るりまサーチ (Ruby 2.5.0)

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46件ヒット [1-46件を表示] (0.039秒)
トップページ > クエリ:to_f[x] > バージョン:2.5.0[x]

別のキーワード

  1. _builtin to_s
  2. openssl to_der
  3. openssl to_s
  4. _builtin to_a
  5. openssl to_pem

検索結果

String#to_f -> Float (54520.0)

文字列を 10 進数表現と解釈して、浮動小数点数 Float に変換します。

文字列を 10 進数表現と解釈して、浮動小数点数 Float に変換します。

浮動小数点数とみなせなくなるところまでを変換対象とします。
途中に変換できないような文字列がある場合、それより先の文字列は無視されます。

//emlist[][ruby]{
p "-10".to_f # => -10.0
p "10e2".to_f # => 1000.0
p "1e-2".to_f # => 0.01
p ".1".to_f # => 0.1

p "1_0_0".to_f # => 100.0 # 数値リテラルと同じように区切りに _ を使える
p " \n10".to_f ...

Rational#to_f -> Float (54448.0)

自身の値を最も良く表現する Float に変換します。

自身の値を最も良く表現する Float に変換します。

絶対値が極端に小さい、または大きい場合にはゼロや無限大が返ることがあります。

@return Float を返します。

//emlist[例][ruby]{
Rational(2).to_f # => 2.0
Rational(9, 4).to_f # => 2.25
Rational(-3, 4).to_f # => -0.75
Rational(20, 3).to_f # => 6.666666666666667
Rational(1, 10**1000...

Complex#to_f -> Float (54358.0)

自身を Float に変換します。

自身を Float に変換します。

@raise RangeError 虚部が実数か、0 ではない場合に発生します。

//emlist[例][ruby]{
Complex(3).to_f # => 3.0
Complex(3.5).to_f # => 3.5
Complex(3, 2).to_f # => RangeError
//}

Integer#to_f -> Float (54358.0)

self を浮動小数点数(Float)に変換します。

self を浮動小数点数(Float)に変換します。

self が Float の範囲に収まらない場合、Float::INFINITY を返します。

//emlist[][ruby]{
1.to_f # => 1.0
(Float::MAX.to_i * 2).to_f # => Infinity
(-Float::MAX.to_i * 2).to_f # => -Infinity
//}

Float#to_f -> self (54322.0)

self を返します。

self を返します。

//emlist[例][ruby]{
3.14.to_f # => 3.14
//}

絞り込み条件を変える

NilClass#to_f -> Float (54322.0)

0.0 を返します。

0.0 を返します。

//emlist[例][ruby]{
nil.to_f #=> 0.0
//}

Time#to_f -> Float (54322.0)

起算時からの経過秒数を浮動小数点数で返します。1 秒に満たない経過も 表現されます。

起算時からの経過秒数を浮動小数点数で返します。1 秒に満たない経過も
表現されます。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p t # => 2000-01-02 03:04:05 +0900
p "%10.6f" % t.to_f # => "946749845.000006"
p t.to_i # => 946749845
//}

BigDecimal#to_f -> Float (54304.0)

self の近似値を表す Float オブジェクトに変換します。

self の近似値を表す Float オブジェクトに変換します。

仮数部や指数部の情報が必要な場合は、BigDecimal#split メソッドを利
用してください。

@see BigDecimal#split

Vector#elements_to_f -> Vector (18340.0)

ベクトルの各成分をFloatに変換したベクトルを返します。

ベクトルの各成分をFloatに変換したベクトルを返します。

このメソッドは deprecated です。 map(&:to_f) を使ってください。

//emlist[例][ruby]{
require 'matrix'

v = Vector.elements([2, 3, 5, 7, 9])
p v.elements_to_f
# => Vector[2.0, 3.0, 5.0, 7.0, 9.0]
//}

Matrix#elements_to_f -> Matrix (18322.0)

各要素を浮動小数点数 Float に変換した行列を返します。

各要素を浮動小数点数 Float に変換した行列を返します。

このメソッドは deprecated です。 map(&:to_f) を使ってください。

絞り込み条件を変える

Shell::ProcessController.wait_to_finish_all_process_controllers -> () (18301.0)

