを Thread::Backtrace::Location の配列で返します。引
数で指定した値が範囲外の場合は nil を返します。

@param start 開始フレームの位置を数値で指定します。

@param length 取得するフレームの個数を指定します。

@param range 取得したいフレームの範囲を示す Range オブジェクトを指定します。

//emlist[例][ruby]{
def test1(start, length)
locations = caller_locations(start, length)
p locations
...