@todo

@todo

Socket::Constants::IPPROTO_FRAGMENT -> Integer (18301.0)

IPv6 fragmentation header。 BasicSocket#getsockopt, BasicSocket#setsockopt の level 引数に使用します。

IPv6 fragmentation header。
BasicSocket#getsockopt, BasicSocket#setsockopt の
level 引数に使用します。

また、Socket.open の protocol 引数に渡す利用法もあります。

@see 2292

Socket::IPPROTO_FRAGMENT -> Integer (18301.0)

IPv6 fragmentation header。 BasicSocket#getsockopt, BasicSocket#setsockopt の level 引数に使用します。

IPv6 fragmentation header。
BasicSocket#getsockopt, BasicSocket#setsockopt の
level 引数に使用します。

また、Socket.open の protocol 引数に渡す利用法もあります。

@see 2292

1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ) (109.0)

1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/インタプリタの変更>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/追加されたクラス/モジュール>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/追加されたメソッド>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/追加された定数>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/拡張されたクラス/メソッド(互換性のある変更)>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/変更されたクラス/メソッド(互換性のない変更)>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/文法の変更>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/正規表現>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/Marshal>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/Windows 対応>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/廃止された(される予定の)機能>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/ライブラリ>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/拡張ライブラリAPI>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/バグ修正>)) * ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/サポートプラットフォームの追加>))

1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)
* ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/インタプリタの変更>))
* ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/追加されたクラス/モジュール>))
* ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/追加されたメソッド>))
* ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/追加された定数>))
* ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/拡張されたクラス/メソッド(互換性のある変更)>))
* ((<1.6.8から1.8.0への変更点(まとめ)/変更されたクラス/メソッド(互換性のない変更)>))...

BigDecimal#round -> Integer (73.0)

クラスメソッド BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で指定した BigDecimal::ROUND_MODE に従って丸め操作を実行します。

クラスメソッド BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で指定した
BigDecimal::ROUND_MODE に従って丸め操作を実行します。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

@param b 丸め処理の方式として、BigDecimal.mode の第 1 引数と同じ
値を指定します。

BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で何も指定せず、
かつ、引数を指定しない場合は
「小数点以下第一位の数を四捨五入して整数(BigDecimal 値)」に...

絞り込み条件を変える

BigDecimal#round(n) -> BigDecimal (73.0)

クラスメソッド BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で指定した BigDecimal::ROUND_MODE に従って丸め操作を実行します。

クラスメソッド BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で指定した
BigDecimal::ROUND_MODE に従って丸め操作を実行します。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

@param b 丸め処理の方式として、BigDecimal.mode の第 1 引数と同じ
値を指定します。

BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で何も指定せず、
かつ、引数を指定しない場合は
「小数点以下第一位の数を四捨五入して整数(BigDecimal 値)」に...

BigDecimal#round(n, b) -> BigDecimal (73.0)

クラスメソッド BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で指定した BigDecimal::ROUND_MODE に従って丸め操作を実行します。

クラスメソッド BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で指定した
BigDecimal::ROUND_MODE に従って丸め操作を実行します。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

@param b 丸め処理の方式として、BigDecimal.mode の第 1 引数と同じ
値を指定します。

BigDecimal.mode(BigDecimal::ROUND_MODE,flag) で何も指定せず、
かつ、引数を指定しない場合は
「小数点以下第一位の数を四捨五入して整数(BigDecimal 値)」に...

Kernel.#Float(arg) -> Float (73.0)

引数を浮動小数点数(Float)に変換した結果を返します。

引数を浮動小数点数(Float)に変換した結果を返します。

引数が数値の場合は素直に変換し、文字列の場合
は整数や浮動小数点数と見なせるもののみ変換します。

メソッド Float は文字列に対し String#to_f よりも厳密な変換を行います。

@param arg 変換対象のオブジェクトです。
@raise ArgumentError 整数や浮動小数点数と見なせない文字列を引数に指定した場合に発生します。
@raise TypeError nil またはメソッド to_f を持たないオブジェクトを引数に指定したか、
to_f が浮動小数点数を返さ...

BigDecimal#ceil -> Integer (37.0)

self 以上の整数のうち、最も小さい整数を計算し、その値を返します。

self 以上の整数のうち、最も小さい整数を計算し、その値を返します。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

//emlist[][ruby]{
require "bigdecimal"
BigDecimal("1.23456").ceil # => 2
BigDecimal("-1.23456").ceil # => -1
//}

以下のように引数を与えて、小数点以下 n+1 位の数字を操作することもできます。
n >= 0 なら、小数点以下 n + 1 位の数字を操作します
(小数点以下を、最大 n 桁にします)。
n が負のときは小数点以上 n 桁目を操作...

BigDecimal#ceil(n) -> BigDecimal (37.0)

self 以上の整数のうち、最も小さい整数を計算し、その値を返します。

self 以上の整数のうち、最も小さい整数を計算し、その値を返します。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

//emlist[][ruby]{
require "bigdecimal"
BigDecimal("1.23456").ceil # => 2
BigDecimal("-1.23456").ceil # => -1
//}

以下のように引数を与えて、小数点以下 n+1 位の数字を操作することもできます。
n >= 0 なら、小数点以下 n + 1 位の数字を操作します
(小数点以下を、最大 n 桁にします)。
n が負のときは小数点以上 n 桁目を操作...

絞り込み条件を変える

BigDecimal#floor -> Integer (37.0)

self 以下の最大整数を返します。

self 以下の最大整数を返します。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

//emlist[][ruby]{
require "bigdecimal"
BigDecimal("1.23456").floor # => 1
BigDecimal("-1.23456").floor # => -2
//}

以下のように引数 n を与えることもできます。
n >= 0 なら、小数点以下 n + 1 位の数字を操作します
(小数点以下を、最大 n 桁にします)。
n が負のときは小数点以上 n 桁目を操作します
(小数点位置から左に少なくとも n 個の 0 が並びます...

BigDecimal#floor(n) -> BigDecimal (37.0)

self 以下の最大整数を返します。

self 以下の最大整数を返します。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

//emlist[][ruby]{
require "bigdecimal"
BigDecimal("1.23456").floor # => 1
BigDecimal("-1.23456").floor # => -2
//}

以下のように引数 n を与えることもできます。
n >= 0 なら、小数点以下 n + 1 位の数字を操作します
(小数点以下を、最大 n 桁にします)。
n が負のときは小数点以上 n 桁目を操作します
(小数点位置から左に少なくとも n 個の 0 が並びます...

BigDecimal#split -> [Integer, String, Integer, Integer] (37.0)

BigDecimal 値を 0.xxxxxxx*10**n と表現したときに、 符号 (NaNのときは 0、それ以外は+1か-1になります)、 仮数部分の文字列("xxxxxxx")と、基数(10)、更に指数 n を配列で返します。

BigDecimal 値を 0.xxxxxxx*10**n と表現したときに、
符号 (NaNのときは 0、それ以外は+1か-1になります)、
仮数部分の文字列("xxxxxxx")と、基数(10)、更に指数 n を配列で返します。

//emlist[][ruby]{
require "bigdecimal"
a = BigDecimal("3.14159265")
f, x, y, z = a.split
//}

とすると、f = 1、x = "314159265"、y = 10、z = 1 になります。
従って、以下のようにする事で Float に変換することができます。

//em...

BigDecimal#truncate -> Integer (37.0)

小数点以下の数を切り捨てて整数にします。

小数点以下の数を切り捨てて整数にします。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

以下のように引数を与えて、小数点以下 n+1 位の数字を操作することもできます。
n が正の時は、小数点以下 n+1 位の数字を切り捨てます
(小数点以下を、最大 n 桁にします)。
n が負のときは小数点以上 n 桁目を操作します
(小数点位置から左に少なくとも n 個の 0 が並びます)。

//emlist[][ruby]{
require "bigdecimal"
BigDecimal("1.23456").truncate(4).to_f # => 1.2345
BigDec...

BigDecimal#truncate(n) -> BigDecimal (37.0)

小数点以下の数を切り捨てて整数にします。

小数点以下の数を切り捨てて整数にします。

@param n 小数点以下の桁数を整数で指定します。

以下のように引数を与えて、小数点以下 n+1 位の数字を操作することもできます。
n が正の時は、小数点以下 n+1 位の数字を切り捨てます
(小数点以下を、最大 n 桁にします)。
n が負のときは小数点以上 n 桁目を操作します
(小数点位置から左に少なくとも n 個の 0 が並びます)。

//emlist[][ruby]{
require "bigdecimal"
BigDecimal("1.23456").truncate(4).to_f # => 1.2345
BigDec...

絞り込み条件を変える

Time#nsec -> Integer (37.0)

時刻のナノ秒の部分を整数で返します。

時刻のナノ秒の部分を整数で返します。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p "%10.9f" % t.to_f # => "946749845.000005960"
p t.nsec # => 6000
//}

IEEE 754 浮動小数点数で表現できる精度が違うため、Time#to_fの最小
の桁とnsecの最小の桁は異なります。nsecで表される値の方が正確です。

Time#subsec -> Integer | Rational (37.0)

時刻を表す分数を返します。

時刻を表す分数を返します。

Rational を返す場合があります。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p "%10.9f" % t.to_f # => "946749845.000005960"
p t.subsec #=> (3/500000)
//}

to_f の値と subsec の値の下のほうの桁の値は異なる場合があります。
というのは IEEE 754 double はそれを表すのに十分な精度を
持たないからです。subsec で得られる値が正確です。

Time#tv_nsec -> Integer (37.0)

時刻のナノ秒の部分を整数で返します。

時刻のナノ秒の部分を整数で返します。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p "%10.9f" % t.to_f # => "946749845.000005960"
p t.nsec # => 6000
//}

IEEE 754 浮動小数点数で表現できる精度が違うため、Time#to_fの最小
の桁とnsecの最小の桁は異なります。nsecで表される値の方が正確です。

ruby 1.8.3 feature (37.0)

ruby 1.8.3 feature *((<ruby 1.8 feature>)) *((<ruby 1.8.2 feature>))

ruby 1.8.3 feature
*((<ruby 1.8 feature>))
*((<ruby 1.8.2 feature>))

ruby 1.8.2 から ruby 1.8.3 までの変更点です。

掲載方針

*バグ修正の影響も含めて動作が変わるものを収録する。
*単にバグを直しただけのものは収録しない。
*ライブラリへの単なる定数の追加は収録しない。

以下は各変更点に付けるべきタグです。

記号について(特に重要なものは大文字(主観))

* カテゴリ
* [ruby]: ruby インタプリタの変更
* [api]: 拡張ライブラリ API
* [lib]: ...

File::Stat#ctime -> Time (19.0)

最終状態変更時刻を返します。 (状態の変更とは chmod などによるもので、Unix では i-node の変更を意味します)

最終状態変更時刻を返します。
(状態の変更とは chmod などによるもので、Unix では i-node の変更を意味します)

//emlist[][ruby]{
fs = File::Stat.new($0)
#例
p fs.ctime.to_f #=> 1188719843.0
//}


@see Time

絞り込み条件を変える

LUSolve.#lusolve(a, b, ps, zero = 0.0) -> [BigDecimal] (19.0)

LU 分解を用いて、連立1次方程式 Ax = b の解 x を求めて返します。

LU 分解を用いて、連立1次方程式 Ax = b の解 x を求めて返します。

@param a 行列を BigDecimal の配列で指定します。
各要素を Row-major order で並べて 1 次元の配列にし、
LUSolve.#ludecomp で変換したものを指定します。

@param b ベクトルを BigDecimal の配列で指定します。

@param ps LUSolve.#ludecomp の返り値を指定します。

@param zero 0.0 を表す値を指定します。

//emlist[][ruby]{
require ...

Numeric (19.0)

数値を表す抽象クラスです。Integer や Float などの数値クラス は Numeric のサブクラスとして実装されています。

数値を表す抽象クラスです。Integer や Float などの数値クラス
は Numeric のサブクラスとして実装されています。

演算や比較を行うメソッド(+, -, *, /, <=>)は Numeric のサブクラスで定義されま
す。Numeric で定義されているメソッドは、サブクラスで提供されているメソッド
(+, -, *, /, %) を利用して定義されるものがほとんどです。
つまり Numeric で定義されているメソッドは、Numeric のサブクラスとして新たに数値クラスを定義した時に、
演算メソッド(+, -, *, /, %, <=>, coerce)だけを定義すれ...

Numeric#coerce(other) -> [Numeric] (19.0)

自身と other が同じクラスになるよう、自身か other を変換し [other, self] という配列にして返します。

自身と other が同じクラスになるよう、自身か other を変換し [other, self] という配列にして返します。

デフォルトでは self と other を Float に変換して [other, self] という配列にして返します。
Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。
以下は Rational の coerce のソースです。other が自身の知らない数値クラスであった場合、
super を呼んでいることに注意して下さい。


//emlist[例][ruby]{
# lib/rational.rb より

def co...

Rational#ceil(precision = 0) -> Integer | Rational (19.0)

自身と等しいかより大きな整数のうち最小のものを返します。

自身と等しいかより大きな整数のうち最小のものを返します。

@param precision 計算結果の精度

@raise TypeError precision に整数以外のものを指定すると発生します。

//emlist[例][ruby]{
Rational(3).ceil # => 3
Rational(2, 3).ceil # => 1
Rational(-3, 2).ceil # => -1
//}

precision を指定した場合は指定した桁数の数値と、上述の性質に最も近い整
数か Rational を返します。

//emlist[例][ruby]{
Ra...

Rational#floor(precision = 0) -> Integer | Rational (19.0)

自身と等しいかより小さな整数のうち最大のものを返します。

自身と等しいかより小さな整数のうち最大のものを返します。

@param precision 計算結果の精度

@raise TypeError precision に整数以外のものを指定すると発生します。

//emlist[例][ruby]{
Rational(3).floor # => 3
Rational(2, 3).floor # => 0
Rational(-3, 2).floor # => -2
//}

Rational#to_i とは違う結果を返す事に注意してください。

//emlist[例][ruby]{
Rational(+7, 4).to_i # => ...

絞り込み条件を変える

Rational#round(precision = 0) -> Integer | Rational (19.0)

自身ともっとも近い整数を返します。

自身ともっとも近い整数を返します。

中央値 0.5, -0.5 はそれぞれ 1,-1 に切り上げされます。

@param precision 計算結果の精度

@raise TypeError precision に整数以外のものを指定すると発生します。

//emlist[例][ruby]{
Rational(3).round # => 3
Rational(2, 3).round # => 1
Rational(-3, 2).round # => -2
//}

precision を指定した場合は指定した桁数の数値と、上述の性質に最も近い整
数か Rational を返し...

Rational#to_i -> Integer (19.0)

小数点以下を切り捨てて値を整数に変換します。

小数点以下を切り捨てて値を整数に変換します。

@param precision 計算結果の精度

@raise TypeError precision に整数以外のものを指定すると発生します。

//emlist[例][ruby]{
Rational(2, 3).to_i # => 0
Rational(3).to_i # => 3
Rational(300.6).to_i # => 300
Rational(98, 71).to_i # => 1
Rational(-31, 2).to_i # => -15
//}

precision を指定した場合は指定した桁数で切り...

Rational#truncate(precision = 0) -> Rational | Integer (19.0)

小数点以下を切り捨てて値を整数に変換します。

小数点以下を切り捨てて値を整数に変換します。

@param precision 計算結果の精度

@raise TypeError precision に整数以外のものを指定すると発生します。

//emlist[例][ruby]{
Rational(2, 3).to_i # => 0
Rational(3).to_i # => 3
Rational(300.6).to_i # => 300
Rational(98, 71).to_i # => 1
Rational(-31, 2).to_i # => -15
//}

precision を指定した場合は指定した桁数で切り...

String#hex -> Integer (19.0)

文字列に 16 進数で数値が表現されていると解釈して整数に変換します。 接頭辞 "0x", "0X" とアンダースコアは無視されます。 文字列が [_0-9a-fA-F] 以外の文字を含むときはその文字以降を無視します。

文字列に 16 進数で数値が表現されていると解釈して整数に変換します。
接頭辞 "0x", "0X" とアンダースコアは無視されます。
文字列が [_0-9a-fA-F] 以外の文字を含むときはその文字以降を無視します。

self が空文字列のときは 0 を返します。

//emlist[例][ruby]{
p "10".hex # => 16
p "ff".hex # => 255
p "0x10".hex # => 16
p "-0x10".hex # => -16

p "xyz".hex # => 0
p "10z".hex # => 16
p "1_0".h...

String#oct -> Integer (19.0)

文字列を 8 進文字列であると解釈して、整数に変換します。

文字列を 8 進文字列であると解釈して、整数に変換します。

//emlist[例][ruby]{
p "10".oct # => 8
p "010".oct # => 8
p "8".oct # => 0
//}

oct は文字列の接頭辞 ("0", "0b", "0B", "0x", "0X") に応じて
8 進以外の変換も行います。

//emlist[例][ruby]{
p "0b10".oct # => 2
p "10".oct # => 8
p "010".oct # => 8
p "0x10".oct # => 16
//}

整数とみなせない文字があれば...

絞り込み条件を変える

String#to_i(base = 10) -> Integer (19.0)

文字列を 10 進数表現された整数であると解釈して、整数に変換します。

文字列を 10 進数表現された整数であると解釈して、整数に変換します。

//emlist[例][ruby]{
p " 10".to_i # => 10
p "+10".to_i # => 10
p "-10".to_i # => -10

p "010".to_i # => 10
p "-010".to_i # => -10
//}

整数とみなせない文字があればそこまでを変換対象とします。
変換対象が空文字列であれば 0 を返します。

//emlist[例][ruby]{
p "0x11".to_i # => 0
p "".to_i # =>...

Time#to_i -> Integer (19.0)

起算時からの経過秒数を整数で返します。

起算時からの経過秒数を整数で返します。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p t # => 2000-01-02 03:04:05 +0900
p "%10.6f" % t.to_f # => "946749845.000006"
p t.to_i # => 946749845
p t.tv_sec # => 946749845
//}

Time#tv_sec -> Integer (19.0)

起算時からの経過秒数を整数で返します。

起算時からの経過秒数を整数で返します。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p t # => 2000-01-02 03:04:05 +0900
p "%10.6f" % t.to_f # => "946749845.000006"
p t.to_i # => 946749845
p t.tv_sec # => 946749845
//}

Time#tv_usec -> Integer (19.0)

時刻のマイクロ秒の部分を整数で返します。

時刻のマイクロ秒の部分を整数で返します。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p "%10.6f" % t.to_f #=> "946749845.000006"
p t.usec #=> 6
//}

Time#usec -> Integer (19.0)

時刻のマイクロ秒の部分を整数で返します。

時刻のマイクロ秒の部分を整数で返します。

//emlist[][ruby]{
t = Time.local(2000,1,2,3,4,5,6)
p "%10.6f" % t.to_f #=> "946749845.000006"
p t.usec #=> 6
//}

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bigdecimal (19.0)

bigdecimal は浮動小数点数演算ライブラリです。 任意の精度で 10 進表現された浮動小数点数を扱えます。

bigdecimal は浮動小数点数演算ライブラリです。
任意の精度で 10 進表現された浮動小数点数を扱えます。

//emlist[][ruby]{
require 'bigdecimal'
a = BigDecimal("0.123456789123456789")
b = BigDecimal("123456.78912345678", 40)
print a + b # => 0.123456912580245903456789e6
//}

一般的な 10 進数の計算でも有用です。2 進数の浮動小数点演算には微小な誤
差があるのに対し、BigDecimal では正確な値を得る事がで...